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ブフォテニン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブフォテニン
ブフォテニンの構造式
一般情報
IUPAC名 3-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-1H-インドール-5-オール
別名 3-(2-ジメチルアミノエチル)-5-インドールオール
5-ヒドロキシ-N,N-ジメチルトリプトアミン
N,N-ジメチルセロトニン
3-(b-ジメチルアミノエチル)-5-ヒドロキシインドール
mappine
分子式 C12H16N2O
分子量 204.27
形状 固体
CAS登録番号 [487-93-4]
性質
水への溶解度 ほぼ不溶
エタノールへの溶解度 任意に混和
融点 146 - 147 °C
沸点 320 °C

ブフォテニン (bufotenine) は、ヒキガエル科の毒液などに含まれるアルカロイドの一種である。常温では固体であるが、エタノールや酸、アルカリに可溶。

IUPAC命名法では 3-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-1H-インドール-5-オール と表される。名称はガマ毒(ヒキガエル属 (Bufo))に含まれることから。

なお、バナナの皮にブフォテニンが含まれるというのは都市伝説である。詳しくはバナナの項を参照のこと。

毒性

[編集]

幻覚をひきおこす。ガマ毒の成分であり、南米で用いられていた幻覚剤コオバ (cohoba) の主成分でもある。