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ホセ・マヌエル・ソリア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ホセ・マヌエル・ソリア
スペイン語: José Manuel Soria
生年月日 (1958-01-05) 1958年1月5日(66歳)
出生地 スペインの旗 スペインラス・パルマス県ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア
前職 官僚
所属政党 国民党(PP)

在任期間 1995年6月23日 - 2003年6月30日

カナリア諸島国民党 代表
在任期間 1999年7月16日 - 2016年4月15日

カナリア諸島州議会議員
在任期間 2003年5月27日 - 2011年11月29日

在任期間 2011年12月13日 - 2016年4月15日

スペインの旗 産業・エネルギー・観光大臣
在任期間 2011年12月22日 - 2016年4月15日
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ホセ・マヌエル・ソリア・ロペススペイン語: José Manuel Soria López, 1958年1月5日 - )は、スペインラス・パルマス県ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア出身の官僚政治家。2011年から2016年まで国民党(PP)のマリアーノ・ラホイ政権で産業・エネルギー・観光大臣スペイン語版を務めた。

経歴

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1958年1月5日にカナリア諸島ラス・パルマス県ラス・パルマス・デ・グラン・カナリアに生まれ、大学では経済学と経営学の学位を取得した[1]

1980年から1981年の間は、在ベネズエラのスペイン大使館でベネズエラとカリブ海地域の市場アナリストを務めた[2]。1984年には貿易省英語版で輸入サービス部門の責任者を務めた[2]。1984年から1989年にはマドリードの貿易研究センターでマクロ経済国際経済のレクターを務めた[1]。1985年には貿易省で外国貿易部門の責任者を務め、1986年から1987年には財務省英語版でアドバイザーを、1988年から1989年には商業事務局で首席補佐官を務めた[2]

1995年から2003年には地元のラス・パルマス・デ・グラン・カナリア市長を務めた[1][3]。その間の1999年10月にはカナリア諸島国民党スペイン語版(国民党の地域支部)の代表に選出されている[2]。2003年から2007年7月にはグラン・カナリア島評議会スペイン語版の議長を務めた[1]

2003年6月にはカナリア諸島州議会スペイン語版議員となり[1]、2011年まで州議会議員を務めた。カナリア諸島州議会では国民党の議会代表を務めた。2007年7月から2010年10月にはカナリア諸島州政府で副首相と財務大臣を務めた[1]2011年スペイン議会総選挙ではラス・パルマス県選挙区から立候補してスペイン下院議員に当選した[2]。この選挙では国民党が社会労働党から政権を奪い返し、マリアーノ・ラホイ首相はソリアを産業・エネルギー・観光大臣スペイン語版に指名した[4]

2016年4月3日に租税回避行為に関する一連の機密文書であるパナマ文書が公開されると、ソリアは産業・エネルギー・観光大臣として「パナマ文書に名前が出た人は直ちにその理由を述べなければならない」と語った[5]。しかしその後、バハマに設立されたUKLines Limited社、チャンネル諸島ジャージーに設立されたMechanical Trading Limited社にソリアの名前が記載されていることが明らかとなった[6]。当初はタックス・ヘイヴンとの関係を否定したが、4月15日に産業・エネルギー・観光大臣の座を辞任した[7][8]。同日にはカナリア諸島国民党代表と下院議員も辞任している[7][9]

スペイン政府は2016年9月に世界銀行総裁候補としてソリアを選出したが、何人かの政治家はソリアが選出されたことに懸念を示した[10]。政治家や世論の圧力などが理由で、ソリアは総裁候補の座を辞退することを表明した[11]

脚注

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  1. ^ a b c d e f Minister”. Ministry of Industry, Energy and Tourism. 2012年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年6月5日閲覧。
  2. ^ a b c d e “Dinner Colloquium with José Manuel Soria, Minister of Industry, Energy and Tourism”. ESADE. (28 November 2012). http://www.esadealumni.net/ea/alumni_network/functional_sectorial_clubs/description_past_events?id_evento=256841 5 June 2013閲覧。 
  3. ^ “Soria made minister by Rajoy”. Island Connections. (22 December 2011). http://www.islandconnections.eu/1000003/1000043/0/35077/daily-news-article.html 22 November 2013閲覧。 
  4. ^ Taylor, Simon (23 December 2011). “Three MEPs chosen for new Spanish government”. European Voice. http://www.europeanvoice.com/article/2011/december/three-meps-chosen-for-new-spanish-government/73069.aspx 5 June 2013閲覧。 
  5. ^ “パナマ文書 ソリア産業・エネルギー・観光大臣もパナマにペーパーカンパニーか”. Press Digital Japan. (2016年4月11日). http://www.pressdigitaljapan.es/texto-diario/mostrar/426898/ 2016年9月10日閲覧。 
  6. ^ “パナマ文書 ソリア産業・エネルギー・観光暫定大臣辞職へ”. Press Digital Japan. (2016年4月15日). http://www.pressdigitaljapan.es/texto-diario/mostrar/428672/ 2016年9月10日閲覧。 
  7. ^ a b “Industry Minister José Manuel Soria resigns over Panama Papers”. エル・パイス (Madrid). (15 April 2016). http://elpais.com/elpais/2016/04/15/inenglish/1460704796_121697.html 20 April 2016閲覧。 
  8. ^ “「パナマ文書」に名前の産業相が辞任 スペイン”. AFP. (2016年4月15日). http://www.afpbb.com/articles/-/3084147 2016年9月10日閲覧。 
  9. ^ Spanish minister resigns in row over alleged offshore links”. ガーディアン (2016年4月15日). 2016年9月10日閲覧。
  10. ^ Vicepresidenta Castilla y León ve de "vergüenza ajena" la propuesta de Soria”. Finanzas (2016年9月3日). 2016年9月10日閲覧。
  11. ^ José Manuel Soria renuncia a su candidatura en el Banco Mundial”. ABC (2016年9月6日). 2016年9月10日閲覧。