プランクトンとカレン
プランクトンとカレン | |
---|---|
スポンジ・ボブのキャラクター | |
初登場 | "いたずらプランクトン" (1999) |
作者 | ステファン・ヒーレンバーグ |
声優 |
プランクトン: ミスターローレンス カレン: ジル・タリー |
描いた人 |
プランクトン: en:Wesley Taylor (Broadway)[1] Karen: Stephanie Hsu (Broadway)[2] |
詳細情報 | |
種族 |
プランクトン: ケンミジンコ(Copepod[3]) カレン: スーパーコンピュータ |
職業 | エサバケツ亭のオーナー |
シェルドンJ.プランクトン(英:Sheldon J. Plankton)とカレン.プランクトン(英:Karen[kærən] Plankton)とは、スポンジ・ボブに登場するキャラクターである。
初登場は1999年7月31日に初公開された『いたずらプランクトン』 。海洋生物学者であり、シリーズの作成者であるアニメーターのステファン・ヒレンバーグによって作成およびデザインされた。また、カレンという名前は彼の妻の名前からである[4]。
概要
[編集]プランクトンとカレンは、海洋生物学者であり、アニメーターであるシリーズの作成者であるステファン・ヒレンバーグによって作成および設計された。
カーニとはライバル関係で、彼らは、カーニバーガーの秘密のレシピを盗むための計画をしばしば考案するが、彼らの努力は常にカーニやスポンジ・ボブなどによって妨害される。
批評家はキャラクターの声と対話を一緒に賞賛している。
スポンジ・ボブが初演されたとき、プランクトンはシリーズのメインキャストの一部ではなかった。彼らはマイナーなキャラクターとして始まったが、ローレンスは番組の初期のシーズンを通じてその性格を発達させ、最終的にカーニの主な敵となった。プランクトンは、クレジットで主要なキャラクターに昇格した2004年の劇場映画と、2015年の映画の両方で中心的な役割を果たしている。
メディア
[編集]プランクトンとカレンはさまざまなスピンオフメディアでも取り上げられている。彼らは、ビデオゲームやアクションフィギュアなど、さまざまな形のスポンジボブスクエアパンツの商品で紹介されている[5]。2013年のビデオゲームSpongeBob SquarePants: Plankton's Robotic Revengeはプランクトンをテーマにしている[6]。
シェルドン・J・プランクトン
[編集]声:小木曽裕子(シーズン1 - 3中期)→松浦チエ (シーズン3後期以降、劇場版2)[7]、チョー(劇場版1、劇場版2予告編)/ミスター・ローレンス/チャン・スンギル(韓国EBSテレビ版)、パク・マニョン(韓国ニコロデオン版)
種族は動物性プランクトンであり愛称や呼ばれ方については名字の「プランクトン」であるため、シリーズの中で唯一名前を呼ばれていない。ただし、プランクトンという名は原語版では名字の一つだが、日本語版では名前の一つとして見なせるため名字ではない。
『いたずらプランクトン』から登場。当初はレギュラーではなく、シーズン3からレギュラーになった。カーニのライバル。体は小さいが態度はデカい[8]。カーニバーガーの秘密のレシピを盗もうとしている[9][10]。プランクトンは常にコンピューターの妻であるカレンと一緒に、レストランのビジネスと世界を支配しようと企んでいる[10]。
嫌いなもの: カニカーニ、競争、失敗[10]
カニカーニの真向かいにあるレストラン「エサバケツ亭 (The Chum Bucket)」のオーナーでカーニの天敵。一頭身の体でもありかなり小さくて、一つ目である。緑色のソラマメのような見た目で頭に2本の触角が生えている。その名の通り非常に体が小さく親族がたくさん存在する。プランクトンはケンミジンコがモデル。とても頭がよい。自分の店を流行らせるため、カニカーニの看板メニュー「カーニバーガー」のレシピを盗もうとしているが、いつも失敗ばかりでカーニに潰されたり、トイレに流されたりしている。カーニバーガーで世界征服を企んでいる。ツッコミ役(特にスポンジ・ボブに対し)。
邪悪で物騒な性格のため町中から嫌われており(イカルド曰く「町一番の嫌われ物」)、そのため孤独で唯一の心の支えはコンピューターの妻、カレンだけである。一応、大卒である(公式HPまたは初登場時より)。初登場時は虫眼鏡を使わなければ見えないほど小さかったが、現在は若干大きくなった。劇場版1では、カーニの天敵でカーニバーガーのレシピを狙っており、そしてネプチューン王の王冠を盗みシェルシティに売り、その濡れ衣をカーニに着せ、彼を冷凍にし、レシピを盗んで、更にバケツ帽子でビキニタウンの住人を操るなど、TVシリーズより悪役寄りなイメージとして描かれている。ビキニタウンはプランクトンに支配されプランクトンタウンになってしまうが、スポンジ・ボブの活躍で町は救われプランクトンは逮捕される。『幽霊プランクトン』ではさまよえるオランダ人に呪いで幽霊に変えられてしまう。生年月日はカーニと同じく1942年11月30日生まれ。プランクトンは双子の弟のような存在といえる。
