ブルッヘの鐘楼
表示
ユネスコ世界遺産 | |
---|---|
マルクトから見た鐘楼 | |
所在地 | ベルギー ウェスト=フランデレン州ブルッヘ |
所属 | ベルギーとフランスの鐘楼群 |
登録区分 | (ii), (iv) |
参照 | 943bis-008 |
登録 | 1999年(第23回委員会) |
拡張 | 2005 |
座標 | 北緯51度12分30秒 東経3度13分29秒 / 北緯51.20833度 東経3.22472度座標: 北緯51度12分30秒 東経3度13分29秒 / 北緯51.20833度 東経3.22472度 |
ブルッヘの鐘楼(ブルッヘのしょうろう、オランダ語: Belfort van Brugge)は、ベルギーのブルッヘにある中世の鐘楼。
「ブルッヘ歴史地区」および「ベルギーとフランスの鐘楼群」として世界遺産に登録されている。
概要
[編集]ブルッヘ市庁舎と並び、フランデレン地域の都市を代表する、ゴシック様式の建築物である[1]。
毛織物業の同業組合(ギルド)として、13世紀初頭に建築され、16世紀に現在の形となった[2]。もともと木造であった鐘楼は1280年に焼失し、1282年から1296年にかけて再建された[3]。上部二層は、さらに1483年から1487年にかけて増築された[3]。鐘楼の最上部は、ゴシック様式を模して(ゴシック・リヴァイヴァル)1822年に改築された。
15世紀末頃に描かれた『聖ルシア伝説のメーステル』の背景(左上)には、ブルッヘのランドマークとして、鐘楼と聖母教会の塔が描かれているが、今日の鐘楼とは形状が異なっている。
鐘楼の最上部には、カリヨンが設置されている。個数は時代によって異なり、17世紀には35個、19世紀には48個取り付けられた。中世においては非常時に打ち鳴らされて呼集が行われたり、鐘楼からトランペットの音とともに役人が様々な布告を行った[3]。現代でも、専属の演奏者によって演奏が行われ、街中に鐘の音が響き渡る。
ギャラリー
[編集]外観
[編集]-
1814年画、鐘楼最上部の形状は、現在と異なる
-
19世紀後半撮影
-
1924年頃撮影
中庭
[編集]眺望
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]参考文献
[編集]- 河原温『ブリュージュ フランドルの輝ける宝石』中央公論新社〈中公新書〉、2006年5月。ISBN 978-4121018489。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- ウィキメディア・コモンズには、ブルッヘの鐘楼に関するカテゴリがあります。