ブレイク・シェルトン
ブレイク・シェルトン | |
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2017年 | |
基本情報 | |
出生名 | Blake Tollison Shelton |
生誕 | 1976年6月18日(48歳) |
出身地 | アメリカ合衆国 オクラホマ州 |
ジャンル | カントリー |
職業 | 歌手 |
活動期間 | 2001年 - |
ブレイク・シェルトン(Blake Tollison Shelton、1976年6月18日[1] - )は、アメリカ合衆国のカントリーシンガーソングライター、テレビ司会者。身長196cm。
2001年、シングル『Austin 』でデビュー。カントリーミュージック協会賞で10度に渡る受賞、グラミー賞に8度ノミネート[2]されており、米カントリーチャートではデビュー以来全てのアルバムがTOP10入りを記録。歌のオーディション番組『Nashville Star 』、『Clash of the Choirs 』、『The Voice 』の審査員としても知られており、特に『The Voice 』は放送開始当初から23シーズン続けて出演していた。
生い立ち
[編集]オクラホマ州エイダで中古車販売員の父リチャード、美容院オーナーの母ドロシーの息子として生まれる。幼少の頃に歌い始め、12歳からギターを習い始め、15歳で初めて作曲をする。16歳で地元で開催されたデンボ・ダイアモンド賞を獲得[1]。1990年11月13日、兄リッチーが24歳で交通事故で亡くなる。他に姉エンディがいる。17歳でテネシー州ナッシュビルに転居し、歌手としての活動を始める。
経歴
[編集]1998年 - 2002年: デビュー
[編集]ナッシュビルで何年か過ごした後、1998年、ジャイアント・レコードと契約。2001年、『I Wanna Talk About Me 』をシングルで出す予定になった。しかし所属レコード会社のスタッフはアルバムに先駆けてこの曲を出すことに難色を示し、結果的にこの曲はトビー・キースが歌うこととなりキースはこの曲で第1位を獲得[3]。
その代わりとして『オースティン』をデビュー・シングルとして発売。しかし発売直後に所属レコード会社の閉鎖となり親会社のワーナー・ブラザース・レコードに移籍。『オースティン』はビルボードのカントリー・チャートで5週連続首位となった。作曲家ボビー・ブラドックプロデュースのセルフタイトル・アルバム『Blake Shelton 』を発売。シングル・カットされたアール・トーマス・コンリーとの共作『All Over Me 』、及び『Ol' Red 』は20位以内にランクイン。『Ol' Red 』は[ラジオ]ではそれほどヒットしなかったが、自ら気に入っている作品であり、コンサートでの人気曲ともなった[4]。このアルバムは50万枚以上を売り上げアメリカレコード協会よりゴールド認定された[1]。
オールミュージックのマリア・コニッキー・ディノアは「『Austin 』はとても想像力に富んでいる」として好意的な批評を寄せており、シェルトン及び作曲に携わったブラドックとコンリーを賞賛している[5]。『Country Standard Time 』のスコット・ホームウッドは「近年のカントリーの曲の似たようなものの寄せ集め」としてあまり好意的ではなかった[6]。
2002年 - 2009年
[編集]2003年2月4日、第2弾アルバム『The Dreamer 』がワーナー・ブラザース・レコードから発売。アルバムに先駆けて発売されたシングル『The Baby 』はカントリー・チャートで3週連続首位。シングル2枚目『Heavy Liftin 』は32位、3枚目『Playboys of the Southwestern World 』は24位と奮わなかったが、アルバム『The Dreamer 』はゴールドディスクに認定された。2003年中期、アンディ・グリグスとモンゴメリー・ジェントリーと共にトレイシー・バードのシングル『The Truth About Men 』にゲスト・ボーカルとして参加。
2004年、第3弾アルバム『Blake Shelton's Barn & Grill 』が発売[1]。アルバムに先駆けて発売されたハーレイ・アレンとの共作のシングル『When Somebody Knows You That Well 』はカントリー・チャートで最高37位。しかし次のシングル『Some Beach 』では4週連続首位を獲得。次にコンウェイ・トゥイッティの1988年のシングル『Goodbye Time 』のカバー曲を発売[7]。このシングルと次のシングル『Nobody but Me 』はトップ10内に入った。以前の2枚のアルバム同様、今回のアルバムもゴールドディスクに認定された。またこのアルバムに合わせてビデオ『Blake Shelton's Barn & Grill: A Video Collection 』も発売された[1]。
2005年12月18日、ニール・パトリック・ハリス、レベッカ・ゲイハート、アンガス・T・ジョーンズ、ロブ・ロウが出演するテレビ映画『The Christmas Blessing 』で『Nobody but Me 』などが使用された。シェルトン自身も出演し、チャリティー・コンサートで『Nobody but Me 』を歌う本人役であった。
