プラット・アンド・ホイットニー R-1690
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プラット&ホイットニー R-1690 ホーネット(英語:Pratt & Whitney R-1690 Hornet )はアメリカのプラット・アンド・ホイットニーが開発し1926年から1942年の間に2,944基が生産された航空機用エンジンである。9気筒の空冷星型エンジンで、排気量は27.7L(1690立方インチ)だった。
このエンジンをライセンス生産したものとして、イタリアのフィアット A.59 がある。また、ドイツでも BMW ホーネットの名でライセンス生産が行われ、のちに独自の改良を加えた BMW 132やBMW 801へと発展した。日本では明星として三菱がライセンス生産し、後の金星に影響を与えた。
主要諸元
[編集]R-1690 SIE-G
[編集]- タイプ:空冷星型9気筒
- ボア×ストローク:156 mm×162 mm
- 排気量:27.7 L
- 全長:1,295 mm
- 直径:1,382 mm
- 乾燥重量:460 kg
- 圧縮比:6.0
- 燃料供給方式:キャブレター式
- 使用燃料:87オクタンガソリン
- 過給機:遠心式スーパーチャージャー1段1速
- 出力
- 789hp / 2,300rpm (離昇出力)
- 740hp / 2,250rpm (高度2,135m = 7,000ft )
- 出典:[1]
搭載機
[編集]- バッハ エアーヨット
- ベランカ 31-40
- ボーイング 80
- ボーイング 95
- ボーイング 221
- フォッカー F.32
- ロッキード L-18 ロードスター
- シコルスキー S-42
- シコルスキー S-43
- ウェデル・ウィリアムス モデル44
- 軍用機
脚注
[編集]- ^ Tsygulev (1939). Aviacionnye motory voennykh vozdushnykh sil inostrannykh gosudarstv (ロシア語: Авиационные моторы военных воздушных сил иностранных государств). モスクワ: Gosudarstvennoe voennoe izdatelstvo Narkomata Oborony Soyuza SSR. オリジナルの2009年3月24日時点におけるアーカイブ。