コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ブラックソーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ブラックソーン ( Blackthorn Cocktail ) は、アイリッシュ・ウイスキーまたはスロー・ジンをベースとしたカクテル

アイリッシュ・ウイスキーをベースにしたものをアイリッシュ・ブラックソーン、スロー・ジンをベースにしたものをイングリッシュ・ブラックソーンと区別して呼ぶこともある[1]

由来

[編集]

ブラックソーンはスローベリー(スピノサスモモ)の英名。

日本バーテンダー協会編によるカクテルブック、『サヴォイ・カクテル・ブック』などでは、アイリッシュ・ブラックソーンを主とし、イングリッシュ・ブラックソーンをバリエーションとしている[2][3][4]

日本バーテンダー協会編のカクテルブックでは、「古代のアイルランド人はブラックソーンの若木で作った棍棒を武器として用いており、それに因んだカクテル名」と解説している[2]

また、スロー・ジンは、通常のジンで用いられるジュニパーベリーの代わりにスローベリーを用いたものである。

標準的なレシピ

[編集]
アイリッシュ・ブラックソーン[5]
イングリッシュ・ブラックソーン[4][6]

作り方

[編集]

アイリッシュ・ブラックソーン、イングリッシュ・ブラックソーンのどちらもステアで作られる[5][6]

  1. 材料と氷をミキシンググラスに入れ、ステアする。
  2. ストレーナーを使いながらカクテルグラスに注ぐ。

2014年出版の『サヴォイ・カクテル・ブック』では、「BLACKTHORN COCKTAIL」としてアイリッシュ・ブラックソーンが掲載されており、アブサン、アンゴスチュラ・ビターズはそれぞれ3ダッシュ、シェイクで作るレシピとなっている[3]。イングリッシュ・ブラックソーンは「BLACKTHORN COCKTAIL(No.2)」として掲載されており、オレンジ・ビターズが1ダッシュになっているがステアで作るのは同じ[4]

出典

[編集]
  1. ^ 『世界一のカクテル』主婦の友社、2010年、45頁。ISBN 9784072743935 
  2. ^ a b 日本バーテンダー協会『ザ・カクテルブック : カラー版NBAオフィシャル・カクテルブック』(初)柴田書店、1991年、[要ページ番号]頁。ISBN 4-388-05666-9 
  3. ^ a b サヴォイ・ホテル (2014). “BLACKTHORN COCKTAIL”. The Savoy Cocktail Book. Hachette UK. p. 30. ISBN 9781472114259 
  4. ^ a b c サヴォイ・ホテル (2014). “BLACKTHORN COCKTAIL(No.2)”. The Savoy Cocktail Book. Hachette UK. p. 282. ISBN 9781472114259 
  5. ^ a b Ned Halley (2005). The Wordsworth Dictionary of Drink: An A-Z of Alcoholic Beverages. Wordsworth Editions. p. 79. ISBN 9781840223026 
  6. ^ a b “Cocktails. Blackthorn Cocktail.”. The Cocktail Book - A Sideboard Manual for Gentlemen. Read Books Ltd. (2016). ISBN 9781473351332