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ホスファミドン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ホスファミドン
識別情報
CAS登録番号 13171-21-6 チェック, 297-99-4 (E) チェック, 23783-98-4 (Z) チェック
PubChem 25750
ChemSpider 23990 ×
UNII 7H857A6N6H チェック, 54VR7A0BQD (E) チェック, HQ7958Q90Z (Z) チェック
KEGG C18689 チェック
特性
化学式 C10H19ClNO5P
モル質量 299.69 g mol−1
密度 1.2132 g/cm3[1]
融点

120 - 123 °C, 270 K, -69 °F [2]

沸点

162 °C, 435 K, 324 °F ((1.5 mmHg)[3])

への溶解度 混和
危険性
半数致死量 LD50 13 mg/kg (マウス, 経口)[2]
6 mg/kg (マウス, IV)[2]
20 mg/kg (ラット, 経口)[2]
26 mg/kg (ラット, 皮下)[2]
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ホスファミドン英語: phosphamidon)または、ジメチル-(ジエチルアミド-1-クロルクロトニル)-ホスフェイトは、分子式がC10H19ClNO5Pの有機リン化合物である。

水・有機溶媒に可溶であり、また中性・弱酸性では加水分解しないがアルカリ性では容易に加水分解する。なお、現在その高い毒性により毒物及び劇物取締法において特定毒物に指定されている。

毒性

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パラチオンと同様に有機リン化合物である。そのため中毒することで典型的な有機リン中毒の症状を呈する。(痙攣、息苦しさ、あたりが暗く感じるなど)また経口摂取することで胃痙攣などの症状を呈する。また、ラットにおけるLD50を次に示す。

  • 経口毒性 8mg/kg

出典

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  1. ^ Data Sheet on Pesticides No. 74: Phosphamidon, 国際化学物質安全性計画英語版
  2. ^ a b c d e Jacques, R.; Bein, H. J. (1960). “Toxicology and pharmacology of a new systemic phosphoric acid ester insecticide phosphamidon (2-chloro-2-diethylcarbamoyl-1-methylvinyl dimethyl phosphate)”. Archiv für Toxikologie 18: 316–330. doi:10.1007/BF02226232. 
  3. ^ Bachmann, Fritz (1960). “Phosphamidon, a new phosphate ester with systemic action”. Proc. Intern. Cong. Crop. Protection, 4th Congr., Hamburg 2: P1153-1155. 

関連項目

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