ブルータル・ユース
『ブルータル・ユース』 | ||||
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エルヴィス・コステロ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1992年12月7日 - 1994年2月7日 | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
ワーナー・ブラザース・レコード ライノ・エンタテインメント (1994年8月3日再発行) | |||
プロデュース |
ミッチェル・フルーム エルヴィス・コステロ | |||
チャート最高順位 | ||||
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エルヴィス・コステロ アルバム 年表 | ||||
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ブルータル・ユース(Brutal Youth )は、1994年に発表されたエルヴィス・コステロのアルバム。
解説
[編集]本作はおよそ半分がコステロ、ピート・トーマス、スティーヴ・ナイーヴ、ブルース・トーマス、というアトラクションズのラインナップによる演奏である。アトラクションズのメンバーとの作品を出すのはブラッド&チョコレート以来、8年ぶりであるが、全曲がアトラクションズによるものではないため、エルヴィス・コステロ&ジ・アトラクションズ名義ではない。その他の半数の曲はブルース・トーマスではなく、ニック・ロウまたはコステロがベースを弾いている。
当初はドラムのピート・トーマスとのセッションだったが、キーボードが必要になりスティーヴ・ナイーヴを呼び、ベースを録音するためにニック・ロウを呼んだが、複雑な曲は別のベーシストが良いというニック・ロウの申し出で、ブルース・トーマスを呼ぶことになった。[1]
前作「ジュリエット・レターズ」の反動で、荒々しい曲が書きたくなったとコステロ本人が述べている通り[1]、キャリアの初期を思わせるようなハードな曲が収録されている。
本作からは「Sulky Girl」、「13 Steps Lead Down」、「You Tripped At Every Step」、「London's Brilliant Parade」がシングルとしてリリースされた。「13 Steps Lead Down」のカップリングには元トランスビジョン・ヴァンプのウェンディ・ジェームズのソロアルバム「Now Ain't the Time for Your Tears」用に書かれた曲のデモバージョンが数曲収められたが、2002年のRHINOによるリイシュー盤ではいずれも未収録となっている。
「ブルータル・ユース」というタイトルになる前は「Idiophone」というタイトルで制作されていた。[1]
収録曲
[編集]- ポニー・ストリート - Pony St
- カインダー・マーダー - Kinder Murder
- 13ステップス・リード・ダウン - 13 Steps Lead Down
- ディス・イズ・ヘル - This Is Hell
- 道化師たちのストライキ - Clown Strike
- ユー・トリップド・アット・エヴリ・ステップ - You Tripped at Every Step
- スティル・トゥー・スーン・トゥ・ノウ - Still Too Soon to Know
- 20%記憶喪失 - 20% Amnesia
- サルキー・ガール - Sulky Girl
- ロンドンのブリリアント・パレード - London's Brilliant Parade
- マイ・サイエンス・フィクション・ツイン - My Science Fiction Twin
- ロッキング・ホース・ロード - Rocking Horse Road
- ジャスト・アバウト・グラッド - Just About Glad
- この怒り… - All the Rage
- フェイヴァリット・アワー - Favourite Hour
Bonus disc (2002 Rhino)
[編集]- ディス・イズ・ヘル - This Is Hell
- イディオフォン - Idiophone
- アバンドン・ワーズ - Abandon Words
- ポイズンド・レター - Poisoned Letter
- ドランクン・マンズ・プレイズ・オブ・ソブライアティ - A Drunken Man's Praise of Sobriety
- ポニー・ストリート(ボナパルト・ルームス・ヴァージョン) - Pony St. (Version)
- ジャスト・アバウト・グラッド(ボナパルト・ルームス・ヴァージョン) - Just About Glad (Demo version)
- 道化師たちのストライキ(ボナパルト・ルームス・ヴァージョン) - Clown Strike (Version)
- ロッキング・ホース・ロード(デモ) - Rocking Horse Road (Demo version)
- 13ステップス・リード・ダウン(デモ) - 13 Steps Lead Down (Demo version)
- この怒り…(デモ) - All the Rage (Demo version)
- サルキー・ガール(デモ) - Sulky Girl (Demo version)
- ユー・トリップド・アット・エヴリ・ステップ(チャーチ・スタジオ・ヴァージョン) - You Tripped at Every Step (Version)
プレイヤー
[編集]- Elvis Costello – guitar, vocals, piano, bass guitar
- Steve Nieve – organ, piano, harmonium
- Bruce Thomas – bass
- Pete Thomas – drum, percussion
- Nick Lowe – bass