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ベラスト・ダビド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ベラスト・ダビド
国籍  ハンガリー
泳法 個人メドレー
生年月日 (1988-08-22) 1988年8月22日(36歳)
生誕地 ハンガリーの旗 ブダペスト
身長 180cm
獲得メダル
国際大会 1 2 3
世界選手権 0 2 0
世界短水路選手権 0 0 3
ヨーロッパ選手権 3 3 0
ヨーロッパ短水路選手権 3 3 0
ヨーロッパジュニア選手権 2 1 1
ヨーロッパユース五輪 2 0 0
合計数 10 9 4
競泳 男子
 ハンガリー
世界選手権
2015 カザン 400m個人メドレー
2017 ブダペスト 400m個人メドレー
世界短水路選手権
2012 イスタンブール 400m個人メドレー
2014 ドーハ 400m個人メドレー
2016 ウィンザー 400m個人メドレー
ヨーロッパ選手権
2014 ベルリン 400m個人メドレー
2016 ロンドン 400m個人メドレー
2018 グラスゴー 400m個人メドレー
2010 ブダペスト 400m個人メドレー
2012 デブレツェン 400m個人メドレー
2022 ローマ 400m個人メドレー
ヨーロッパ短水路選手権
2010 アイントホーフェン 400m個人メドレー
2013 ヘアニング 400m個人メドレー
2015 ネタニヤ 400m個人メドレー
2009 イスタンブール 400m個人メドレー
2011 シュチェチン 400m個人メドレー
2012 シャルトル 400m個人メドレー
ヨーロッパジュニア選手権
2005 ブダペスト 200m個人メドレー
2005 ブダペスト 400m個人メドレー
2006 パルマ・デ・マヨルカ 400m個人メドレー
2006 パルマ・デ・マヨルカ 200m個人メドレー
ヨーロッパユース五輪
2003 パリ 200m個人メドレー
2003 パリ 400m個人メドレー
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ベラスト・ダビド(Verrasztó Dávid、1988年8月22日 - )は、ハンガリーブダペスト出身の男子競泳選手。傑出した個人メドレー選手を輩出することで知られるハンガリーにおいてダルニュイ・タマスチェ・ラースローの後継者と言われ[1][2]、得意の400m個人メドレーで2度の世界選手権銀メダリスト、3度の世界短水路選手権銅メダリストヨーロッパ選手権ヨーロッパ短水路選手権でそれぞれ3度の金メダリストに輝いた選手である。

10代の頃から年齢別ハンガリー記録を樹立してジュニアヨーロッパチャンピオンに輝き、ヨーロッパ選手権のファイナリストになるなど国際大会で活躍したが、個人メドレーでの世界大会ハンガリー代表の壁は高く、世界大会の個人メドレーデビューは22歳の時の2010年世界短水路選手権オリンピックデビューは23歳の時の2012年ロンドンオリンピックだった。ヨーロッパの大会では2010年ヨーロッパ短水路選手権で初のシニアヨーロッパタイトルを獲得したが、この時はチェ・ラースローが不在の中での優勝であり、チェ・ラースローが出場していた2009年・2011年・2012年のヨーロッパ短水路選手権と2010年・2012年のヨーロッパ選手権では全てチェ・ラースローに次ぐ銀メダルに終わった[3][4][5][6][7]。2013年からチェ・ラースローが短距離に専念するようになったこともあり[8]、2013年以降は5つのヨーロッパタイトルを獲得した。世界選手権と世界短水路選手権ではメダルを獲得したが、オリンピックでの最高成績は4位とメダルにあと一歩届かなかった。

ベラスト・ゾルターン、母のジューロー・モニカ、妹のベラスト・エブリンもハンガリー代表として活躍した競泳選手。3人とも個人メドレーで主要国際大会のメダリストやファイナリストになった実績を持つ。

経歴

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元競泳ハンガリー代表の両親の下に生まれる[9]。水泳は8歳で始めたが、小さい頃は水泳以外にも色々なスポーツを試した[10]

