河原温 (歴史学者)
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人物情報 | |
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生誕 |
1957年??月??日 東京都 |
出身校 | 東京大学大学院人文科学研究科 |
学問 | |
研究分野 | 西洋中世史・都市史[1] |
研究機関 |
山梨大学教育学部 (旧)東京都立大学人文学部 首都大学東京都市教養学部 放送大学教養学部 |
学位 | 博士(文学) |
学会 |
史学会 西洋中世学会 都市史学会 日仏歴史学会 Medieval Academy of Americaほか[2] |
河原 温(かわはら あつし、1957年 - )は、日本の歴史学者、放送大学教授、首都大学東京(東京都立大学)名誉教授。専門は、ヨーロッパ中世史、都市社会史。博士論文『中世フランドルの都市と社会 : 慈善の社会史』により、博士(文学)(東京大学)[3]。
東京都生まれ。東京大学文学部卒業。大学の教養課程で西洋中世史の優れた教員に出会ったことから、その分野に興味を持ったという[4]。
東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了後、ベルギーのヘント大学に留学(1983-85年)、東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。山梨大学教育学部助教授、(旧)東京都立大学人文学部助教授・准教授、首都大学東京都市教養学部教授をへて、2018年放送大学教授となる。
ヨーロッパ中世史、地域的にはフランドル、時代としては特にブルゴーニュ公国を中心に研究を行っている。また都市社会史方面でも研究を行い、兄弟団、施療院、都市聖人など都市に関する分野に明るい。
著書
[編集]単著
[編集]- 『中世ヨーロッパの都市世界』(山川出版社 世界史リブレット、1996年)
- 『中世フランドルの都市と社会ー慈善の社会史』(中央大学出版部、2001年)
- 『ブリュージュ――フランドルの輝ける宝石』(中公新書、2006年)
- 『ヨーロッパの中世(2)都市の創造力』(岩波書店、2009年)
共編著
[編集]- (松本宣郎・前沢伸行共編)『ヨーロッパの成立と発展――文献解説』(南窓社、2007年)
- (池上俊一共編)『ヨーロッパの中世』全9巻(岩波書店、2008-10年)
- (草光俊雄共編著)『ヨーロッパの歴史と文化 中世から近代』(放送大学教育振興会、2009年)
- (池上俊一共編)『ヨーロッパ中近世の兄弟会』(東京大学出版会、2014年)
- (堀越宏一共著)『図説中世ヨーロッパの暮らし』(河出書房新社 ふくろうの本、2015年)
- (堀越宏一共編)『西洋中世史』放送大学教育振興会、2021年
- (池上俊一共編)『都市から見るヨーロッパ史』放送大学教育振興会、2021年
訳書
[編集]- キャロル・フィンク『マルク・ブロック――歴史のなかの生涯』(平凡社、1994年)
- アンドレ・ジョリス『地域からみたヨーロッパ中世――中世ベルギーの都市・商業・心性』(ミネルヴァ書房、2004年)
- マルク・ボーネ『中世ヨーロッパの都市と国家 ブルゴーニュ公国時代のネーデルラント』(編訳、山川出版社、2016年)