ブランドン・ムロズ
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生誕 |
1990年12月22日(33歳) ミズーリ州セントルイス | ||||||||||||||
身長 | 178 cm | ||||||||||||||
選手情報 | |||||||||||||||
コーチ | トム・ザカライセック | ||||||||||||||
所属クラブ | ブロードムーアSC | ||||||||||||||
ISUパーソナルベストスコア | |||||||||||||||
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ブランドン・ムロズ(英語: Brandon Mroz, 1990年12月22日 - )は、アメリカ合衆国ミズーリ州セントルイス出身の男性フィギュアスケート選手(男子シングル)。2009年全米選手権2位。
2011年ISUグランプリシリーズNHK杯において、ISU公式戦で初めて4回転ルッツを成功させた選手である[1][2]。
経歴
[編集]2005年からコロラドスプリングスを拠点とし、同地のシャイアンマウンテン高校に在籍している。母親はシンクロナイズドスケーティングの元選手。
ミズーリ州セントルイスに生まれ、3歳のころにスケートを始めた。2003-2004シーズンに全米選手権ノービスクラス初出場を果たすが、翌2004-2005年シーズンは地区予選を勝ち上がることができなかった。
2005-2006年シーズン、全米選手権ノービスクラスに2度目の出場を果たし2位となる。フリースケーティングでは3回転アクセルを除く5種類全ての3回転ジャンプに成功、3回転ルッツ-3回転トウループのコンビネーションジャンプも決めた。トリグラフトロフィーではジュニアクラスでの国際大会初優勝を果たす。
2006-2007年シーズンよりジュニアグランプリに参戦し、JGP台湾杯で初優勝。JGPファイナルでは2位となった。全米選手権ではジュニアクラスに昇級して2位となり、初出場の世界ジュニア選手権では4位。
2007-2008年シーズンのジュニアグランプリは1戦目のJGPウィーン杯、2戦目のJGPブラオエン・シュベルター杯ともに優勝。JGPファイナルでは再び2位となった。全米選手権ジュニアクラスでも2年連続の2位。
2008-2009年シーズンは全米選手権、国際大会ともにシニアクラスに移行。全米選手権では初出場で2位となり、四大陸選手権及び世界選手権の代表に選出され、世界選手権では9位となった。
2011-2012年シーズンは9月のコロラドスプリングス競技会で4回転ルッツを成功させ、ISUに史上初の4回転ルッツ成功者と認定された[2][3]。続くNHK杯でもISU公式戦として初めて4回転ルッツに成功したものの[2]、総合順位は9位と振るわなかった。
主な戦績
[編集]大会/年 | 2003-04 | 2005-06 | 2006-07 | 2007-08 | 2008-09 | 2009-10 | 2010-11 | 2011-12 | 2012-13 | 2013-14 |
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世界選手権 | 9 | |||||||||
四大陸選手権 | 8 | 4 | ||||||||
全米選手権 | 7 N | 2 N | 2 J | 2 J | 2 | 6 | 7 | 14 | 9 | 9 |
GPNHK杯 | 9 | |||||||||
GPロステレコム杯 | 7 | 9 | ||||||||
GP中国杯 | 2 | |||||||||
GPエリック杯 | 5 | 3 | ||||||||
GPスケートアメリカ | 8 | |||||||||
GPスケートカナダ | 7 | |||||||||
ガルデナスプリング杯 | 4 | |||||||||
世界Jr.選手権 | 4 | 4 | ||||||||
JGPファイナル | 2 | 2 | ||||||||
JGP B.シュベルター杯 | 1 | |||||||||
JGPウィーン杯 | 1 | |||||||||
JGP台湾杯 | 1 | |||||||||
JGPメキシコ杯 | 2 | |||||||||
トリグラフ杯 | 1 J |
- N = ノービスクラス、J = ジュニアクラス
詳細
[編集]2013-2014 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2014年1月5日 - 12日 | 全米フィギュアスケート選手権(ボストン) | 9 70.57 |
10 138.12 |
9 208.69 |
2012-2013 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2013年4月1日 - 3日 | 2013年ガルデナスプリング杯(ガルデナ) | 2 68.84 |
5 121.42 |
4 190.26 |
2013年1月20日 - 27日 | 全米フィギュアスケート選手権(オマハ) | 10 66.06 |
10 136.36 |
9 202.42 |
2011-2012 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2011年1月22日 - 29日 | 全米フィギュアスケート選手権(サンノゼ) | 12 67.47 |
15 132.67 |
14 200.14 |
2011年11月25日 - 27日 | ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯(モスクワ) | 6 69.35 |
9 116.14 |
9 185.49 |
2011年11月11日 - 13日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(札幌) | 3 74.83 |
9 110.00 |
9 184.83 |
2010-2011 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2011年1月23日 - 30日 | 全米フィギュアスケート選手権(グリーンズボロ) | 3 71.61 |
9 141.88 |
7 213.49 |
2010年11月26日 - 28日 | ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯(パリ) | 3 72.46 |
3 141.85 |
3 214.31 |
2010年11月5日 - 7日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(北京) | 4 69.84 |
2 146.96 |
2 216.80 |
2009-2010 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2010年1月25日 - 31日 | 2010年四大陸フィギュアスケート選手権(全州) | 3 70.88 |
5 141.80 |
4 212.68 |
2010年1月14日 - 24日 | 全米フィギュアスケート選手権(スポケーン) | 10 64.45 |
6 136.82 |
6 201.27 |
2009年11月12日 - 15日 | ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(レークプラシッド) | 3 71.40 |
11 102.60 |
8 174.00 |
2009年10月30日 - 11月2日 | ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯(モスクワ) | 11 54.50 |
4 127.30 |
7 181.80 |