2003年 - 2005年

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国際大会デビューとなった2003年のヨーロッパユースオリンピックフェスティバル英語版で個人メドレー2冠(200m・400m)を達成すると[2][11][12]、2005年のヨーロッパジュニア選手権英語版でも個人メドレー2冠(200m・400m)を達成した[13]。400mの優勝タイム4分17秒72は年齢別(17歳)ハンガリー記録であり、2020年にコーシュ・フベルトが4分15秒77に更新するまで15年残り続けた[14]。17歳で出場した2005年ヨーロッパ短水路選手権英語版では400m個人メドレー予選を4位の記録で泳いだが、ダビドより上の順位にハンガリー選手が2人いたため、1カ国2名しか次のラウンドに進出できないルールにより決勝を泳ぐことはできなかった[15][16]

2007年世界選手権

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2007年3月、メルボルンで開催された世界選手権で世界大会デビューを果たした。400mと1500m自由形・200mバタフライの3種目に出場し、1500m自由形では15分14秒68のハンガリー新記録(当時)を樹立したが[17]、3種目全て予選敗退に終わった[18]

2008年オリンピック

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2008年8月、北京オリンピックの400m個人メドレー代表はチェ・ラースローキシュ・ゲルゲーに阻まれたが、4×200mフリーリレーの補欠には選ばれた。しかし、6番手の自分は絶対に泳げないと思ったダビドは北京に行くのを拒否し、父と妹の数日間の説得にも応じず北京行きの飛行機に乗らなかった[19][20]

2009年ヨーロッパ短水路選手権

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2009年12月、イスタンブールで開催されたヨーロッパ短水路選手権英語版に出場。400m個人メドレー決勝において、同じハンガリーのチェ・ラースローが3分57秒27の短水路世界新記録(当時)で優勝を飾る中、4分00秒10の自己ベスト(当時)をマークして2位に入り、自身初のシニアヨーロッパメダルを獲得した[21][3]

2010年ヨーロッパ選手権

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2010年8月、自国開催(ブダペスト)のヨーロッパ選手権英語版に出場。400m個人メドレーでは昨年のヨーロッパ短水路選手権同様チェ・ラースローに2秒01及ばず2位に終わったが、長水路のヨーロッパ選手権で自身初のメダルを獲得した[6]

2010年ヨーロッパ短水路選手権

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2010年11月、アイントホーフェンで開催されたヨーロッパ短水路選手権英語版に出場。400m個人メドレーではディフェンディングチャンピオンのチェ・ラースローが不在の中[22]、2位に2秒02の差をつけて優勝し、自身初のシニアヨーロッパタイトルを獲得した[23][24]

2010年世界短水路選手権

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2010年12月、ドバイで開催された世界短水路選手権で短水路の世界選手権デビューを果たすと、ヨーロッパチャンピオンとして臨んだ400m個人メドレーでは決勝に進出し、初めて世界大会のファイナリストとなった。決勝はライアン・ロクテが3分55秒50の短水路世界新記録(当時)で優勝を飾る中、ウサマ・メルーリ(3分57秒40)、スコット・クラリー英語版(3分57秒56)に次ぐ4位に終わった。なお、4位という順位のためメダルにあと一歩の印象を受けるが、3位との差は実に5秒17もあった[25]

2011年世界選手権

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2011年7月、上海で開催された世界選手権に出場。400m個人メドレーでは長水路の世界選手権で初めて決勝に進出したが6位に終わった(メダルに3秒69差)[26]

2012年オリンピック

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2012年7-8月、ロンドンオリンピックの200mと400mの個人メドレーに出場してオリンピックデビューを果たしたが、それぞれ予選35位と22位に終わった[27]

2012年世界短水路選手権

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2012年12月、イスタンブールで開催された世界短水路選手権に出場。400m個人メドレーでは2大会連続で決勝に進出し、瀬戸大也(3分59秒15)、チェ・ラースロー(4分00秒50)に次ぐ3位に入り、世界大会で自身初のメダルとなる銅メダルを獲得した[28]

2013年世界選手権

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2013年8月、バルセロナで開催された世界選手権の400m個人メドレーに出場し、2大会連続で決勝に進出したが6位に終わった(メダルに4秒20差)[29]

2014年ヨーロッパ選手権

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2014年8月、ベルリンで開催されたヨーロッパ選手権英語版に出場。400m個人メドレーでは自己ベスト(当時4分11秒71)に迫る4分11秒89で優勝し、長水路の大会では自身初のシニアヨーロッパタイトルを獲得した[30][31]