2007年初頭、第4弾アルバム『Pure BS 』発売[1]。ボビー・ブラドック単独プロデュースだったこれまでの3枚とは違い、ブラッドック、ブレント・ロウワン、ポール・ウォーリーがプロデュースに名を連ねた。『Don't Make Me 』は第12位、『The More I Drink 』は第19位と、このアルバムからの最初の2枚のシングルはどちらもカントリー・チャートでトップ20に入った。タレント・オーディション番組『Nashville Star 』で審査員を初めて経験し、後に『Clash of the Choirs 』でも審査員を務めた。
2008年、『Pure BS 』はマイケル・ブーブレのヒット曲『Home 』のカバー曲を含む3曲のボーナス・トラックを加えて再発売。2008年初頭、このアルバムの3枚目のシングルとして『Home 』が発売され、7月に彼の4枚目の首位シングルとなった[8]。
2010年 - 現在: 『ザ・ヴォイス』の名物審査員としての活躍
[編集]2011年、オーディション番組『ザ・ヴォイス』のアメリカ版に番組開始時から審査員として出演、その後23シーズンにも渡って審査員を務め、新たな人気を獲得。
同年には6枚目のスタジオ・アルバム『Red River Blue』が総合アルバムチャートBillboard 200とカントリーチャートでキャリア初の首位を獲得。2013年に発売された8枚目のアルバム『Based on a True Story...』もBillboard 200で3位、カントリーチャートでは続けて首位を記録した。カントリーチャートではその後も3作に渡って首位を獲得し続けた。
2014年11月、オクラホマ殿堂顕彰[9]、シェルトンはこれについて後に「信じられない、光栄だ」と喜びを語った[10]。
2016年の映画『アングリーバード』ではテーマ曲に同年のアルバム『If I'm Honest』から「Friends」を提供し、豚のアール役で声の出演も果たした。
2017年、マダム・タッソー館でシェルトンの蝋人形がお披露目[11][12][13]。
2022年、2001年から2019年までの自身の作品の原盤権をインフルエンス・メディア・パートナーズに売却[14]。
2023年、第23シーズンを以て『ザ・ヴォイス』の審査員を降板、ファイナルにはこれまでに共演してきた歴代コーチや、自身がコーチを務めた優勝者などが登場し盛り上げた[15]。
2024年9月、シェルトンは新たにBMGとウィールハウス・レコーズと契約[16]、11月に新曲「テキサス」を発売[17]。
プライベート
[編集]2003年11月17日に長い付き合いのケイネット・ジャンと結婚するが、2006年に離婚。
その後、CMT主催の『100グレイテスト・デュエット・コンサート』で知り合った[18]カントリー歌手のミランダ・ランバートと4年の交際の後[19]、2010年5月9日、彼女の父の許可をもらった後に[19][20]彼女にプロポーズした。ミランダはオースティンのカントリー・チャート首位獲得シングル「ホーム」でコーラスも務めていた。
2011年5月14日、テキサス州ボーンのドン・ストレンジ牧場で結婚し[19]、リーバ・マッキンタイア、シーロー・グリーン、マルティナ・マクブライド、ケリー・クラークソン、ディエルクス・ベントリー、チャールズ・ケリー、ザ・ベラミー・ブラザーズなどの多くのセレブリティを含む550名を招待した。結婚式の後、「婚約したその日に結婚したかったけれどもようやく結婚できた。」と語った[21]。二人はオクラホマ州のテキソマ地域の小さな町ティショミンゴに住んでいた。
2012年1月17日、オクラホマ州で父親が健康の衰えにより71歳で亡くなった[22][23]。
2015年にランバートと離婚。
2021年7月3日に歌手のグウェン・ステファニーと結婚した[24]。
その他
[編集]2016年6月10日のコンサート終了後、射殺されたクリスティーナ・グリミーについて、NBCのテレビオーディション番組「The Voice」シーズン6にて、指導に名乗りを上げた1人であるシェルトンは「あのスウィート・リトル・ガールを失ったことは、気を失いそうであり、腹立たしく、そして心が砕ける思いです。クリスティーナとその家族は、ずっとわたしの心の中に居続けます」と投稿した[25]。
ディスコグラフィー
[編集]アルバム
[編集]年 | タイトル | アルバム詳細 | チャート最高位 | 認定 | |||||||||
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US [26] |
AUS [27] |
CAN [28] |
NZ [29] | ||||||||||
2001 | Blake Shelton | 45 | — | — | — |
| |||||||
2003 | The Dreamer |
|
8 | — | — | — |
| ||||||
2004 | Blake Shelton's Barn & Grill |
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20 | — | — | — |
| ||||||
2007 | Pure BS |
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8 | — | — | — |
| ||||||
2008 | Startin' Fires |
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34 | — | — | — | |||||||
2011 | Red River Blue |
