ブラック・クリスマス
ブラック・クリスマス | |
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Black Christmas | |
監督 | ソフィア・タカール |
脚本 |
ソフィア・タカール エイプリル・ウルフ |
原作 | ボブ・クラーク『暗闇にベルが鳴る』 |
製作 |
ジェイソン・ブラム ベン・コスグローヴ アダム・ヘンドリックス |
製作総指揮 |
ザック・ロック グレッグ・ギルレス ジャネット・ヴォルトゥルノ=ブリル クーパー・サミュエルソン |
出演者 |
イモージェン・プーツ アレイド・シャノン リリー・ドナヒュー ブリタニー・オグレイディ |
音楽 |
ウィル・ブレア ブルック・ブレア |
撮影 | マーク・シュワルツバード |
編集 | ジェフ・ベタンコート |
製作会社 |
ブラムハウス・プロダクションズ Divide/Conquer |
配給 | ユニバーサル・ピクチャーズ |
公開 | 2019年12月13日 |
上映時間 | 92分[1] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $5,000,000[2] |
興行収入 | $18,528,789[3] |
『ブラック・クリスマス』(Black Christmas)は、2019年のアメリカ合衆国のホラー映画。監督はソフィア・タカール、主演はイモージェン・プーツが務めた。1974年に公開されたカナダ映画『暗闇にベルが鳴る』のリメイク作品である。
日本国内では劇場公開されずビデオスルーとなり、2020年10月9日にBD/DVDが発売された[4]。
ストーリー
[編集]ホーソーン大学の学生たちはクリスマス休暇を満喫していた。そんな折、どこからともなく黒い覆面を被った人物が現れ、学生たちを次々と殺し始めた。女子学生会MKEに所属するライリー、クリス、マーティ、ジェシーの4人は恐怖に怯えながらも、殺人鬼と闘う覚悟を決めるのだった。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹き替え声優。
- イモージェン・プーツ - ライリー・ストーン(永宝千晶)
- アレイズ・シャノン - クリス(田村睦心)
- リリー・ドナヒュー - マーティ(ブリドカットセーラ恵美)
- ブリタニー・オグレイディ - ジェシー・ブラッドフォード(ファイルーズあい)
- ケイレブ・エバハート - ランドン(高橋英則)
- ケイリー・エルウィス - ゲルソン教授(田原アルノ)
- マデリーン・アダムス - ヘレナ(島田愛野)
- ベン・ブラック - フィル・マッキラニー
- サイモン・ミード - ネイト(小林親弘)
- ナタリー・モリス - フラン
- ゾーイ・ロビンス - オーナ
- ライアン・マッキンタイア - ブライアン・ハントリー
- マーク・ニールソン - ギル
- ルーシー・カリー - リンゼイ
- ジョニー・マクブライド - 覆面男
製作
[編集]2019年6月13日、ブラムハウス・プロダクションズが映画『暗闇にベルが鳴る』のリメイク企画を指導させており、ソフィア・タカールが監督に起用されたとの報道があった[5][6]。同日、イモージェン・プーツの起用も発表された[7]。20日、ケイリー・エルウィスの出演が決まったと報じられた[8]。12月13日、バック・ロット・ミュージックが本作のサウンドトラックを発売した[9]。
本作の主要撮影は2019年6月23日にニュージーランドで始まり[10][11]、同年7月31日に終了した[12][13]。なお、ホーソーン大学として使われたのはオタゴ大学のキャンパスである[14]。
マーケティング・興行収入
[編集]2019年9月5日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[15]。
本作は『ジュマンジ/ネクスト・レベル』及び『リチャード・ジュエル』と同じ週に封切られ、公開初週末に1050万ドル前後を稼ぎ出すと予想されていたが[16]、実際の数字はそれを大幅に下回るものとなった。2019年12月13日、本作は全米2625館で公開され、公開初週末に424万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場5位となった[17]。
評価
[編集]本作に対する批評家の評価は平凡なものに留まっている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには104件のレビューがあり、批評家支持率は38%、平均点は10点満点で4.37点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「2006年のリメイク作品よりは良い出来だが、原作ほどの鮮烈さはない。『ブラック・クリスマス』はフェミニスト的かつタイムリーなテーマを取り上げているのは良いが、既視感を覚える表現ばかりな上に、どうにも安っぽい。」となっている[18]。また、Metacriticには25件のレビューがあり、加重平均値は49/100となっている[19]。なお、本作のCinemaScoreはD+となっている[20]。
出典
[編集]- ^ “ブラック・クリスマス”. 映画.com. 2020年7月20日閲覧。
- ^ “Box Office: How Will 'Cats' And 'Black Christmas' Fare Against 'Star Wars' And 'Jumanji'?”. Forbes (2019年11月27日). 2019年12月13日閲覧。
- ^ “Black Christmas (2019)”. The Numbers. 2020年2月19日閲覧。
- ^ “ブラック・クリスマス ブルーレイ+DVD”. NBCユニバーサル・エンターテインメント・ジャパン. 2020年7月20日閲覧。
- ^ “Blumhouse Announces Black Christmas Remake, Sets 2019 Release Date”. Screen Rant (2019年6月13日). 2019年12月13日閲覧。
- ^ “Blumhouse announces Black Christmas remake directed by Sophia Takal”. A.V. Club (2019年6月13日). 2019年12月13日閲覧。
- ^ “Imogen Poots to Star in ‘Black Christmas’ Remake for Blumhouse, Universal”. The Wrap (2019年6月13日). 2019年12月13日閲覧。
- ^ “Blumhouse 'Black Christmas' Remake Cast Adds Cary Elwes”. /Film (2019年6月20日). 2019年12月13日閲覧。
- ^ “‘Black Christmas’ Soundtrack Details”. Film Music Reporter (2019年12月6日). 2019年12月13日閲覧。
- ^ “Day 1!”. Instagram (2019年6月23日). 2019年12月13日閲覧。
- ^ “Behind the Scenes Images from Blumhouse’s Remake Bring ‘Black Christmas’ in July”. Bloody Disgusting (2019年7月18日). 2019年12月13日閲覧。
- ^ “Day 27 - LAST DAY!”. Instagram (2019年7月31日). 2019年12月13日閲覧。
- ^ “'Black Christmas' filming wraps up”. Otago Daily Times (2019年8月3日). 2019年12月13日閲覧。
- ^ “Dunedin to feature in horror film”. Otago Daily Times (2019年6月19日). 2019年12月13日閲覧。
- ^ “Black Christmas - Official Trailer”. YouTube (2019年9月5日). 2019年12月13日閲覧。
- ^ “'Jumanji 2' Set for #1 Start Ahead of 'Black Christmas' and 'Richard Jewell'”. Box Office Mojo (2019年12月12日). 2019年12月13日閲覧。
- ^ “Domestic 2019 Weekend 50 December 13-15, 2019”. Box Office Mojo. 2020年2月19日閲覧。
- ^ “Black Christmas”. Rotten Tomatoes. 2020年7月13日閲覧。
- ^ “Black Christmas (2019)”. Metacritic. 2020年7月13日閲覧。
- ^ “How Sony Took ‘Jumanji’ To ‘The Next Level’ With A $60M+ Opening; ‘Richard Jewell’ & ‘Black Christmas’ Earn Lumps Of Coal – Sunday Final”. Deadline.com (2019年12月15日). 2020年7月13日閲覧。
関連項目
[編集]- ファイナルデッドコール 暗闇にベルが鳴る - 2006年に公開された映画。本作と同様、『暗闇にベルが鳴る』をリメイクした作品。