一人称は「俺様」(DVDの字幕では「オレ様」)だが、初期の頃には「俺」や「私」ということがあった。
いとこや兄弟がとても多く、一族と一緒に一回カーニバーガーのレシピを盗むのにを成功したが、それはカーニが仕掛けたウソのレシピであった。その他にもウソレシピなどを盗むのには成功している。劇場版1では一時本物のレシピを盗むのに成功した。かつてカーニとは「生まれた頃からの大親友」同士だったもののカーニバーガーを作るにあたって、仲が悪くなってしまった(だが、彼のおかげでカーニバーガーが誕生したと言える)。また、上記のエピソードからカーニとは同い年であると思われる。しかし、先述のカーニとの関係から、内心では彼同様かつての関係に戻ることを望んでいる節がうかがえるなど、完全な悪ではない[11]。彼の作る発明はほとんどがカーニから秘密のレシピを聞き出すために作られたものだが、その発明を利用したカーニによって、間違った作り方を教えられることが多い。
BGMは悪の天才というイメージのBGM。主にフルートとホルンとバイオリンが使用される。まれに、プランクトン以外のシーンでも使用される。
性別は原作の設定で雄ではあるが、原語版では悪者風の男性のような声のローレンスが声を当てているのに対し、日本語版で女性のような声では、シーズン1 - 3中期では小木曽、シーズン3後期以降では松浦が声を当てている。劇場版1や劇場版2の予告編ではチョーが演じている。なお、劇場版2では松浦が演じている。
続柄関係は夫(カレンまたはカーニから見て)、父親(シーズン12以降)、兄、弟。
声
[編集]プランクトンの声はショーライター兼俳優のミスター・ローレンスによって提供されている。ローレンスは最初スポンジボブの役割を試んだが、ヒーレンバーグ氏はキャラクターにもっと無邪気な声を求めたため、彼を断った[12]。その後ローレンスは番組の作業を続け、マイナーなキャラクターを発声し、最終的に彼に『いたずらプランクトン』のプランクトンの役割を提供することになった[13]。
カレン・プランクトン
[編集]声:谷育子(シーズン1 - 8、劇場版1)→高橋里枝(劇場版2、シーズン9以降)/ジル・ティレイ/ウ・ジョンシン
愛称や呼ばれ方については名前の「カレン」である。
プランクトン唯一の心の支えのコンピューター。プランクトン同様『いたずらプランクトン』より登場。カニカーニの秘密のレシピを盗むアドバイスに、余計な言葉が入る場合がある(例:「コノボロバケツテイヲシュウリシナサイ」や、「チャントイケルカシラ」など)。初期の頃はプランクトンに対して支持的で友好的な性格だったが、シリーズが進むにつれて彼に余計な言葉や皮肉を言うことが多くなる。普段は大型モニターのデスクトップ型で研究室にいるが、キャスター付きの小型コンピューターになって自ら移動することもできる。会話するときにはオシロスコープのような画面になる。プランクトンの妻だが、本人は「結婚してない」と言っている。また、彼に見捨てられた時や彼が浮気した時は彼に抵抗することがある。エサバケツ亭ではシェフなどの役割だが、店が不人気でほとんど働いていない。『おばあちゃんとの約束』や『秘密のレシピが盗まれた』ではキスマークがある。
動物外のキャラであるためで本当は性別がないが、ボイスは女性の声を当てている。当初カレンはプランクトンを手助けするコンピューターという扱いだったが、シーズン3でプランクトンがレギュラーになってから妻という設定が固定する。さらにシーズン1の『プランクトンは友達?』ではプランクトンに対して上から目線で話している。
ちなみに、カレンは防水スーパーコンピューターである。
続柄関係は妻、175娘(一度のみ)、母親(シーズン12以降)。
スポット
[編集]スポット (英:Spot)とは、『プランクトンのペット』から登場したプランクトンのペットである緑色の犬型アメーバである。名付け親はスポンジ・ボブ。かなり小柄だが、噛む力が強く、お手をするときは地震の如く地面を踏み鳴らす。アメーバなので潰されてもすぐに復活する。一度はプランクトンの側から離れたが、動物保護施設で動物たちに襲われたプランクトンを助けるために巨大化して動物たちを撃退した。プランクトンからかなり溺愛されている。餌をやりすぎたせいで、子供が生まれそうとカレンが言ってた。見た目は男の子だが、実は雌(男の子のはずだがアメーバには性別が無いとされる)で子供が生まれた。『秘密のレシピが盗まれた』『戻ってきたスポット』でも登場。ゲイリーとは仲がいい。
エサバケツ亭