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1 | 100 | 13 | — |
| ||||||
2012 | Cheers, It's Christmas |
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8 | — | 19 | — | |||||||
2013 | Based on a True Story... |
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3 | 38 | 3 | — | |||||||
2014 | Bringing Back the Sunshine |
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1 | 46 | 4 | — |
| ||||||
2016 | If I'm Honest |
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3 | 13 | 3 | 21 |
| ||||||
2017 | Texoma Shore | 4 | 23 | 11 | — | ||||||||
2021 | Body Language |
|
18 | — | 50 | — | |||||||
"—"は未発売またはチャート圏外を意味する。 |
脚注
[編集]- ^ a b c d e f Cohoon, Rick. “Blake Shelton biography”. Allmusic. December 29, 2007閲覧。
- ^ Blake Shelton - GRAMMY
- ^ Crossan, Jeff. “Bobby Braddock article”. Songwriter Universe. October 3, 2008閲覧。
- ^ “Blake Shelton: Celebrating Country Life”. Ada Evening News (2009年4月25日). 2009年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年4月28日閲覧。
- ^ Dinoia, Maria Konicki. “Blake Shelton review”. Allmusic. 3 September 2012閲覧。
- ^ Homewood, Scott. “Blake Shelton review”. Country Standard Time. 3 September 2012閲覧。
- ^ Salonica, Kelly (November 7, 2005). “Story Behind the Song”. Country Weekly 12 (23): 70.
- ^ “Blake Shelton calls number one "Home"”. Country Standard Time (July 7, 2008). July 9, 2008閲覧。
- ^ “Blake Shelton Inducted into Oklahoma Hall of Fame”. The Boot (November 14, 2014). March 13, 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。March 14, 2017閲覧。
- ^ @blakeshelton (2014年11月13日). "So unbelievable that I'm being inducted into the Oklahoma Hall of Fame tonight... Man they must be desperate!!! Ha!!! Truly is an honor". X(旧Twitter)より2017年3月14日閲覧。
- ^ “Patsy Cline Museum, Madame Tussauds open in Nashville”. AP News (April 14, 2017). November 7, 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。June 9, 2022閲覧。
- ^ “How Madame Tussauds Nashville is one of a kind”. Tennessean. June 10, 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。June 9, 2022閲覧。
- ^ “Blake Shelton Wax Figure Revealed on "TODAY" Show in Celebration of "The Voice" Premiere”. Nashville. November 7, 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。November 3, 2017閲覧。
- ^ Robinson, Kristin (October 4, 2022). “Blake Shelton Sells Master Recordings Ownership to Influence Media Partners”. Billboard October 5, 2022閲覧。.
