ブラックソーン
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ブラックソーン ( Blackthorn Cocktail ) は、アイリッシュ・ウイスキーまたはスロー・ジンをベースとしたカクテル。
アイリッシュ・ウイスキーをベースにしたものをアイリッシュ・ブラックソーン、スロー・ジンをベースにしたものをイングリッシュ・ブラックソーンと区別して呼ぶこともある[1]。
由来
[編集]ブラックソーンはスローベリー(スピノサスモモ)の英名。
日本バーテンダー協会編によるカクテルブック、『サヴォイ・カクテル・ブック』などでは、アイリッシュ・ブラックソーンを主とし、イングリッシュ・ブラックソーンをバリエーションとしている[2][3][4]。
日本バーテンダー協会編のカクテルブックでは、「古代のアイルランド人はブラックソーンの若木で作った棍棒を武器として用いており、それに因んだカクテル名」と解説している[2]。
また、スロー・ジンは、通常のジンで用いられるジュニパーベリーの代わりにスローベリーを用いたものである。
標準的なレシピ
[編集]- アイリッシュ・ブラックソーン[5]
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- アイリッシュ・ウイスキー - 1/2
- ドライ・ベルモット - 1/2
- アブサン(またはパスティス) - 2ダッシュ
- アンゴスチュラ・ビターズ - 2ダッシュ
- イングリッシュ・ブラックソーン[4][6]
-
- スロー・ジン - 2/3
- スイート・ベルモット - 1/3
- オレンジ・ビターズ - 2ダッシュ
作り方
[編集]アイリッシュ・ブラックソーン、イングリッシュ・ブラックソーンのどちらもステアで作られる[5][6]。
2014年出版の『サヴォイ・カクテル・ブック』では、「BLACKTHORN COCKTAIL」としてアイリッシュ・ブラックソーンが掲載されており、アブサン、アンゴスチュラ・ビターズはそれぞれ3ダッシュ、シェイクで作るレシピとなっている[3]。イングリッシュ・ブラックソーンは「BLACKTHORN COCKTAIL(No.2)」として掲載されており、オレンジ・ビターズが1ダッシュになっているがステアで作るのは同じ[4]。
出典
[編集]- ^ 『世界一のカクテル』主婦の友社、2010年、45頁。ISBN 9784072743935。
- ^ a b 日本バーテンダー協会『ザ・カクテルブック : カラー版NBAオフィシャル・カクテルブック』(初)柴田書店、1991年、[要ページ番号]頁。ISBN 4-388-05666-9。
- ^ a b サヴォイ・ホテル (2014). “BLACKTHORN COCKTAIL”. The Savoy Cocktail Book. Hachette UK. p. 30. ISBN 9781472114259
- ^ a b c サヴォイ・ホテル (2014). “BLACKTHORN COCKTAIL(No.2)”. The Savoy Cocktail Book. Hachette UK. p. 282. ISBN 9781472114259
- ^ a b Ned Halley (2005). The Wordsworth Dictionary of Drink: An A-Z of Alcoholic Beverages. Wordsworth Editions. p. 79. ISBN 9781840223026
- ^ a b “Cocktails. Blackthorn Cocktail.”. The Cocktail Book - A Sideboard Manual for Gentlemen. Read Books Ltd. (2016). ISBN 9781473351332