フランク・シュウィンデル
ロングアイランド・ダックス | |
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オリックス時代 (2023年4月19日 京セラドーム大阪) | |
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | ニュージャージー州エセックス郡リビングストン |
生年月日 | 1992年6月29日(32歳) |
身長 体重 |
6' 1" =約185.4 cm 220 lb =約99.8 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 一塁手 |
プロ入り | 2013年 MLBドラフト18巡目(全体534位) |
初出場 |
MLB / 2019年3月28日 NPB / 2023年4月19日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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フランク・ジョセフ・シュウィンデル(Frank Joseph Schwindel、1992年6月29日 - )は、アメリカ合衆国ニュージャージー州エセックス郡リビングストン出身のプロ野球選手(内野手)。右投右打。アトランティックリーグのロングアイランド・ダックス所属。
経歴
[編集]プロ入りとロイヤルズ時代
[編集]2013年のMLBドラフト18巡目(全体534位)でカンザスシティ・ロイヤルズから指名されプロ入り[1]。2018年まで傘下のマイナーチームでプレーした。
2019年3月28日のシカゴ・ホワイトソックス戦でメジャーデビューを果たした。5月14日にDFAとなり、18日に自由契約となった[2]。
タイガース傘下時代
[編集]2019年5月28日にデトロイト・タイガースとマイナー契約を結んだ[3]。移籍後は傘下のAAA級トレド・マッドヘンズなどでプレーした。オフの11月7日にマイナー契約で再契約した。
2020年は新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグの試合が開催されず、公式戦への出場はなかった。オフの11月2日にFAとなった。
アスレチックス時代
[編集]2020年11月18日にオークランド・アスレチックスとマイナー契約を結んだ[4]。
2021年6月29日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし、翌日のテキサス・レンジャーズ戦でコルビー・アラードからメジャー初本塁打を記録した[5]。7月16日にDFAとなった[6]。
カブス時代
[編集]2021年7月18日にウェイバー公示を経てシカゴ・カブスへ移籍した[7]。9月2日に8月のルーキー・オブ・ザ・マンスを受賞した[8]。このシーズンは2チームで通算64試合に出場し、打率.326、14本塁打、43打点、OPS.962を記録し、ルーキー・オブ・ザ・マンスを2度受賞した。
2022年は腰の負傷などで打撃不振に陥り、8月9日にマイナーオプションにより傘下AAA級アイオワ・カブスに降格し[9]、9月17日にDFAとなった[10]。このシーズンは出場75試合で打率.229、8本塁打、36打点、OPS.635という成績であった[11]。
オリックス時代
[編集]2023年1月24日、オリックス・バファローズへの入団が発表された[12][13]。背番号は23[12]。4番候補として期待されていたが、20試合の出場で打率は2割を下回り、本塁打は1本だけで、5月19日に出場選手登録を抹消された。その後、再度一軍に昇格することなく、腰の検査のセカンドオピニオンのため、7月24日に一時帰国した[14][15]。最終的に出塁率が打率を下回ることとなった。12月1日の保留者名簿公示から外れ、自由契約となった[16]。
オリックス退団後
[編集]2024年4月12日、独立リーグ・アトランティックリーグに所属するロングアイランド・ダックスへの入団が発表された[17]。
選手としての特徴・人物
[編集]速球と高めのコースへの対応に優れる長距離打者[18][19]。
愛称は「フランキー」[20]、「フランク・ザ・タンク」[21]。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2019 | KC | 6 | 15 | 15 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | .067 | .067 | .067 | .133 |
2021 | OAK | 8 | 20 | 20 | 2 | 3 | 1 | 0 | 1 | 7 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | .150 | .150 | .350 | .500 |
CHC | 56 | 239 | 222 | 42 | 76 | 19 | 1 | 13 | 136 | 40 | 2 | 1 | 0 | 0 | 16 | 2 | 1 | 36 | 4 | .342 | .389 | .613 | 1.002 | |
'21計 | 64 | 259 | 242 | 44 | 79 | 20 | 1 | 14 | 143 | 43 | 2 | 1 | 0 | 0 | 16 | 2 | 1 | 41 | 4 | .326 | .371 | .591 | .962 | |
2022 | 75 | 292 | 271 | 23 | 62 | 11 | 0 | 8 | 97 | 36 | 0 | 0 | 0 | 2 | 19 | 1 | 0 | 58 | 12 | .229 | .277 | .358 | .635 | |
2023 | オリックス | 20 | 70 | 69 | 4 | 13 | 3 | 0 | 1 | 19 | 11 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 17 | 2 | .188 | .186 | .275 | .461 |
MLB:3年 | 145 | 566 | 528 | 67 | 142 | 31 | 1 | 22 | 241 | 79 | 2 | 1 | 0 | 2 | 35 | 3 | 1 | 101 | 16 | .269 | .314 | .456 | .771 | |
NPB:1年 | 20 | 70 | 69 | 4 | 13 | 3 | 0 | 1 | 19 | 11 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 17 | 2 | .188 | .186 | .275 | .461 |
- 2023年度シーズン終了時
年度別守備成績
[編集]年 度 |
球 団 |
一塁(1B) | |||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2019 | KC | 5 | 30 | 0 | 1 | 2 | .968 |
