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池上俊一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

池上 俊一(いけがみ しゅんいち、1956年10月3日 - )は、日本歴史学者東京大学名誉教授。西洋中世史、特にトスカーナ地方の歴史が専門だが、魔女などについての著作が多い。

来歴

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愛知県生まれ。1979年東大文学部西洋史学科卒、1981年同大学院修士課程修了、1986-1988年フランス国立社会科学高等研究院留学、1994年東大教養学部助教授、のち教授(地域文化研究専攻地中海・イスラム地域文化大講座地中海文化干渉論専攻)。2015年『公共善の彼方に』でフォスコ・マライーニ賞受賞[1]。同年同著で東京大学文学博士号取得。2021年東大を退任、名誉教授となる。

著書

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単著

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  • 動物裁判――西欧中世・正義のコスモス』(講談社現代新書 1990年)
  • 『魔女と聖女――ヨーロッパ中・近世の女たち』(講談社現代新書 1992年/ちくま学芸文庫(改訂版) 2015年)
  • 『狼男伝説』(朝日選書 1992年)
    • 『中世幻想世界への招待』(河出文庫 2012年)
  • 『歴史としての身体――ヨーロッパ中世の深層を読む』(柏書房 1992年)
    • 『身体の中世』(ちくま学芸文庫 2001年)
  • 『賭博・暴力・社交――遊びからみる中世ヨーロッパ』(講談社選書メチエ 1994年)
    • 『遊びの中世史』(ちくま学芸文庫 2003年)
  • ロマネスク世界論』(名古屋大学出版会 1999年)
  • 『万能人とメディチ家の世紀――ルネサンス再考』(講談社選書メチエ 2000年)
  • シエナ―夢見るゴシック都市』(中公新書 2001年)
  • 『世界の食文化(15) イタリア』(農山漁村文化協会 2003年)
  • 『ヨーロッパ中世の宗教運動』(名古屋大学出版会 2007年)
  • 『ヨーロッパの中世(8) 儀礼と象徴の中世』(岩波書店 2008年)
  • 『世界史の鏡 環境(9) 森と川 歴史を潤す自然の恵み』(刀水書房 2010年)
  • 『パスタでたどるイタリア史』(岩波ジュニア新書 2011年)
  • 『図説 騎士の世界』(河出書房新社 2012年、新版2023年)
  • 『お菓子でたどるフランス史』(岩波ジュニア新書 2013年)
  • 『公共善の彼方に 後期中世シエナの社会』(名古屋大学出版会 2014年)
  • 『森と山と川でたどるドイツ史』(岩波ジュニア新書 2015年)
  • 『王様でたどるイギリス史』(岩波ジュニア新書 2017年)
  • 『フィレンツェ―比類なき文化都市の歴史』(岩波新書 2018年)
  • 『情熱でたどるスペイン史』(岩波ジュニア新書 2019年)
  • 『ヨーロッパ中世の想像界』(名古屋大学出版会 2020年)
  • 『ヨーロッパ史入門 原形から近代への胎動』(岩波ジュニア新書 2021年12月)
  • 『ヨーロッパ史入門 市民革命から現代へ』(岩波ジュニア新書 2022年1月)
  • 『歴史学の作法』(東京大学出版会 2022年12月)
  • 『少女は、なぜフランスを救えたのか ジャンヌ・ダルクのオルレアン解放』(シリーズ<世界史のリテラシー>NHK出版 2023年)
  • 『魔女狩りのヨーロッパ史』(岩波新書 2024年) 

共著

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渡辺守雄西村清和浅見克彦正田陽一日橋一昭中村禎里山本茂行柏木博

共編著

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訳書

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脚注

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  1. ^ 第2回フォスコ・マライーニ賞”. 朝日新聞デジタル (2015年10月13日). 2015年10月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月16日閲覧。