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ホソスゲ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ホソスゲ
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
階級なし : ツユクサ類 commelinids
: イネ目 Poales
: カヤツリグサ科 Cyperaceae
: スゲ属 Carex
: ホソスゲ C. disperma
学名
Carex disperma
Dewey
シノニム

Carex tenella

和名
ホソスゲ
英名
softleaf sedge

ホソスゲ(細菅、学名:Carex disperma)は、カヤツリグサ科スゲ属の植物の一種。

分布

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北半球に広く分布する。日本では北海道の上川、宗谷、十勝、釧路、根室にのみに分布していた[1]。1954年の採集以来生育が確認できず絶滅したと考えられていたが、2016年6月に北海道厚岸町門静での生育が確認され、約60年ぶりの発見となった[2]

特徴

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高さ20-50 cm[1]、葉の幅は0.7-2 mm。染色体数2n=70。主に高原の湿地に生育する[3]

保全状況評価

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絶滅危惧IA類 (CR)環境省レッドリスト[4]

2000年までの環境省レッドデータブックでは絶滅危惧IA類に指定されていたが、その後2007年・2012年のレッドリストともに絶滅と評価されていた[5]。 しかし、2016年に生育が確認されたため、2017年に公表された環境省レッドリストでは絶滅危惧IA類と再評価された[4]

参考文献

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  1. ^ a b ホソスゲ 北海道レッドデータブック
  2. ^ 環境省レッドリスト2017 補遺資料 p.50 (2017年10月26日閲覧)
  3. ^ UC/JEPS: Jepson Manual treatment for Carex disperma”. 2013年1月15日閲覧。
  4. ^ a b 環境省レッドリスト2017 p.74 (2017年10月26日閲覧)
  5. ^ 植物I(維管束植物)のレッドリスト新旧対照表 環境省 2012年