ヘヴィ・マシナリー

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ヘヴィ・マシナリー
ヨハンソンヨハンソン&ホールズワーススタジオ・アルバム
リリース
録音 ベクショー Starec Studios、マルメ Moon Path、カリフォルニア州 The Brewery、ニューヨーク 71st Street Recording[3]
ジャンル フュージョン
時間
レーベル スウェーデンの旗ヘプタゴン・レコード
日本の旗ポニーキャニオン
アメリカ合衆国の旗シュラプネル・レコーズ
プロデュース アンダース・ヨハンソン、イェンス・ヨハンソン
専門評論家によるレビュー
アンダース・ヨハンソン アルバム 年表
Shu-Tka
(1993年)
ヘヴィ・マシナリー
(1996年)
Red Shift
(1997年)
イェンス・ヨハンソン 年表
Ten Seasons
(1995年)
ヘヴィ・マシナリー
(1996年)
フィション
(1997年)
アラン・ホールズワース 年表
ナン・トゥー・スーン
(1996年)
ヘヴィ・マシナリー
(1996年)
I.O.U.バンド・ライヴ
(1997年)
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ヘヴィ・マシナリー』(Heavy Machinery)は、アンダース・ヨハンソンイェンス・ヨハンソンアラン・ホールズワースが連名で1996年に発表したスタジオ・アルバム。1997年発売の日本盤CD (PCCY-01119)帯におけるアーティスト表記は「ヨハンソン・ヨハンソン&ホールズワース」だった。

解説[編集]

イェンス・ヨハンソンによれば、ホールズワースが多忙だったこともあって、ギター・ソロのパートはベーシック・トラックの完成後に別録りされ、ホールズワースに対して演奏面でのガイドラインは要求しなかったという[4]。イェンスは本作の音楽性に関して「極めてモーダルな素材作りを目指していたから、バッキング・トラックはシンセベースとドラムスを同時に録音して、あまり多くのキーボード・パートをオーバー・ダビングせず、できるだけ自然な形に仕上げて、そこにアランの方向性を迎え入れたのさ」と説明している[4]

ジョン・W・パターソンはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「イェンス・ヨハンソンのキーボードは、多様なスタイルと和音のボイシングにおいて傑出している。彼の演奏は、ホールズワース独特のリード・フレージングと殆ど見分けがつかなくなることさえある」「ホールズワースのファンには必携である。ロックやジャズ・ロック/フュージョンのファンも、同様に楽しめるだろう」と評している[2]。また、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「プログレッシヴな要素とフュージョン風の奔放な空間が双方のインプロの技を演出、技巧派の面目躍如」と評されている[1]

収録曲[編集]

全曲ともアンダース・ヨハンソンとイェンス・ヨハンソンの共作。下記トラック・リストは日本盤CDに準拠しており、スウェーデン盤では10曲目の「マクロウェイヴズ」の演奏時間が24分55秒(途中に約21分の無音状態を含む)という構成になっている。

  1. ジョイント・ヴェンチャーズ - "Joint Ventures" - 5:48
  2. ビーフ・チェロキー - "Beef Cherokee" - 4:02
  3. オン・ザ・フローズン・レイク - "On the Frozen Lake" - 4:52
  4. ミッション:ポッシブル - "Mission: Possible" - 5:15
  5. グッド・モーニング・ミスター・コーヒー - "Good Morning, Mr. Coffee" - 7:25
  6. スープ・オブ・ザ・デイ - "Siouxp of the Day" - 4:01
  7. オン・ザ・フリッツ - "On the Fritz" - 5:24
  8. ティー・フォー・ワン・アンド・ア・ハーフ - "Tea for One and a Half" - 6:22
  9. ネヴァー・マインド・アワー・ウェザー - "Never Mind Our Weather" - 5:54
  10. マクロウェイヴズ - "Macrowaves" - 2:57

日本盤ボーナス・トラック[編集]

  1. ザ・ムース・アー・マーチング - "The Moose Are Marching" - 21:57

参加ミュージシャン[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]