ボンバーマン ぱにっくボンバー
ジャンル | 落ち物パズル |
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対応機種 |
アーケード (AC) 対応機種一覧
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開発元 |
エイティング[1] ハドソン |
発売元 | SNK |
プロデューサー | 豊嶋真人 |
ディレクター | 日比進 |
デザイナー |
竹内久徳 横山祥 |
プログラマー | 竹内久徳 |
音楽 |
須合真樹 竹間淳 |
美術 |
横山祥 田口真之 藤波勝 |
シリーズ | ボンバーマンシリーズ |
人数 | 1 - 2人(対戦プレイ) |
メディア |
業務用基板 (7.06メガバイト) |
稼働時期 |
1995年1月 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
デバイス |
8方向レバー 4ボタン |
システム基板 | MVS |
CPU | MC68000 (@ 12 MHz) |
サウンド |
Z80 (@ 4 MHz) YM2610 (@ 8 MHz) |
ディスプレイ |
ラスタースキャン 横モニター 320×224ピクセル 59.19Hz パレット4096色 |
その他 | 型式:NGM-073 |
『ボンバーマン ぱにっくボンバー』は1995年1月にSNKから発売された業務用落ち物パズル[1][2]。ボンバーマンシリーズ第11作目で通称は『ぱにボン』。
開発はエイティングおよびハドソンが行い、プロデューサーは豊嶋真人、ディレクターは日比進、音楽は須合真樹と1作目より『ボンバーマンシリーズ』を手掛けている竹間淳が担当している。
1994年12月にPCエンジンSUPER CD-ROM²版が発売されている他[3]、1995年にスーパーファミコン用ソフト『スーパーボンバーマン ぱにっくボンバーW』やバーチャルボーイ用ソフト『とびだせ!ぱにボン』が発売、さらにネオジオへの移植の他FM-TOWNS、PC-9801、X68000など日本国内のパソコン各機種に移植された。2001年から2004年にかけて携帯電話ゲームとして配信された他、2005年にはPlayStation Portableに移植された。PCエンジン版はバーチャルコンソール対応ソフトとして2008年にWii、2015年にWii Uにて配信された。
ゲーム内容
[編集]システム
[編集]L字型に落ちてくるボンバーマン(コマ)を白、黒、赤など様々な色の内、縦、横、斜めいずれかに3つ以上並べることで消すことができる[4]。連鎖を組むことも可能で、連鎖数に応じて火のついていない爆弾が下からせり上がってくる。火のついていない爆弾は火のついた爆弾を近くに置き誘爆させることができる[4]。同時に相手にコゲボン(爆風で黒こげになったボンバーマンのこと。爆風で消せる)を相手側に送ることができる[4]。
ボンバーマンを消していくと、爆弾の火力がアップされていく。また、「でかバクメーター」が溜まり、満タンになると「でかバク」(大きい爆弾)がおちてくる。でかバクは爆弾のみならずボンバーマンも消すことができ、相手に大量にコゲボンを送ることができる。相手側のボンバーマンが最上段まで積み上がれば勝ち。全9面。
対戦が長引くと、揃えても爆風でも消せない永久パターン防止キャラの「石」が出現する(ただし、でかバクで破壊可能)。5連鎖からは、下からせり上がってくる爆弾に最初から火が点いていて、いきなり爆発する。6連鎖からは、成功時に各種演出が再生される(6連鎖:ロケット、7連鎖:核爆発、8連鎖:コンボ、9連鎖:おなら)。
ゲームオーバー若しくは、全9面クリア時に上位5位に入賞していると名前を入力することが出来る。基本的に一人プレイだが、途中参加で相手プレイヤーと対戦可能となる。
登場キャラクター
[編集]スーパーCD-ROM²用タイトル。アーケード版を移植したものとなっているが、アーケード版とは敵キャラが多少異なる。
- バグラー
- ボンバーマンに復讐する為に浮遊城に乗ってやってきた。詳しくはバグラーを参照。
- ブラックボンバーマン
- 浮遊城の二番手。悪役のボンバーマン。詳しくは黒ボンを参照。
- ゴーレムボンバー
- 浮遊城の一番手。『スーパーボンバーマン2』からの登場。詳しくは凶悪ボンバー5人衆を参照。
- プリティボンバー
- 浮遊城の三番手。同じく『スーパーボンバーマン2』からの登場。詳しくは凶悪ボンバー5人衆を参照。
- 科学者
- 正式名称不明。本作の最終ボスで、浮遊城は彼の顔を象っている。
- STAGE1
- ばろむ(声:大塚瑞恵)
- STAGE2
- くりん(声:TARAKO)
- STAGE3
- ぶ~ろる(声:龍田直樹)
- STAGE4
- ぱ~す(声:萩森侚子)
- STAGE5
- ふにゃ~(声:野田順子)
- STAGE6
- ばけばけ(声:TARAKO)
- STAGE7
- ぺぎ~(声:萩森侚子)
- STAGE8
- くろぼん(声:龍田直樹)
- STAGE9
- ばぐら~(声:石丸博也)
他機種版
[編集]No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 |
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1 | ボンバーマン ぱにっくボンバー | 1994年12月22日 |
PCエンジンSUPER CD-ROM² | ハドソン | ハドソン | CD-ROM | HCD4069 | |
2 | ボンバーマン ぱにっくボンバー | 1995年1月18日 |
ネオジオ | エイティング ハドソン |
SNK | ロムカセット | NGH-073 | |
3 | スーパーボンバーマン ぱにっくボンバーW | 1995年3月1日 |
スーパーファミコン | ライジング | ハドソン | ロムカセット | SHVC-APBJ | アレンジ移植 |
4 | ボンバーマン ぱにっくボンバー | 1995年4月1日 |
