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ボケ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ボケ属
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: バラ目 Rosales
: バラ科 Rosaceae
亜科 : ナシ亜科 Maloideae
: ボケ属Chaenomeles
下位分類群

Chaenomeles cathayensis
Chaenomeles japonica
Chaenomeles speciosa
Chaenomeles thibetica

ボケ属(Chaenomeles)はバラ科の植物の属である。この属の植物は4種を含み[1]、高さ1-3mの、とげだらけの低木である。ボケがよく知られる。

この属の植物は、中華人民共和国朝鮮半島日本といった東アジアに自生している。これらの植物と近い属に、マルメロCydonia oblonga)やカリンPseudocydonia sinensis)がある[2]。これらの植物との違いは、葉に鋸歯があり、花の萼片が落ちやすく、元のほうで繋がっていることである。

この属の植物は、葉は互生、単純な形の葉で、鋸歯がある。

冬の終わりごろから春の初めに咲く花は、直径3-4.5cmの大きさで、雄蕊は5つある。色は朱色が多いが、白色や桃色もある。花季は晩冬から早春。

果実は晩秋に熟す梨果英語版雌蕊群英語版は5つである。

この属の植物は、ドクガの仲間である Euproctis chrysorrhoeaチビガ英語版の一種 Bucculatrix pomifoliella といった幼虫食草になる。

クサボケ Chaenomeles japonica
カリンの実

脚注

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出典

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  1. ^ Chaenomeles Lindl.” (英語). Plants of the World Online. Kew Science. 2023年2月23日閲覧。
  2. ^ カリンをボケ属とすることもある。.

参考資料と外部リンク

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