2008-2009 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2009年3月23日 - 29日 | 2009年世界フィギュアスケート選手権(ロサンゼルス) | 8 76.10 |
13 131.09 |
9 207.19 |
2009年2月2日 - 8日 | 2009年四大陸フィギュアスケート選手権(バンクーバー) | 5 75.05 |
9 121.73 |
8 196.78 |
2009年1月18日 - 25日 | 全米フィギュアスケート選手権(クリーブランド) | 4 74.88 |
2 154.82 |
2 229.70 |
2008年11月13日 - 16日 | ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯(パリ) | 6 65.44 |
5 124.02 |
5 189.46 |
2008年10月31日 - 11月2日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(オタワ) | 6 67.03 |
7 125.20 |
7 192.23 |
2007-2008 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2008年2月25日 - 3月2日 | 2008年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(ソフィア) | 3 63.36 |
5 122.84 |
4 186.20 |
2008年1月20日 - 27日 | 全米フィギュアスケート選手権 ジュニアクラス(セントポール) | 3 65.89 |
2 137.74 |
2 203.63 |
2007年12月6日 - 9日 | 2007/2008 ISUジュニアグランプリファイナル(グダニスク) | 2 63.13 |
2 124.21 |
2 187.34 |
2007年10月310日 - 13日 | ISUジュニアグランプリ ブラオエン・シュベルター杯(ケムニッツ) | 4 56.89 |
1 122.84 |
1 179.73 |
2007年9月12日 - 15日 | ISUジュニアグランプリ ウィーン杯(ウィーン) | 4 54.69 |
1 130.64 |
1 185.33 |
2006-2007 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2007年2月26日 - 3月4日 | 2007年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(オーベルストドルフ) | 7 57.21 |
2 121.19 |
4 178.40 |
2007年1月21日 - 28日 | 全米フィギュアスケート選手権 ジュニアクラス(スポケーン) | 2 61.76 |
3 116.80 |
2 178.56 |
2006年12月7日 - 10日 | 2006/3007 ISUジュニアグランプリファイナル(ソフィア) | 5 55.62 |
2 112.44 |
2 168.06 |
2006年10月10日 - 14日 | ISUジュニアグランプリ 台湾杯(台北) | 1 60.77 |
2 116.39 |
1 177.16 |
2006年9月12日 - 17日 | ISUジュニアグランプリ メキシコ杯(メキシコシティ) | 11 38.29 |
1 110.37 |
2 148.66 |
2005-2006 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2005年4月12日 - 16日 | 2006年トリグラフトロフィー ジュニアクラス(イェセニツェ) | 1 52.48 |
1 111.54 |
1 164.02 |
2006年1月7日 - 15日 | 全米フィギュアスケート選手権 ノービスクラス(セントルイス) | 1 49.68 |
3 99.05 |
2 148.73 |
2003-2004 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2004年1月3日 - 11日 | 全米フィギュアスケート選手権 ノービスクラス(アトランタ) | 7 | 7 | 7 |
プログラム使用曲
[編集]シーズン | SP | FS | EX |
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2013-2014 | 哀愁のヨーロッパ ソウル・サクリファイス 曲:サンタナ |
10番街の殺人 作曲:リチャード・ロジャース、アール・ワイルド |
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2012-2013[4] | マック・ザ・ナイフ 三文オペラより 作曲:クルト・ヴァイル 振付:ジェフリー・バトル |
トッカータとフーガニ短調 作曲:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ 振付:ローリー・ニコル |
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2011-2012 | カルメン 作曲:ジョルジュ・ビゼー 編曲:レナード・バーンスタイン 振付:ジェフリー・バトル |
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2010-2011 | セビリアの理髪師 作曲:ジョアキーノ・ロッシーニ |
交響組曲『波止場』 作曲:レナード・バーンスタイン |
Greased Lightnin' ボーカル:ジェフ・コナウェイ、ジョン・トラボルタ |
2009-2010 | Temptation 作曲:ティト・プエンテ Cherry Pink and Apple Blossom White 作曲:ティト・プエンテ Mambo Jambo 作曲:テリー・シュナイダー |
交響曲第5番 作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン | |
2008-2009[5] | ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら 作曲:リヒャルト・シュトラウス |
トッカータとフーガニ短調 作曲:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ 振付:ローリー・ニコル |
監獄ロック 作曲:エルヴィス・プレスリー |
2007-2008 | 禿山の一夜 作曲:モデスト・ムソルグスキー |
King of the Forest 作曲:エドウィン・マートン |
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2006-2007 | 即興詩 ニ短調 映画『愛のない愛人たち』より 作曲:ニーノ・ロータ |
マラゲーニャ 演奏:エルネスト・レクオーナ、スタン・ケントン |
監獄ロック 作曲:エルヴィス・プレスリー |
2005-2006 | Montoona Clipper 作曲:レス・ブラウン |
映画『Mr.インクレディブル』より 作曲:マイケル・ジアッチーノ、ティム・シモネック |
脚注
[編集]- ^ 国際大会で初成功 ムロズが4回転ルッツ跳ぶ
- ^ a b c 国際スケート連盟によるブランドン・ムロズのバイオグラフィー
- ^ ISU homologates the first quadruple Lutz jump
- ^ Men rev up quads at Liberty Summer Competition
- ^ 「男子シングル」『フィギュアスケートDays vol.9』ダイエックス出版、2009年4月、pp.15-18[巻頭特集 2009世界選手権レポート]