- ^ Fremont, Maggie (2023年5月24日). “The Voice's Blake Shelton surprised by former winners on his last show”. Entertainment Weekly. 2024年12月7日閲覧。
- ^ “Blake Shelton Announces BMG/BBR Music Group as New Label Home”. Variety (September 23, 2024). November 17, 2024閲覧。
- ^ “Blake Shelton 'Stopped Everything' After Years on the 'Hamster Wheel.' Now He's Making 'Big, Big Changes' (Exclusive)”. People (November 15, 2024). November 17, 2024閲覧。
- ^ Blake Shelton Talks About Divorce, Leaving Nashville And New Girl Miranda Lambert – Starpulse Entertainment News Blog Archived 2007年12月23日, at the Wayback Machine.. Starpulse.com (May 1, 2007). Retrieved on June 20, 2011.
- ^ a b c Bartolomeo, Joey (May 15, 2011). “Miranda Lambet and Blake Shelton Marry!”. People. May 15, 2011閲覧。
- ^ “Miranda Lambert's Engagement Ring (Photo) Blake Shelton Pops the Question”. National Ledger (2010年5月12日). 2010年5月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年5月19日閲覧。
- ^ “Just Married! Blake Shelton And Miranda Lambert Get Hitched”. Perez Hilton (May 15, 2011). May 15, 2011閲覧。
- ^ Entertainment News, Celebrity Interviews and Pop Culture – ABC News. Abcnews.go.com. Retrieved on 2012-02-10.
- ^ Blake Shelton's father dies –. Usatoday.com (2012-01-18). Retrieved on 2012-02-10.
- ^ “グウェン・ステファニー、ブレイク・シェルトンと結婚”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク). (2021年7月7日) 2021年7月7日閲覧。
- ^ “「VOICE」出場歌手クリスティーナ・グリミーがコンサート会場で射殺される アダム・レヴィーンら、番組関係者が追悼文を発表”. TVグルーヴ・ドット・コム (2016年6月13日). 2016年6月13日閲覧。
- ^ “Blake Shelton – Chart history: Billboard 200”. Billboard. November 14, 2017閲覧。
- ^ Peaks in Australia:
- All except noted: “australian-charts.com - Discography Blake Shelton”. Hung Medien. May 29, 2016閲覧。
- Red River Blue: http://pandora.nla.gov.au/pan/23790/20110930-0001/Issue1125.pdf
- ^ “Blake Shelton Album & Song Chart History - Canadian Albums”. Billboard. Prometheus Global Media. June 10, 2016閲覧。
- ^ “Discography Blake Shelton”. 'charts.org.nz'. Hung Medien. June 10, 2016閲覧。
- ^ a b c d e f g h i "American certifications – Blake Shelton". Recording Industry Association of America. 2016年6月10日閲覧。
- ^ a b Caulfield, Keith (March 13, 2015). “Billboard 200 Chart Moves: 'Hozier' Has Sold a Half-Million”. Billboard. Prometheus Global Media. March 14, 2015閲覧。
- ^ Bjorke, Matt (December 14, 2016). “Country Catalog Chart for December 14, 2016”. Roughstock December 17, 2016閲覧。
- ^ "Canadian album certifications – Blake Shelton – Cheers, It%27s Christmas". Music Canada.
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引数が必須です。 (説明) - ^ "Canadian album certifications – Blake Shelton – Based on a True Story..." Music Canada.
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: Cite webテンプレートでは|access-date=
引数が必須です。 (説明) - ^ “Upcoming Releases”. 'Hits Daily Double'. HITS Digital Ventures. May 5, 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。May 5, 2016閲覧。
- ^ Bjorke, Matt. “Top 10 Country Albums Sales Chart: November 6, 2017”. Roughstock November 7, 2017閲覧。
- ^ Schillaci, Sophie (September 21, 2017). “Blake Shelton Announces New Album: Get the Details on 'Texoma Shore'”. Entertainment Tonight. September 22, 2017閲覧。
- ^ Caulfield, Keith (November 12, 2017). “Sam Smith's 'The Thrill of It All' Debuts at No. 1 on Billboard 200 Albums Chart”. Billboard. November 13, 2017閲覧。
外部リンク
[編集]- Official website
- Blake Shelton (@blakeshelton) - Instagram
- Blake Shelton (@blakeshelton) - X(旧Twitter)
- Blake Shelton - YouTubeチャンネル
- Blake Shelton (@blakeshelton) - TikTok
- Blake Shelton - IMDb