2014年世界短水路選手権

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2014年12月、ドーハで開催された世界短水路選手権に出場。ヨーロッパチャンピオンとして臨んだ400m個人メドレーでは3大会連続となる決勝に進出すると、瀬戸大也(3分56秒33)、萩野公介(4分01秒17)に次ぐ3位に入り、前回大会に続いて銅メダルを獲得した[32]

2015年世界選手権

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2015年カザン世界選手権

2015年8月、カザンで開催された世界選手権の400m個人メドレーに出場し、3大会連続で決勝に進出した。迎えた決勝ではバタフライを終えた時点で6位だったが、背泳ぎでメダル圏内の3位、平泳ぎで2位に浮上。最後の自由形では50mを終えた時点でチェイス・カリッシュに抜かれ3位に順位を下げるも、残り50mで再び追い抜き4分09秒90の自己ベスト(当時)でフィニッシュ。優勝した瀬戸大也には1秒40及ばなかったものの、3位のチェイス・カリッシュを0秒15抑えて銀メダルを獲得し、長水路の世界選手権では自身初のメダルを獲得した[33][34]。また、これによりダビドは、ハージティ・アンドラーシュダルニュイ・タマス、チェ・ラースローに次ぐ、ハンガリー勢史上4人目の世界選手権男子400m個人メドレーのメダリストとなった[注釈 1][35]

2016年ヨーロッパ選手権

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2016年5月、ロンドンで開催されたヨーロッパ選手権英語版の400m個人メドレーに出場。決勝ではバタフライを終えた時点で3位だったが、背泳ぎで2位に約2秒の差をつけるとそのまま1位を譲らず、最後は2位に約1秒の差をつけてフィニッシュし、連覇を達成するとともに4大会連続となるメダルを獲得した[36][37]

2016年オリンピック

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2016年8月、リオデジャネイロオリンピックの400m個人メドレーに出場するも予選12位に終わり、メダルはおろか決勝にすら進出することができなかった[38]。前回のロンドン大会以降、長水路と短水路のヨーロッパチャンピオンにそれぞれ2度輝き、世界選手権でも銀メダルを獲得するなど上手くいっていた4年間だっただけに今回の結果に失望も大きく、ダビドはエントリーしていた200m個人メドレーに出場せず帰国した[39][40]。なお、今大会でオリンピックメダルを獲得できていたら選手のキャリアを終えるつもりだったという[41]

2016年世界短水路選手権

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2016年12月、ウィンザーで開催された世界短水路選手権に出場。ヨーロッパチャンピオンとして臨んだ400m個人メドレーでは4大会連続で決勝に進出すると、瀬戸大也(3分59秒24)、マックス・リッチフィールド(4分00秒66)に次ぐ3位に入り、3大会連続の銅メダルを獲得した[42]

2017年セッテコリ杯

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2017年6月、ローマで開催されたセッテコリ杯に出場。400m個人メドレー決勝を世界歴代7位・チェ・ラースローに次ぐヨーロッパ歴代2位・今季世界1位(全て当時)の記録となる4分07秒47で制し、世界歴代8位(当時)の4分07秒99をマークした瀬戸大也を抑えて優勝した。この記録は2015年カザン世界選手権の優勝タイム(4分08秒50)と2016年リオデジャネイロオリンピックの銅メダルタイム(4分09秒71)を上回るものだった[43][44][45]

2017年世界選手権

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2017年7月、自国開催(ブダペスト)の世界選手権の400m個人メドレーに出場。チェイス・カリッシュに今季世界ランク1位(4分06秒99)の座は奪われたものの、今季世界ランク2位(4分07秒47)のメダル候補として出場すると[46]、予選を無難に突破して4大会連続となる決勝に進出した。迎えた決勝ではバタフライを終えた時点で5位だったが、背泳ぎでメダル圏内の3位、平泳ぎで2位に順位を上げ、最後の自由形でも2位をキープしたまま4分08秒38でフィニッシュ。2大会連続でチェイス・カリッシュに2秒48及ばず優勝は逃したが、瀬戸大也を0秒76抑えて2大会連続となる銀メダルを獲得した[47]。表彰式ではハンガリー競泳界最大のスターであるダルニュイ・タマスからメダルを授与された[41]

