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ペグーホソユビヤモリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ペグーホソユビヤモリ
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : トカゲ亜目 Sauria
下目 : ヤモリ下目 Gekkota
: ヤモリ科 Gekkonidae
亜科 : ヤモリ亜科 Gekkoninae
: ホソユビヤモリ属 Cyrtodactylus
: ペグーホソユビヤモリ C. peguensis
学名
Cyrtodactylus peguensis
(Boulenger, 1893)
和名
ペグーホソユビヤモリ
英名
Thai bow-fingered gecko

ペグーホソユビヤモリ学名Cyrtodactylus peguensis)は、ヤモリ科ホソユビヤモリ属に分類されるヤモリ。

分布

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  • C. p. peguensis

ミャンマー南東部(タイにも分布する可能性あり)

  • C. p. zebraicus

タイ南部、マレーシアマレー半島北部)

形態

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全長12cm。背面には網目状の斑紋が入るが、個体による変異が大きく亜種や別種の同定は難しい。

分類

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  • Cyrtodactylus peguensis peguensis (Boulenger, 1893)
  • Cyrtodactylus peguensis zebraicus Taylor, 1962

生態

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低地の森林やその周辺にある草原等に生息する。半樹上性で主に地表で活動するが、低木に登ることもある。夜行性で、昼間は落ち葉や倒木の下で休む。

食性は動物食で、昆虫類節足動物等を食べる。

繁殖形態は卵生。発情したオスはメイティングコールを出してメスに求愛する。1回に1-2個の卵を産む。卵は30℃で80-100日(最高で110日)で孵化した例がある。

人間との関係

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ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。属内では流通量が多い。主に野生個体が流通するが、飼育下繁殖個体が流通することもある。テラリウムで飼育される。小型種のためあまり大きなケージは必要とせず、またあまり立体的な活動を行わないため高さも必要ないとされる。湿度の高い環境を好むため、床材として保湿力のあるヤシガラ土や腐葉土等を敷く。

関連項目

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参考文献

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  • 千石正一監修 長坂拓也編 『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、18頁。
  • 海老沼剛 『爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2 ヤモリ上科&スキンク上科』、誠文堂新光社2004年、94頁。
  • 江藤勝康 「世界のヤモリを楽しむ ホソユビヤモリ」『クリーパー』第27号、クリーパー社、2005年、56、81-82頁。
  • 冨水明 『可愛いヤモリと暮らす本 レオパ&クレス』、マリン企画2008年、82頁。