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ホツツジ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ホツツジ属
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : キク類 asterids
: ツツジ目 Ericales
: ツツジ科 Ericaceae
: ホツツジ属 Elliottia
学名
Elliottia Muhl. ex Elliott[1]
タイプ種
Elliottia racemosa Muhl. ex Elliott[1]
和名
ホツツジ属
  • 本文参照

ホツツジ属(ホツツジぞく、学名:Elliottia )は、ツツジ科の1つ[2]

特徴

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落葉低木。北アメリカ南東部に分布する1種のみが高木になる。は単葉で縁は全縁、互生し、しばしば輪生状になる。花序は枝先に総状花序、円錐花序または散房花序につき、2-80個のをつける。は3-5裂し、日本産のものの花弁は3個あって離生し、北アメリカ産のものの花弁は4-5個あって離生するか基部が4分の1ほど合着する。雄蕊は6-10個あって、葯にとげ状の付属体はない。子房は3-6室あって、各室に多数の胚珠があり、花柱は長く伸び、先端は盤状になる。果実蒴果で扁球形になり、各室の側面で開裂する。種子は小さい楕円形で多数ある[2][3]

分布

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日本に2種あり、北アメリカ大陸に2種ある[2]

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日本に分布する種

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和名、学名はYistによる。

  • ミヤマホツツジ Elliottia bracteata (Maxim.) Hook.f. - 落葉小低木。高さ30-50cm。花柱は花の外に突き出て、上方向に大きく曲がる。南千島、北海道、本州(中部地方以北)、千島列島ウルップ島)に分布し、亜高山帯の林縁や高山帯の低木林内に生育する[2][4]
  • ホツツジ Elliottia paniculata (Siebold et Zucc.) Hook.f. - 落葉低木。高さ1-2m。花柱は花の外にまっすぐに長く突き出る。北海道、本州、四国、九州(南限は屋久島)に分布し、岩の多い山地に生育する[2][4]

その他の種

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学名はElliottia, The Plant Listによる。

ギャラリー

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脚注

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  1. ^ a b Elliottia Muhl. ex Elliott Tropicos
  2. ^ a b c d e 『改訂新版 日本の野生植物 4』p.230
  3. ^ a b c Elliottia Muhlenberg ex Elliott, Flora of North America.
  4. ^ a b 『樹に咲く花(合弁花・単子葉・裸子植物)山溪ハンディ図鑑5』pp.114-117

参考文献

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