ブーラミス科
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ブーラミス科 | |||||||||||||||||||||||||||
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フクロヤマネ Cercartetus nanus
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Burramyidae Broom, 1898[1] | |||||||||||||||||||||||||||
タイプ属 | |||||||||||||||||||||||||||
Burramys Broom, 1896 | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
バラミス科[2] ブーラミス科[3] | |||||||||||||||||||||||||||
属・種 | |||||||||||||||||||||||||||
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ブーラミス科(ブーラミスか、Burramyidae)は、双前歯目に分類される有袋類の科。別名バラミス科[2]。
分布
[編集]オーストラリア[1]。オナガフクロヤマネのみニューギニア島にも分布する[1]。
形態
[編集]ブーラミスは体長10 - 13センチメートル、尾長13 - 16センチメートル、体重30 - 60グラム[2]。最小種のチビフクロヤマネは体長オス7センチメートル・メス7.1センチメートル、尾長オス6.4センチメートル・メス6.8センチメートル、体重オス8.4グラム・メス9グラム[4]。
コンサベーション・インターナショナル(CI)とインドネシア科学研究所(LIPI)は、2007年6月にフォジャ山脈 を訪れた際、フクロヤマネ属の新種の発見の可能性を報告した[5]。
分類
[編集]ブーラミスは1894年に発見された骨から記載されたが、1966年に現存する生体が発見された[2]。1987年に本科に分類されていたチビフクロモモンガAcrobates pygmaeusとニセフクロモモンガDistoechurus pennatusを、チビフクロモモンガ科Acrobatidaeへ分割する説が提唱された[1]。
以下の分類・英名はGroves(2005)、和名は川田ら(2018)に従う[1][3]。
- ブーラミス属 Burramys
- Burramys parvus ブーラミス Mountain pygmy possum
- フクロヤマネ属 Cercartetus
- Cercartetus caudatus オナガフクロヤマネ Long-tailed pygmy possum
- Cercartetus concinnus ヒメフクロヤマネ Southwestern pygmy possum
- Cercartetus lepidus チビフクロヤマネ Tasmanian pygmy possum
- Cercartetus nanus フクロヤマネ Eastern pygmy possum
生態
[編集]ブーラミスはオーストラリアに分布する有袋類では唯一高山帯・亜高山帯のみに生息する[2]。冬季になると冬眠する種もいる[2]。
参考文献
[編集]- ^ a b c d e Colin P. Groves, "Family Burramyidae," Mammal Species of the World, (3rd ed.), Volume 1, Don E. Wilson & DeeAnn M. Reeder (ed.), Johns Hopkins University Press, 2005, Pages 43 - 70.
- ^ a b c d e f g 橘川次郎 「バラミス」『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ7 オーストラリア、ニューギニア』小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著、講談社、2000年、147頁。
- ^ a b 川田伸一郎, 岩佐真宏, 福井大, 新宅勇太, 天野雅男, 下稲葉さやか, 樽創, 姉崎智子, 横畑泰志 「世界哺乳類標準和名目録」『哺乳類科学』58巻 別冊、日本哺乳類学会、2018年、1-53頁。
- ^ Jamie M. Harris, "Cercartetus lepidus (Diprotodontia: Burramyidae)," Mammalian Species, No. 842, American Society of Mammalogists, 2009, Pages 1-8.
- ^ Afp.google.com, Two new mammals found in Indonesian 'lost world': green group(2012年6月27日時点のアーカイブ)