フレッド・カップス
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フレッド・カップス(Fred Kaps、1926年6月8日 - 1980年7月22日)は、オランダ生まれの奇術師。「最高の奇術師」と呼ぶ者もいる。
至近距離で演じるクロースアップ・マジックから、サロンマジック、さらにはステージマジックでも活躍、特にスライハンドマジックを得意としていた[1]。FISMという、マジック界最大級のコンテストで1950年から1961年まで3大会連続でグランプリを受賞している[2]。
カップスの演じる奇術は、全て無駄な部分が取り去られている。そして、奇術師本人も現象に驚くというスタイルは、観客に好印象を与えていた。方法論については「古典を磨く」という印象が強い。その他にも、「効果が最も大切で、手段はその次」などの名言を残した。
技術的な素晴らしさ以上に、立ち居振る舞いといった人間性が評価されており、20世紀を代表する奇術師のひとりである。
脚注
[編集]- ^ カズ・カタヤマ『図解 マジックパフォーマンス入門』株式会社東京堂出版、2006年、142ページ、ISBN 4-490-20588-0
- ^ 『世界のマジシャン・フーズフー』116頁。
- ^ 『世界のマジシャン・フーズフー』117頁。
参考文献
[編集]- 松田道弘 『世界のマジシャン・フーズフー』 東京堂出版、1995年、116-118頁。ISBN 978-4490104080。