ベシュ・オ・ドロム
ベシュ・オ・ドロム Besh o droM | |
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2007年 | |
基本情報 | |
出身地 | ハンガリー |
ジャンル | ワールドミュージック |
活動期間 | 1999- |
共同作業者 | ユハース・ミズラ・モーニカ |
公式サイト | http://www.beshodrom.hu/ |
メンバー |
バルツァ・ゲルゲイ ペッティク・アーダーム ベーケーシ・ラースロー チュルクヤ・ヨージェフ シドー・アティッラ ヘル・アティッラ マジャル・ボリ |
旧メンバー | サローキ・アーギ |
ベシュ・オ・ドロム(ベショドロム)Besh o droM [ˈbeʃodrom](ロマ語ロヴァリ方言表記では Besh o droM、国際表記では Beś o droM [beʃodrom])はハンガリーのワールドミュージック・バンド。バルカン半島の音楽、ロマ音楽の影響を強く受けながらも、それにとどまらない独自のワールド・ミュージックを築き上げている。世界の民俗音楽をたくみに融合したその音楽性は、面白くも真剣で、東洋的かつ西洋的、民族的でありながら国境を越えたものであると形容される。なお、メンバーの氏名はハンガリーの方式に則って日本同様姓を先、名を後に表記してある。
来歴
[編集]ベシュ・オ・ドロムは1999年にハンガリーのブダペストで結成された。バンド名のベシュ・オ・ドロムとはロヴァリ方言(Lovari)のロマ語で「道に乗れ!」を意味する[1]。これは「馬に乗れ!」を言い換えたもので、「出発しろ」とか「旅に出よ」という意味である。 2000年にリリースされた初アルバム『マチョー刺繍』(Macsó hímzés) は、ハンガリーでプラチナ・アルバムとなる売り上げを記録。2004年にはモントリオール国際ジャズフェスティバルに出演した。2004年にリリースされた3枚目のアルバム『ハイヨー!』(Gyí!) では、ユハース・ミズラ・モーニカ (ミツー)とサローキ・アーギ (Szalóki Ági) [ˈsɒloːkiˌɑ̈ːɡi] をゲストに迎え、ハンガリー語の歌を曲にのせる一方、曲そのものは現代的なグルーヴとバルカンの伝統的なリズムを混ぜ合わせたものであった。このアルバムもまたハンガリーでプラチナ・アルバムとなる売上げを記録した。2006年にリリースされた4枚目のアルバム『悪魔を捕まえたら...』(Ha megfogom az ördögöt…) はジプシーやハンガリー、トランシルヴァニア、ユダヤ、ルーマニア、ブルガリア、マケドニア、セルビア、ギリシャ、中近東などの曲やメロディを織り交ぜたユニークなスタイルである。2001年には『庭のはずれに』(Kertünk alatt) をリリースしている。
メンバー
[編集]- バルツァ・ゲルゲイ (Barcza Gergely) [ˈbɒrʦɒˌgɛrgɛj] : サクソフォン、カヴァル、ナーイ、フルート
- ペッティク・アーダーム (Pettik Ádám) [ˈpɛtːikˌɑ̈ːdɑ̈ːm] : ダラブッカ、打楽器、ヴォーカル
- ベーケーシ・ラースロー (Békési László) [ˈbe̝ːke̝ːʃiˌlɑ̈ːsloː] : サクソフォン、クラリネット
- チュルクヤ・ヨージェフ (Csurkulya József) [ˈʧurkujaˌjoːʒɛf] : ツィター.
- シドー・アティッラ (Sidoo Attila) [ˈʃidoːˌɒtilːɒ] : ギター
- ヘル・アティッラ (Herr Attila) [ˈhɛrˌɒtilːɒ] : ベース
- マジャル・ボリ (Magyar Bori) [ˈmɒɟɒrˌbori] : ヴォーカル
元メンバーなど
[編集]- サローキ・アーギ (Szalóki Ági [ˈsɒloːkiˌɑ̈ːɡi]) :1999年離脱
- ユハース・ミズラ・モーニカ [ˈjuhɑ̈ːsˌmiʦuɒˈmoːnikɒ] (ミツー)
- モノリ・アンドラーシュ (Monori András [ˈmonoriˌɒndrɑ̈ːʃ]) : 離脱後、自らのバンドを結成
- ファルカシュ・ロビ (Farkas Robi [ˈfɒrkɒʃˌrobi]) :2001年 リスト・フェレンツ音楽大学でヴァイオリンと作曲を学ぶために離脱
- K-ロイ (K-Roy [ˈkɑ̈ːroj]) : 2000年に24歳で死去。ハンガリー語で K の文字は [ˈkɑ̈ː] (カー)と発音するので、Roy と続けて発音すると、ハンガリー語の男性名の Károly [ˈkɑ̈ːroj](カーロイ)となる
アルバム
[編集]Macsó hímzés(Macho Embroidery/マチョー刺繍) (2000)
[編集]マチョー・ヒームゼーシュ [ˈmɒʧoːˌhiːmze̝ːʃ]
- プラチナ・アルバム(ハンガリー)
- Pusztitó
- Space Maudi
- 9S
- Mahala
- Katalin
- Román swing
- Lazitó
- Talyata
- Sufi light
- Kecskés
Nekemtenemmutogatol(指さすな/Can't Make Me) (2003)
[編集]ネケムテネンムトガトル(ネケム・テ・ネム・ムトガトル)[ˈnɛkemteˈnemmutogatol]
- ゴールド・アルバム(ハンガリー)
- Nekemtenemmutogatol oro
- Neyem, neyem...
- Csángo Menyhért
- Engem anyám megátkozott
- Bevezetõ
- Cigansko oro
- Afgán
- Csujogató
- Pergetõ
- Kocskáé
- Kannaszóló
- Igényes legényes
- Manócsávó
- Széles világ
Gyí!(ハイヨー) (2005)
[編集]ジー [ˈɟiː]
- プラチナ・アルバム(ハンガリー)
- Újcsocsek
- Tortapapír
- Makedón
- Lei Toi
- Fidóé
- Meggyújtom a pipám
- Kavalos
- Lake Jakha
- Mániás depresszió
- Úgy elmennék
Ha megfogom az ördögöt… (悪魔を捕まえたら.../Once I Catch The Devil...)(2006)
[編集]ハ・メグフォゴム・アズ・エルデゲト [ˌhɒˈmekfogoɒˌzørdøɡøt]
- Dedoi
- Ha megfogom az ördögöt
- Bivaly
- Ayelet chen
- Gyere ki te gyöngyvirág
- Rumelaj
- Bonchidai
- Egy ádáz csocsek
- Amikor én még kissrác voltam
- Kamionos Kút
- Geampara
- Cimbalmos
Kertünk alatt (庭のはずれに/Down the Garden)(2011)
[編集]ケルテュンク・アラット [ˈkɛrtyŋkɒlɒtː]
- Bűntető
- Túl e vizen
- Csángó leány
- Kilti csocsek
- Keluska
- 7S
- Kertünk alatt
- Kovalam
- Csávás
- Pacsirta
- Túl e vizen - Jutasi and Sab remix