フラゾリドン
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IUPAC命名法による物質名 | |
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データベースID | |
CAS番号 | 67-45-8 |
ATCコード | G01AX06 (WHO) |
PubChem | CID: 5323714 |
DrugBank | DB00614 |
KEGG | C07999 |
化学的データ | |
化学式 | C8H7N3O5 |
分子量 | 225.158 g/mol |
フラゾリドン(英: furazolidone)とは抗菌薬の一つ。Roberts LaboratoriesよりFuroxone 、グラクソ・スミスクラインよりDependal-Mの商品名で市販されている。
利用
[編集]フラゾリドンは細菌や原虫感染による下痢や腸炎の治療に使用される。
原虫
[編集]ジアルジア症(ランブル鞭毛虫を原因とする)にも使用されるが、第一選択薬ではない。[2]。
細菌
[編集]獣医薬としては、フラゾリドンはサケ科魚類のMyxobolus cerebralisによる感染症に対して効果がある。
ヘリコバクター・ピロリによる感染症の治療での使用が提案されている[3]。
作用機序
[編集]フラゾリドンの作用はDNAの架橋形成によるものであると考えられている[4]。
規制
[編集]フラゾリドンはアメリカ合衆国では現在使用されていない。
出典
[編集]- ^ Meng J, Mangat SS, Grudzinski IP, Law FC (1998). “Evidence of 14C-furazolidone metabolite binding to the hepatic DNA of trout”. Drug Metabol Drug Interact 14 (4): 209–19. PMID 10694929.
- ^ Petri WA (February 2005). “Treatment of Giardiasis”. Curr Treat Options Gastroenterol 8 (1): 13–17. PMID 15625030 .
- ^ Machado RS, Silva MR, Viriato A (2008). “Furazolidone, tetracycline and omeprazole: a low-cost alternative for Helicobacter pylori eradication in children”. Jornal de pediatria 84 (2): 160–5. doi:10.2223/JPED.1772. PMID 18372934 .
- ^ “DrugBank: Showing Furazolidone (DB00614)”. 2008年12月19日閲覧。