ブライアン・ジョーンズ (ゴルファー)

ブライアン・ジョーンズ（Brian Jones, 1951年 9月12日 - ）は、オーストラリア・シドニー出身のプロゴルファー。

来歴・人物

豪州の先輩グラハム・マーシュが日本ツアーを戦うようになった1970年代中期、マーシュに遅れること4年ほどでジョーンズも来日したが、当初は出場できる試合も少なく、日豪かけ持ちの苦しい時代が長かった^[1]。

幸子夫人の内助によってゴルフを続けたが^[1]、1977年のKBCオーガスタで最終日に大ギャラリーの見守る中で鈴木規夫・矢部昭とデッドヒートを繰り広げ、3年連続プレーオフの17番で競り勝って国内初勝利^[2]を挙げる。

初優勝してから生活も安定し、1985年からは6シーズン連続して毎年1勝以上をあげ、ランキングもトップ10に定着し、豪州のプロではなく、日本のツアープロの一人となった^[1]。

1985年にはマンデートーナメントから出場した三菱ギャランで湯原信光をプレーオフの末に下し^[3]、1979年のフジサンケイクラシック・佐藤正一、日本国土計画サマーズ・三上法夫に次いで3例目の本戦優勝^[4] ^[5] ^[6] ^[7] ^[8]を挙げた。同年のアコムダブルスでは同じ豪州のマイク・ファーガソンとペアを組み、3日目を65で回り、通算22アンダー194で重信秀人&藤池昇ペアら4組に4打差付けて首位を守った^[9]。2日目から首位を続け、最終日には17番終了時点で日本の前田新作&吉川一雄ペア、鈴木弘一&大町昭義ペア、飯合肇&東聡ペア、小林恵一&松本紀彦ペアに追いつかれたが、ファーガソンが最終ホールで5mの難しいバーディパットを沈め、4チームを振り切って優勝^[10] ^[11]。同じペアで出場した1986年のアコムダブルスでは東&飯合ペアの2位タイ^[12]に入った。

1987年の三菱ギャランでは最終日の15番で鈴木弘一を逆転して通算5アンダーで2年ぶり2度目の優勝を果たし^[13]、1988年の同大会では尾崎直道と通算17アンダーで並び、プレーオフの1ホール目でバーディを奪って逆転で2連覇に成功^[14]。

1988年の東海クラシックでは4人の並走でスタートした最終日に8バーディ・1ボギー65のベストスコアをマークし、家族の前で優勝^[15]。

1989年のラークカップではしぶとく食い下がる須藤聡明^[16]を抑えて優勝。

グリーンを外してもアプローチの巧さでパーをセーブし、ロングショットはさほど距離は出せないものの実にいいコントロールで、30歳も半ばを過ぎると、プレーぶりにも安定度と粘りが見られるようになる^[1]。