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プリティが多すぎる

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
プリティが多すぎる
著者 大崎梢
イラスト スカイエマ(文庫本)
発行日 2012年1月25日
発行元 文藝春秋
ジャンル 職業小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六判 並天アンカット
ページ数 288
公式サイト books.bunshun.jp
コード ISBN 978-4-16-381120-8
ISBN 978-4-16-790203-2文庫判
ウィキポータル 文学
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プリティが多すぎる』(プリティがおおすぎる)は、大崎梢による小説である。大手出版社で働く青年がローティーン女子向けの雑誌編集部に不本意な異動となり、悪戦苦闘しながらも奮闘していく物語である。

2018年日本テレビ系でテレビドラマ化された[1]

概要

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文藝春秋の雑誌『別册文藝春秋』において、2011年1月号から同年11月号まで掲載された。2012年1月に文藝春秋から単行本が刊行、2014年10月に文春文庫から文庫本が刊行された。

千石社シリーズの第1作で、老舗出版社「千石社」が出版しているローティーン向けファッション誌「ピピン」の編集部が舞台となる。千石社シリーズは他に、文芸編集部が舞台の『クローバー・レイン』(ポプラ社刊)、「週刊千石」の編集部の事件班が舞台の『スクープのたまご』(文藝春秋刊)[2][3]、スポーツ総合雑誌「Gold」編集部が舞台の『彼方のゴールド』(文藝春秋刊)がある[4]

あらすじ

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文芸編集部を希望していた新見佳孝が、入社3年目にしてローティーン女子向けファッション雑誌「ピピン」を作るピピン編集部への異動辞令を受ける。理解不能な若者言葉に苛まれ、挙句には編集部の女性たちに罵倒され、さらには慣れない仕事ばかりで悪戦苦闘といった感じでストレスが溜まる一方の日々。やる気のない佳孝は、当たり障りなく仕事をしているつもりだったがミスを連発してしまう。しかし、編集者やモデル、カメラマン、スタイリストたちのプロ意識に触発され、次第に成長していく。

登場人物

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新見佳孝(にいみ よしたか)
通称・南吉(なんきち)。千石社に入社して2年間所属した週刊誌「週刊千石」の編集部を離れ、ピピン編集部に異動となる。プライドが高く、入社時から文芸編集部を希望していたため、自分がピピン編集部に異動になったことに納得できていない。
佐藤利緒(さとう りお)
ピピン編集部の編集者。美人だが辛辣な物言いをする。編集部に佐藤姓が他にもいるため、佳孝は「利緒さん」と呼んでいる。
市之宮佑子(いちのみや ゆうこ)
ピピン編集部の編集者。通称・イチコ。雛人形のような見た目をしている。
佐藤美枝子(さとう みえこ)
ピピン編集部の副編集長。通称・サトミー。
三田村(みたむら)
ピピン編集部の編集長。男性。
柏崎(かしわざき)
「週刊千石」のチーフ編集長。強面の男性。中学一年生の娘がいる。
近松(ちかまつ)
「週刊千石」の編集者。男性。佳孝とは同期入社で2歳年上。
横山清良(よこやま きよら) / キヨラ
高校一年生。ピピモ(「ピピン」の専属モデル)の中で、人気ランキングトップを独走する。来春「ピピン」を卒業予定。
布川珠里(ふかわ じゅり) / ジュリ
中学二年生。ピピモの人気ランキング3位。キャッチコピーは「元気キュート」。
杉山沙穂(すぎやま さほ)
中学一年生。大分から両親・祖父母・双子の弟と一緒にピピモのオーディションを受けに来た。
上野明日美(うえの あすみ)
中学一年生。栃木から一人でピピモのオーディションを受けに来た。
工藤(くどう)
文芸編集部の編集者。男性。佳孝の大学の先輩。千石社シリーズ第2作『クローバー・レイン』の主人公。