2018年ヨーロッパ選手権

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2018年8月、グラスゴーで開催されたヨーロッパ選手権英語版に出場。400m個人メドレーはバタフライ、背泳ぎ、平泳ぎを終えた時点ではマックス・リッチフィールドに次ぐ2位につけていたが、最後の自由形でリッチフィールドを抜いて0秒35差でフィニッシュ。2位と3位の差が3秒26というリッチフィールドとの一騎討ちを制し、3連覇を達成するとともに5大会連続となるメダルを獲得した[48]。また、13日後に30歳になるダビドは、この種目における最年長チャンピオンとなった[49]

2019年世界選手権

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2019年7月、光州で開催された世界選手権の400m個人メドレーに出場。今季世界ランク3位(4分11秒90)ということもありメダルを期待されたが、シーズンベストからは程遠い4分16秒95で予選13位に終わり、3大会連続のメダルはおろか5大会連続の決勝進出を逃した[50][51]

2020年オリンピック

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2021年7-8月、新型コロナウイルス感染症によって1年延期された東京オリンピックの400m個人メドレーに出場すると、3回目の出場で初めて決勝に進出した。迎えた決勝ではバタフライを終えた時点で最下位の8位だったが、背泳ぎで5位、平泳ぎでメダル圏内の3位に浮上。最後の自由形でも50mを終えた時点ではまだ3位だったが、最終的にチェイス・カリッシュ(4分09秒42)、ジェイ・リザーランド(4分10秒28)、ブレンドン・スミス英語版(4分10秒38)に次ぐ4位でフィニッシュし、自身初のオリンピックメダルを0秒21差で惜しくも逃した[52]

2022年ヨーロッパ選手権

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2022年8月、ローマで開催されたヨーロッパ選手権英語版に出場。400m個人メドレーで6大会連続となる決勝に進出すると、アルベルト・ラツェッティ英語版(4分10秒60)に次ぐ2位に入り、34歳を目前にした今大会で通算6つ目のヨーロッパ選手権メダルとなる銀メダルを獲得した[53][54][55]

人物

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家族

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父のベラスト・ゾルターンは200m背泳ぎと400m個人メドレーオリンピックメダリスト、200m背泳ぎの世界チャンピオンとヨーロッパチャンピオン、400m個人メドレーの元世界記録保持者[68]。母のジューロー・モニカ1986年マドリード世界選手権代表、複数種目のヨーロッパ選手権ファイナリスト[69]。妹のベラスト・エブリンは5度のオリンピアン、長水路と短水路を通じて5度のヨーロッパチャンピオン、200m個人メドレーの元短水路世界記録保持者[70]

主要国際大会の成績

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世界水泳連盟ウェブサイトなど参照[71]

