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フランション・クルーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フランション・クルーズ
基本情報
本名 フランション・クルーズ=デザーン
Franchón Crews-Dezurn
階級 スーパーミドル級
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
誕生日 (1987-06-13) 1987年6月13日(37歳)
出身地 バージニア州バージニアビーチ
プロボクシング戦績
総試合数 12
勝ち 9
KO勝ち 2
敗け 2
無効試合 1
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フランション・クルーズ=デザーン(Franchón Crews-Dezurn、1987年6月13日 - )は、アメリカ合衆国女子プロボクサーバージニア州バージニアビーチ出身。現WBAスーパーミドル級暫定王者。現WBC女子世界スーパーミドル級王者。元WBAWBCIBFWBO女子世界スーパーミドル級統一王者。

来歴

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アマチュア時代には2011年にパンアメリカン大会にアメリカ代表として出場し、2012年世界選手権のライトヘビー級で銀メダルを獲得した[1]

プロボクシング

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2016年11月19日、オリンピック2大会金メダリストのクラレッサ・シールズ相手にプロデビューも0-3判定で敗れる[2]

2017年3月25日、Latasha Burtonを1回TKOで降しプロ初勝利。

2018年9月13日、ラスベガスハードロック・ホテル&カジノにてマリセラ・コルネホとのWBC女子世界スーパーミドル級王座決定戦に臨み、2-0判定で勝利しプロ初タイトル獲得[3]

2019年6月、ゴールデンボーイ・プロモーションズと契約[2]

2019年9月14日、WBC初防衛戦とWBO女子世界スーパーミドル級王座決定戦を兼ねてマリセラ・コルネホと再戦、3-0判定で返り討ちにして2団体王座統一達成[4]

2020年1月11日、アレハンドラ・ヒメネスを迎え、WBC・WBO王座の防衛戦を行うが、1-2判定で敗戦とされた。しかし、ヒメネスが薬物検査で禁止薬物スタノゾロールの陽性反応が検出されたため[5]、2月10日に当該試合は無効試合に裁定が変わると発表された。3月にはWBOが、6月にはWBCもヒメネスからそれぞれ王座を剥奪し、クルーズに差し戻した[6]

4団体王座統一

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2022年4月30日、WBA・IBF王者エリン・セダルースとの4団体王座統一戦を行い、3-0判定で勝利し4団体統一に成功。

4団体王座陥落

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2023年7月1日、イギリスのマンチェスター・アリーナにてサバンナ・マーシャルを迎え4団体統一王座防衛戦を行うが、0-2判定で敗れ王座陥落[7]

WBC・WBA王座返り咲き

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2023年12月15日、フロリダ州オーランドのカリビ・ロイヤル・オーランドにてジェイク・ポール対アンドレ・オーガスト戦の前座でWBC王者マーシャルの休養王座認定に伴いWBC世界女子スーパーミドル級1位のシャダシア・グリーンとWBC同級王座決定戦及びWBA同級暫定王座決定戦を行い、10回3-0(98-92、97-93×2)の判定勝ちを収めWBC王座と暫定ながらWBA王座の返り咲きに成功した。

戦績

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  • プロボクシング:12戦 9勝 (2KO) 2敗 1無効試合
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2016年11月19日 4R 判定0-3 クラレッサ・シールズ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 プロデビュー戦
2 2017年3月25日 1R 0:29 TKO ラターシャ・バートン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
3 2017年8月12日 4R 判定3-0 シドニー・ルブラン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
4 2018年1月12日 6R 判定3-0 ティファニー・ウッダード アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
5 2018年9月13日 10R 判定2-0 マリセラ・コルネホ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 WBC女子世界スーパーミドル級王座決定戦
6 2019年6月20日 5R 1:40 TKO ケイラ・ウィリアムス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
7 2019年9月14日 10R 判定3-0 マリセラ・コルネホ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 WBO女子世界スーパーミドル級王座決定戦
WBC防衛1
8 2020年1月11日 10R NC アレハンドラ・ヒメネス メキシコの旗 メキシコ
9 2021年1月2日 8R 判定3-0 アシュリー・カリー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
10 2022年4月30日 10R 判定3-0 エリン・セダルース  スウェーデン WBA・WBC・IBF・WBO女子世界スーパーミドル級王座統一戦
WBC防衛2・WBO防衛1
WBA・IBF獲得
11 2023年7月1日 10R 判定0-2 サバンナ・マーシャル イギリスの旗 イギリス WBA・WBC・IBF・WBO陥落
12 2023年12月15日 10R 判定3-0 シャダシア・グリーン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 WBA暫定・WBC女子世界スーパーミドル級王座決定戦
テンプレート

獲得タイトル

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  • WBC女子世界スーパーミドル級王座(1期目: 防衛2、2期目: 防衛0)
  • WBO女子世界スーパーミドル級王座(防衛1)
  • WBA女子世界スーパーミドル級王座(防衛0)
  • IBF女子世界スーパーミドル級王座(防衛0)
  • WBA女子世界スーパーミドル級暫定王座(防衛0)

脚注

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  1. ^ Women's Light Heavy 81kg” (PDF). AIBA. 5 October 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。14 May 2012閲覧。
  2. ^ a b Franchon Crews-Dezurn Inks Promotional With Golden Boy” (英語). boxingscene.com (11 June 2019). 11 October 2019閲覧。
  3. ^ Divas Make Weight for their WBC Championship Bout on ESPN 2 Thursday Evening: Maricela Cornejo vs. Franchon Crews-Dezurn” (英語). womenofboxing.com (12 September 2018). 11 October 2019閲覧。
  4. ^ Franchon Crews Dezurn Defeats Maricela Cornejo In Rematch” (英語). roundbyroundboxing.com (15 September 2019). 11 October 2019閲覧。
  5. ^ Keyshawn Davis Issued 90-Day Suspension, Oct. 14 Fight Versus Albright Changed To No-Contest”. Boxing Scene.com (2023年10月27日). 2023年12月22日閲覧。
  6. ^ Crews-Dezurn Reinstated as WBC Champion, Jimenez Suspended” (英語). 2021年9月24日閲覧。
  7. ^ “マーシャルが女子S・ミドル級4団体王座奪取 試合前国歌を独唱したディザーン陥落”. BOXING NEWS(ボクシング・ニュース). (2023年7月2日). https://boxingnews.jp/news/100505/ 

関連項目

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外部リンク

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空位
前タイトル保持者
クラレッサ・シールズ
第5代WBC女子世界スーパーミドル級王者

2018年9月13日 - 2023年7月1日

次王者
サバンナ・マーシャル
空位
前タイトル保持者
フェムケ・ハーマンズ
第3代WBO女子世界スーパーミドル級王者

2019年9月14日 - 2023年7月1日

次王者
サバンナ・マーシャル
前王者
エリン・セダルース
WBA女子世界スーパーミドル級王者

2022年4月30日 - 2023年7月1日

次王者
サバンナ・マーシャル
前王者
エリン・セダルース
IBF女子世界スーパーミドル級王者

2022年4月30日 - 2023年7月1日

次王者
サバンナ・マーシャル
空位
前タイトル保持者
サバンナ・マーシャル
第7代WBC女子世界スーパーミドル級王者

2023年12月15日 - 現在

次王者
N/A
暫定王座決定戦 対戦者
シャダシア・グリーン
WBA女子世界スーパーミドル級暫定王者
2023年12月15日 - 現在
次暫定王者
N/A