2021 | OAK | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1.000 |
CHC | 51 | 412 | 22 | 1 | 50 | .998 | |
'21計 | 52 | 413 | 22 | 1 | 51 | .998 | |
2022 | 48 | 353 | 13 | 0 | 39 | 1.000 | |
MLB | 105 | 796 | 35 | 2 | 92 | .998 |
- 2023年度シーズン終了時
表彰
[編集]- ルーキー・オブ・ザ・マンス:2回(2021年8月、2021年9月)
記録
[編集]NPB
[編集]- 初記録
- 初出場・初先発出場:2023年4月19日、対東北楽天ゴールデンイーグルス4回戦(京セラドーム大阪)、5番・指名打者で先発出場[22]
- 初打席:同上、2回裏に早川隆久から二ゴロ[22]
- 初安打:同上、4回裏に早川隆久から左前安打[22]
- 初打点:同上、8回裏に西口直人から中前適時打[23]
- 初本塁打:2023年5月7日、対埼玉西武ライオンズ9回戦(京セラドーム大阪)、2回裏に與座海人から左越2ラン[24]
背番号
[編集]- 25(2019年)
- 45(2021年 - 同年途中)
- 78(2021年途中 - 同年途中)
- 18(2021年途中 - 2022年)
- 23(2023年)
脚注
[編集]- ^ Dodd, Rustin. “Frank the Tank: Meet Frank Schwindel, the cult hero of Royals spring training”. The Athletic. 2021年8月11日閲覧。
- ^ “Royals' Frank Schwindel: DFA'd by Kansas City” (英語). CBSSports.com. 2021年8月11日閲覧。
- ^ “Tigers Sign Frank Schwindel To Minor League Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年8月11日閲覧。
- ^ “A's Add Three To 40-Man Roster, Announce Several Minor League Signings” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年8月11日閲覧。
- ^ “Schwindel's first HR, Bassitt derail Rangers” (英語). MLB.com. 2021年8月11日閲覧。
- ^ Kawahara, Matt (2021年7月16日). “A's reinstate Mitch Moreland from IL, designate Frank Schwindel for assignment” (英語). San Francisco Chronicle. 2021年8月11日閲覧。
- ^ “Cubs Claim Frank Schwindel Off Waivers From Athletics” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年8月11日閲覧。
- ^ Andrew Simon (September 2, 2021). “Dalbec, Schwindel top rookies for August” (英語). MLB.com. September 3, 2021閲覧。
- ^ “Cubs option Frank Schwindel to Triple-A” (英語). NBCsports.com (2022年8月9日). 2022年12月12日閲覧。
- ^ “Cubs DFA Frank Schwindel, Sean Newcomb on day that sums up 2022 season” (英語). NBCsports.com (2022年9月17日). 2022年12月12日閲覧。
- ^ “オリックスが右の強打者シュウィンデル獲得へ メジャー通算22発&OPS.770”. BASEBALL KING. (2022年12月11日) 2022年12月12日閲覧。
- ^ a b “オリックスが新外国人・コットンとシュウィンデルの獲得を発表”. サンケイスポーツ. (2023年1月24日) 2023年1月24日閲覧。
- ^ “新外国人選手獲得のお知らせ”. オリックス・バファローズ. 2023年4月10日閲覧。
- ^ 「【オリックス】フランク・シュウィンデルが一時帰国 4番候補が腰の検査」『スポーツ報知』2023年7月25日。2024年2月19日閲覧。
- ^ 「オリックス・シュウィンデルが一時帰国 腰の検査のセカンドオピニオンのため」『Sponichi Annex』2023年7月25日。2024年2月19日閲覧。
- ^ 「育成入団も1年で戦力外…“魔球使い”は自由契約 大物は早々に帰国、オリの補強診断」『Full-Count』2023年12月5日。2024年2月19日閲覧。
- ^ “カブスの4番→オリックスで打率.186 7月に帰国のまま…大物助っ人の“悪夢の2年間””. Full-Count (2024年4月15日). 2024年4月16日閲覧。
- ^ “日本の速球球速帯に強いハイボールヒッターのシュウィンデル”. p.nikkansports.com. 2023年5月5日閲覧。
- ^ “【オリックス】昨季メジャー64試合14発・シュウィンデルの獲得目指す 打率も3割超えの巧打”. nikkansports.com. 2023年5月5日閲覧。
- ^ “オリックス新外国人シュウィンデル「これ以上ない一日」 デビュー戦で昇格即初安打!猛打賞!V撃”. デイリースポーツ online. 2023年5月5日閲覧。
- ^ “オリックス Bsオリっこデーで球団名はカタカナ 選手名もニックネームで先発・山下は「ペーター」に”. デイリースポーツ online. 2023年5月5日閲覧。
- ^ a b c “オリ・新外国人シュウィンデル来日初安打 昇格即「5番・DH」スタメンに応えた”. スポーツニッポン. (2023年4月19日) 2023年4月19日閲覧。
- ^ “オリの新外国人シュウィンデル、猛打賞V撃のド派手デビュー!!田嶋は楽天戦9連勝”. スポニチ Sponichi Annex. 2023年4月19日閲覧。
- ^ “オリックス・シュウィンデルが来日初本塁打!「いい感触だったよ」”. スポニチ Sponichi Annex (2023年5月7日). 2023年5月7日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Frank Schwindel stats MiLB.com
- 個人年度別成績 F.シュウィンデル - NPB.jp 日本野球機構