大会 場所 種目 結果 記録 備考
 ハンガリー代表
2003 ヨーロッパユースオリンピック
フェスティバル
英語版
パリ 200m個人メドレー 金メダル 2分06秒29
400m個人メドレー 金メダル 4分23秒79
2005 ヨーロッパ
ジュニア選手権
英語版
ブダペスト 200m背泳ぎ 予選7位 2分07秒32
200m個人メドレー 金メダル 2分03秒59
400m個人メドレー 金メダル 4分17秒72 PB
4x200mフリーリレー 予選11位 7分51秒91 第3泳
ヨーロッパ短水路選手権英語版 トリエステ 400m個人メドレー 予選4位 4分10秒28
2006 ヨーロッパ
ジュニア選手権
英語版
パルマ・デ・マヨルカ 200m個人メドレー 銅メダル 2分03秒89
400m個人メドレー 銀メダル 4分19秒30
ヨーロッパ選手権英語版 ブダペスト 400m自由形 予選27位 3分55秒62
400m個人メドレー 8位 4分20秒76
ヨーロッパ短水路選手権英語版 ヘルシンキ 200m自由形 予選48位 1分51秒35
1500m自由形 6位 14分44秒56
400m個人メドレー 4位 4分09秒48
2007 世界選手権 メルボルン 400m自由形 予選25位 3分52秒88 [注釈 3]
1500m自由形 予選19位 15分14秒68 NR
200mバタフライ 予選25位 2分00秒00
ヨーロッパ短水路選手権英語版 デブレツェン 400m自由形 予選15位 3分47秒74
1500m自由形 9位 15分00秒90
2008 ヨーロッパ選手権英語版 アイントホーフェン 400m自由形 予選20位 3分53秒39
1500m自由形 予選9位 15分26秒72
200m個人メドレー 予選6位 2分02秒12
400m個人メドレー 予選5位 4分17秒93 [注釈 4]
ヨーロッパ短水路選手権英語版 リエカ 1500m自由形 7位 14分56秒47
200m個人メドレー 予選17位 1分58秒47
400m個人メドレー 4位 4分05秒33
2009 ヨーロッパ短水路選手権英語版 イスタンブール 200m自由形 予選57位 1分52秒89
1500m自由形 17位 15分08秒49
200m個人メドレー 10位 1分54秒90 PB
400m個人メドレー 銀メダル 4分00秒10 PB
2010 ヨーロッパ選手権英語版 ブダペスト 200m背泳ぎ 予選12位 2分01秒08
200m個人メドレー 6位 2分00秒72
400m個人メドレー 銀メダル 4分12秒96
ヨーロッパ短水路選手権英語版 アイントホーフェン 200m自由形 予選30位 1分49秒12
200m平泳ぎ 予選11位 2分09秒65
200mバタフライ 7位 1分55秒24
200m個人メドレー 7位 1分56秒98
400m個人メドレー 金メダル 4分03秒06
世界短水路選手権 ドバイ 100mバタフライ 予選54位 54秒61
200mバタフライ 予選19位 1分55秒06
200m個人メドレー 予選16位 1分56秒29
400m個人メドレー 4位 4分02秒73
2011 世界選手権 上海 200m個人メドレー 準決勝15位 2分00秒05
400m個人メドレー 6位 4分15秒67
ヨーロッパ短水路選手権英語版 シュチェチン 200m自由形 予選31位 1分47秒55
200m背泳ぎ 予選8位 1分54秒06
200mバタフライ 予選9位 1分53秒94
400m個人メドレー 銀メダル 4分03秒03
2012 ヨーロッパ選手権英語版 デブレツェン 200m背泳ぎ 予選22位 2分02秒33
200m個人メドレー 6位 2分01秒70
400m個人メドレー 銀メダル 4分14秒23
オリンピック ロンドン 200m個人メドレー 予選35位 2分04秒53
400m個人メドレー 予選22位 4分18秒31
ヨーロッパ短水路選手権英語版 シャルトル 200m平泳ぎ 8位 2分08秒11
200mバタフライ 予選5位 1分54秒33
200m個人メドレー 6位 1分56秒53
400m個人メドレー 銀メダル 4分02秒54
世界短水路選手権 イスタンブール 100m個人メドレー 予選24位 55秒07 PB
200m個人メドレー 予選12位 1分56秒22
400m個人メドレー 銅メダル 4分02秒87
2013 世界選手権 バルセロナ 400m個人メドレー 6位 4分13秒68
ヨーロッパ短水路選手権英語版 ヘアニング 200m平泳ぎ 10位 2分07秒53
200mバタフライ 予選12位 1分54秒62
200m個人メドレー 7位 1分56秒12
400m個人メドレー 金メダル 4分03秒48
2014 ヨーロッパ選手権英語版 ベルリン 200m背泳ぎ 予選14位 2分00秒97
200m個人メドレー 準決勝9位 2分00秒43
400m個人メドレー 金メダル 4分11秒89
世界短水路選手権 ドーハ 200mバタフライ 予選18位 1分54秒55
200m個人メドレー 予選10位 1分55秒55
400m個人メドレー 銅メダル 4分01秒82
2015 世界選手権 カザン 400m個人メドレー 銀メダル 4分09秒90
ヨーロッパ短水路選手権英語版 ネタニヤ 200mバタフライ 8位 1分54秒32
400m個人メドレー 金メダル 4分02秒43
2016 ヨーロッパ選手権英語版 ロンドン 400m個人メドレー 金メダル 4分13秒15
オリンピック リオデジャネイロ 400m個人メドレー 予選12位 4分15秒04
世界短水路選手権 ウィンザー 200m平泳ぎ 予選15位 2分06秒73
200mバタフライ 予選10位 1分53秒42
400m個人メドレー 銅メダル 4分01秒56
2017 世界選手権 ブダペスト 400m個人メドレー 銀メダル 4分08秒38
2018 ヨーロッパ選手権英語版 グラスゴー 200m個人メドレー 準決勝12位 2分00秒90
400m個人メドレー 金メダル 4分10秒65
2019 世界選手権 光州 400m個人メドレー 予選13位 4分16秒95
2021 ヨーロッパ選手権英語版 ブダペスト 400m個人メドレー 4位 4分12秒15
オリンピック 東京 400m個人メドレー 4位 4分10秒59
2022 ヨーロッパ選手権英語版 ローマ 200m平泳ぎ 準決勝12位 2分12秒64
200mバタフライ 予選9位 1分57秒65
400m個人メドレー 銀メダル 4分12秒58
NR=ハンガリー記録、PB=自己ベスト

