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ヘラナレン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヘラナレン
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots
階級なし : キク類 asterids
階級なし : キキョウ類 campanulids
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
: アゼトウナ属 Crepidiastrum
: ヘラナレン C. linguifolium
学名
Crepidiastrum linguifolium
(A.Gray) Nakai

ヘラナレン学名: Crepidiastrum linguifolium)は、キク科アゼトウナ属常緑小低木

形態・生態

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数百万年の進化の過程で木本化しており、キク科の植物のなかでも非常に珍しい特徴をもつ[1]。小笠原諸島にはコヘラナレンユズリハワダンという近縁種が生育しており、いずれも共通の祖先から進化した種である。

分布

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日本固有種小笠原諸島に分布する。

保全状況評価

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絶滅危惧II類 (VU)環境省レッドリスト

ヘラナレンは外来種ヤギの影響を受けた父島では個体群が壊滅状態となり、母島でも群落がわずかに残っている状態であった[1]2000年環境省レッドデータブックでは絶滅危惧IA類に指定されていた。しかし、その後の2007年レッドリストでは絶滅危惧IB類にランクが下げられ、2012年に公表されたレッドリストでは絶滅危惧II類の評価となった。

脚注

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  1. ^ a b 後藤 章・鷲谷いづみ「小笠原諸島固有の絶滅危惧植物ヘラナレンとユズリハワダンの生態学的現状の把握と保全策の提案」『保全生態学研究』第6巻第1号、2001年、1-20頁。 

関連項目

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