テレビドラマ

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プリティが多すぎる
ジャンル テレビドラマ
原作 大崎梢
『プリティが多すぎる』
脚本 荒井修子
渡邉真子
演出 久保田充
出演者 千葉雄大
佐津川愛美
小林きな子
矢島舞美
池端レイナ
黒羽麻璃央
長井短
森山あすか
中尾明慶
堀内敬子
杉本哲太
エンディング 木村カエラ
「COLOR」
製作
プロデューサー 小田玲奈
松永洋一
森有紗
制作 R.I.S Enterprise
製作 日本テレビ
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2018年10月19日 - 12月21日
放送時間金曜 0:59 - 1:29
(木曜深夜)
放送枠日本テレビ金曜未明の深夜ドラマ
放送分30分
回数10
公式サイト

特記事項:
第2話は『EGG』(0:59 - 1:49)のため、50分繰り下げ(1:49 - 2:19)
第4話は前夜の『news zero』(23:00 - 翌0:09、10分拡大)のため、10分繰り下げ(1:09 - 1:39)。
第6話は『EGG』(0:59 - 1:49)のため、56分繰り下げ(1:55 - 2:25)。
第9話は前夜の『news zero』(23:00 - 翌0:09、10分拡大)のため、10分繰り下げ(1:09 - 1:39)。
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2018年10月19日から12月21日まで毎週金曜0時59分 - 1時29分(木曜深夜)に日本テレビ系で放送されていた。主演は千葉雄大[1]

キャスト

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スタッフ

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放送日程

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話数 放送日 脚本 演出
第1話 10月19日 荒井修子 久保田充
第2話 10月26日
第3話 11月02日 渡邉真子 松永洋一
第4話 11月09日 林雅貴
第5話 11月16日 久保田充
第6話 11月23日
第7話 11月30日 林雅貴
第8話 12月07日 松永洋一
第9話 12月14日 久保田充
最終話 12月21日

放送局

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日本国内 テレビ / 放送期間および放送時間[7]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [8] 備考
2018年10月19日 - 12月21日 金曜 0:59 - 1:29(木曜深夜) 日本テレビ 関東広域圏 製作局
静岡第一テレビ 静岡県
長崎国際テレビ 長崎県
2018年10月28日 - 2019年1月20日 日曜 1:30 - 2:00(土曜深夜) 福岡放送 福岡県
日本テレビ 金曜0:59 - 1:29枠
前番組 番組名 次番組
プリティが多すぎる
eGG
または
日テレプッシュ

脚注

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  1. ^ a b “千葉雄大『KAWAII』文化描くドラマで主演 アジア9国でも同時期放送”. ORICON NEWS (oricon ME). (2018年8月21日). https://www.oricon.co.jp/news/2117732/full/ 2018年10月16日閲覧。 
  2. ^ 大崎梢 [@o_kozue] (2016年5月13日). "千石社シリーズは今のところ、『スクープのたまご』『プリティが多すぎる』(文藝春秋)と、『クローバー・レイン』(ポプラ社)の3冊です。". X(旧Twitter)より2018年11月15日閲覧
  3. ^ 大崎梢 [@o_kozue] (2018年9月10日). "千石社シリーズピピン編集部「プリティが多すぎる」文芸編集部「クローバー・レイン」週刊千石編集部「スクープのたまご」よろしくお願いします". X(旧Twitter)より2018年11月15日閲覧
  4. ^ “<大崎梢インタビュー>新米編集者、スポーツ雑誌に挑む!”. 文藝春秋. (2020年1月13日). https://books.bunshun.jp/articles/-/5162 2020年6月16日閲覧。 
  5. ^ “千葉雄大主演の“お仕事ドラマ”「プリティが多すぎる」10月開始、共演に佐津川愛美”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2018年8月21日). https://natalie.mu/eiga/news/296131 2018年10月16日閲覧。 
  6. ^ “木村カエラがミニアルバム発売、新曲「COLOR」は千葉雄大主演ドラマ主題歌に”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2018年9月17日). https://natalie.mu/music/news/299983 2018年10月16日閲覧。 
  7. ^ NETWORK(ネットワーク局)”. 「プリティが多すぎる」公式. 2018年10月17日閲覧。
  8. ^ テレビ放送対象地域の出典:

外部リンク

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