自己ベスト

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世界水泳連盟ウェブサイトなど参照[71]

長水路

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種目 記録 日付 大会 場所 備考
長水路
200m個人メドレー 1分58秒69 2011年7月27日 世界選手権 上海
400m個人メドレー 4分07秒47 2017年6月24日 セッテコリ杯 ローマ
短水路
100m個人メドレー 55秒07 2012年12月15日 世界短水路選手権 イスタンブール
200m個人メドレー 1分54秒90 2009年12月10日 ヨーロッパ短水路選手権 イスタンブール
400m個人メドレー 4分00秒10 2009年12月11日 ヨーロッパ短水路選手権 イスタンブール

脚注

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注釈

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  1. ^ それぞれ獲得したメダルは、ハージティ・アンドラーシュは1973年ベオグラード大会1975年カリ大会で金メダル、1978年西ベルリン大会で銅メダル。ダルニュイ・タマスは1986年マドリード大会1991年パース大会で金メダル。チェ・ラースロー2003年バルセロナ大会で銀メダル、2005年モントリオール大会で金メダル、2009年ローマ大会で銅メダル。
  2. ^ 事の発端は、ダビドの恋人でハンガリー代表のヨー・シャラ(Joó Sára)にジュルタ・ゲルゲイがテキストメッセージを送ったことだったという。
  3. ^ 大会後にウサマ・メルーリのドーピング処分でこの大会の記録は抹消されたため[72]、ダビドの順位は24位に繰り上がった。
  4. ^ 大会後にイオニアス・ドリモナコス英語版のドーピング処分でこの大会の記録は抹消されたため[73][74]、ダビドの順位は4位に繰り上がった。

出典

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  1. ^ Olympic Preview: Men’s 400 Individual Medley” (英語). swimmingworldmagazine.com. Swimming World (2007年12月30日). 2024年11月25日閲覧。
  2. ^ a b Lepipálják a szülőket?” (ハンガリー語). vasarnap.com. Vasárnap (2012年1月11日). 2024年11月25日閲覧。
  3. ^ a b European Short Course Swimming Championships Istanbul 2009 complete results book” (PDF) (英語). omegatiming.com. オメガ. 2024年11月20日閲覧。
  4. ^ EUROPEAN SHORT COURSE SWIMMING CHAMPIONSHIPS complete results book” (PDF) (英語). omegatiming.com. オメガ. 2024年11月20日閲覧。
  5. ^ EDF European Short Course Swimming Championships complete results book” (PDF) (英語). omegatiming.com. オメガ. 2024年11月20日閲覧。
  6. ^ a b 30th LEN European Swimming Championships complete results book” (PDF) (英語). omegatiming.com. オメガ. 2024年11月20日閲覧。
  7. ^ 31st LEN EUROPEAN SWIMMING CHAMPIONSHIPS complete results book” (PDF) (英語). omegatiming.com. オメガ. 2024年11月20日閲覧。
  8. ^ Laszlo Cseh” (英語). swimswam.com. SwimSwam. 2024年11月26日閲覧。
  9. ^ David VERRASZTO” (英語). worldaquatics.com. 世界水泳連盟. 2024年11月25日閲覧。
  10. ^ "Rome, I want only you" says Hungary's Verraszto” (英語). roma2022.eu. 2022年ヨーロッパ選手権 (2022年). 2024年11月25日閲覧。
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外部リンク

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