ベルタ・フォン・シュヴァーベン
| ベルタ・フォン・シュヴァーベン Berta von Schwaben | |
|---|---|
|
ブルグント王妃 イタリア王妃 | |
 | |
| 在位 |
ブルグント王妃：922年 - 937年7月11日 イタリア王妃：922年 - 926年, 937年12月12日 - 947年4月10日 |
| 出生 |
907年ごろ |
| 死去 |
966年1月2日以降 |
| 埋葬 |
.svg){kind=small} 神聖ローマ帝国ブルグント王国、パイェルヌ修道院 |
| 結婚 |
922年 937年12月12日 |
| 配偶者 | ブルグント王ルドルフ2世 |
| イタリア王ユーグ・ダルル | |
| 子女 |
コンラート ルドルフ ブルヒャルト1世 アーデルハイト |
| 家名 | ブルヒャルディング家 |
| 父親 | シュヴァーベン公ブルヒャルト2世 |
| 母親 | レゲリンダ |
| 宗教 | キリスト教カトリック |
ベルタ・フォン・シュヴァーベン（ドイツ語：Berta von Schwaben, 907年ごろ - 966年1月2日以降）は、ブルグント王ルドルフ2世の妃、のちにイタリア王ユーグ・ダルルの妃。
生涯
[編集]ベルタはシュヴァーベン公ブルヒャルト2世とレゲリンダの娘である。922年、ベルタはヴェルフ家のブルグント王ルドルフ2世と結婚した[1]。ルドルフ2世は隣接したシュヴァーベンのトゥールガウに度々進軍していたが、この結婚は和解のしるしとしての意味があった。ベルタは夫ルドルフ2世とともに、アムソルディンゲンの教会を創建した[2]。
ルドルフ2世は937年に死去し[3]、同年12月12日にベルタは現在のコロンビエにおいてイタリア王ユーグ・ダルルと再婚した[4]。この結婚は幸福なものではなかった。ユーグは947年に死去し、ベルタはブルグントに戻った[3]。
950年から960年の間に、ベルタはパイェルヌ修道院を創建し、ベルタはこの修道院に埋葬された[3]。今日までスイスのロマンディ地方の主にヴォーにおいて、ベルタは「良き王妃ベルタ」（La reine Berthe）としてあがめられており、ベルタの人生に関する神話や伝説ができあがった[5]。
子女
[編集]ベルタは最初の夫ルドルフ2世との間に以下の子女をもうけた。
- コンラート（925年頃 - 993年） - ブルグント王（937年 - 993年）[1]
- ルドルフ
- ブルヒャルト1世（923年 - 957年頃） - リヨン大司教
- アーデルハイト（931/932年 - 999年） - イタリア王ロターリオ2世と結婚、のち皇帝オットー1世と結婚[3]。
脚注
[編集]- ^ a b Reuter & McKitterick 1999, p. 699.
- ^ Rumpf 1977, p. 182.
- ^ a b c d Rumpf 1977, p. 187.
- ^ Reuter & McKitterick 1999, p. 353.
- ^ Rumpf 1977, p. 181-195.
参考文献
[編集]- Reuter, Timothy; McKitterick, Rosamond (1999). “Appendix”. The New Cambridge Medieval History: Volume 3, c.900-c.1024. Cambridge University Press
- Rumpf, Marianne (1977). Translated by Hellenberg, Anthony; Tucker, Elizabeth. “The Legends of Bertha in Switzerland”. Journal of the Folklore Institute 14 (3): 181–195. doi:10.2307/3814073. JSTOR 3814073.