[編集]プランクトンがオーナーのレストラン。カレンやスポットもいる。初登場時の名称は「プランクトンの汚いバケツ」だった。最初は普通の形状で、「Chum Bucket」と書かれており中に材料がぎっしり詰まっていたバケツを学校に持っていったのが始まりだったが、カニカーニの前にあるため人気が無く、店内にはホコリだらけでホコリのウサギがあるほど。また、トイレも汚く臭い。店の奥には研究施設がある。「プランクトン、降参する?」ではエサポリウム亭という雑貨屋にリフォームした。エサバケツ亭のメニューは、判明している物ではエサバケツバーガー、エサバケツポテト、エサセーキ(ミルクセーキ)、エサスティック、エサバラヤ、エサチリ、エサパイなど。作るエサ料理はまずく、基本的に客は一人もこない。一度だけマーメイドマンとフジツボボーイを使ってチリソースバーガーを売り出し、たくさんの客を入れたことがある。「秘密のレシピが盗まれた」ではいろんな罠がある。
Chumは仲良しの英語であるが、「チャム」と発音するのである 他 ここでは寄せ餌(エサ)という意味である。
脚注
[編集]- ^ Clement, Olivia (1 March 2018). “Get to Know SpongeBob SquarePants' Wesley Taylor”. Playbill. 9 August 2019閲覧。
- ^ Hsu, Stephanie (22 January 2018). “Introduce Yourself(ie): 10 Questions with SpongeBob SquarePants Star Stephanie Hsu”. BroadwayBox.com. 24 July 2019閲覧。
- ^ Wilson, Amy (February 12, 2002). “ステファン・ヒレンバークcreated the undersea world of SpongeBob”. Orange County Register. オリジナルの6月10日, 2014時点におけるアーカイブ。
- ^ Real, Evan (November 27, 2018). “Stephen Hillenburg, Creator of 'SpongeBob SquarePants,' Dies at 57”. The Hollywood Reporter (Prometheus Global Media)
- ^ “Nickelodeon Fisher-Price Imaginext Krusty Krab Playset” (英語). Walmart.com. 2020年7月22日閲覧。
- ^ (英語) SpongeBob SquarePants: Plankton's Robotic Revenge Review - IGN 2020年7月22日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “スポンジ・ボブ|NHKアニメワールド”. www6.nhk.or.jp. 2020年7月22日閲覧。
- ^ “海外TVアニメ『スポンジ・ボブ』公式サイト”. 海外TVアニメ『スポンジ・ボブ』公式サイト。作品情報、DVD発売情報など。. 2020年7月22日閲覧。
- ^ 日本放送協会『「プランクトンの大脱獄!」「魔法のフライ返し」 - アニメ スポンジ・ボブ - NHK』 。2020年7月22日閲覧。
- ^ a b c d “Plankton from SpongeBob SquarePants| Cartoon | Nick.com” (英語). NICK UK. 2020年7月22日閲覧。
- ^ “【スポンジボブ】シェルドン・J・プランクトンの声優は?グッズやセリフも紹介”. frequ.jp. 2020年7月22日閲覧。
- ^ “The Courier-News from Bridgewater, New Jersey on November 15, 2015 · Page A2” (英語). Newspapers.com. 2020年7月22日閲覧。
- ^ “The Courier-News from Bridgewater, New Jersey on November 15, 2015 · Page A2” (英語). Newspapers.com. 2020年7月22日閲覧。
参考文献
[編集]- Beck, Jerry (2013). The SpongeBob SquarePants Experience: A Deep Dive Into the World of Bikini Bottom. Insight Editions. ISBN 978-1-60887-184-1
- Foy, Joseph J. (August 21, 2013). SpongeBob SquarePants and Philosophy: Soaking Up Secrets Under the Sea!. Open Court Publishing Company. ISBN 978-0-8126-9735-3