FM-TOWNS | リバーヒルソフト | アスキー | CD-ROM | - | |
5 | ボンバーマン ぱにっくボンバー | 1995年4月5日 |
PC-9801 X68000 |
リバーヒルソフト | アスキー | 5インチフロッピーディスク | - | |
6 | とびだせ!ぱにボン | 1995年7月21日 1995年12月 |
バーチャルボーイ | ハドソン | ハドソン 任天堂 |
ロムカセット | VUE-VH2J-JPN VUE-VH2E-USA |
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7 | ぱにっくボンバー | 2001年12月17日[5][6] |
iアプリ | ハドソン | ハドソン | ダウンロード (着信☆あぷり♪) |
- | |
8 | ボンバーマン64 | 2001年12月20日 |
NINTENDO64 | ラクジン | ハドソン | ロムカセット | NUS-NHAJ-JPN | ミニゲームとして収録 |
9 | ボンバーマンランド2 ゲーム史上最大のテーマパーク | 2003年7月17日 |
PlayStation 2 | ラクジン | ハドソン | CD-ROM | SLPM-62291 | |
10 | ボンバーマンランド2 ゲーム史上最大のテーマパーク | 2003年7月31日 |
ゲームキューブ | ラクジン | ハドソン | 8センチ光ディスク | DL-DOL-PGB2J-JPN | |
11 | ボンバーマンジェッターズゲームコレクション | 2003年10月16日 |
ゲームボーイアドバンス | ハドソン | ハドソン | ロムカセット | AGB-BOMJ-JPN | 『アインのパニボン』として収録 |
12 | ぱにっくボンバー | 2004年3月4日[7] |
BREW対応機種 (EZアプリ) |
ハドソン | ハドソン | ダウンロード (着信☆あぷり♪) |
- | |
13 | ぱにっくボンバーoriginal | 2004年6月14日[8][9] |
iアプリ | ハドソン | ハドソン | ダウンロード (着信☆あぷり♪) |
- | PCエンジン版の移植 |
14 | ぱにっくボンバー | 2004年12月1日[10] |
ボーダフォンライブ! (Vアプリ) |
ハドソン | ハドソン | ダウンロード (着信☆あぷり♪) |
- | |
15 | ボンバーマン ぱにっくボンバー | 2005年6月23日[11][12] |
PlayStation Portable | ウィル | ハドソン | UMD | ULJM-05023 | |
16 | ボンバーマン ぱにっくボンバー | 2008年3月18日[13] |
Wii | ハドソン | ハドソン | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
- | PCエンジン版の移植 |
17 | ボンバーマン ぱにっくボンバー | 2010年4月28日[14][15] |
PlayStation Portable (PlayStation Network) |
ハドソン | ハドソン | ダウンロード (PlayStation Store) |
- | |
18 | ボンバーマン ぱにっくボンバー | 2015年9月16日[16][17] 2017年11月23日 |
Wii U | ハドソン | KDE | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
- | PCエンジン版の移植 |
19 | ボンバーマン ぱにっくボンバー | 2020年3月19日 2020年3月19日 2020年3月19日 |
PCエンジン mini TurboGrafx-16 mini PC Engine CoreGrafx mini |
ハドソン | KDE | プリインストール | - | PCエンジン版の移植 本体にあらかじめインストールされている、約50作品の一つとして収録。 |
- PCエンジンSUPER CD-ROM²版
- 5人までの同時対戦が可能。家庭用シリーズ作品としては初めて正式にボンバーマンに声優が付き、『スーパーボンバーマン』のコマーシャルよりボンバーマンを演じている杉山佳寿子が起用された。
- スーパーファミコン版
- オリジナル要素が追加され、『スーパーボンバーマン ぱにっくボンバーW』として発売。
- バーチャルボーイ版
- 『とびだせ!ぱにボン』として発売。同機種の特性上1人プレイのみ。
- NINTENDO64版
- 『ボンバーマン64』に収録。ルールが若干異なる。
- PlayStation 2、ニンテンドーゲームキューブ版
- 『ボンバーマンランド2 ゲーム史上最大のテーマパーク』に収録。ボンバーマン64のものとルールは同じ。
- ゲームボーイアドバンス版
- 『ボンバーマンジェッターズゲームコレクション』に『アインのパニボン』として収録。こちらもボンバーマン64のものとルールは同様。決められた数だけコゲボンを作ってステージクリアをしていくゲームAと、ひたすらコゲボンを作って点数を稼ぐゲームBがあり、対戦モードは存在しない。また、コマもボンバーマンではなく、ただ色のついたブロックとなっている。
- PlayStation Portable版
- ゲームシェアリングで4人までの同時対戦が可能。コレクトアイテム(外観の変更が可能)を追加。
- 携帯電話ゲーム版
- iアプリ、EZアプリ、Vアプリ版がゲーム総合サイト「着信☆あぷり♪」にて移植ではないミニゲームとして発売。その後、『ぱにっくボンバーoriginal』としてゲーム総合サイト「着信☆あぷり♪」のPCエンジンコーナーにてiアプリでのみ配信された。さらにその後、ゲーム総合サイト「ハドソン★プレミアム」に移行後は移植作品がEZアプリ、S!アプリとして配信された。
スタッフ
[編集]- アーケード版
- デザイン:竹内久徳、横山祥
- プログラム:竹内久徳
- グラフィック:横山祥、TQAGUROU(田口真之)、藤波勝
- サウンド:須合真樹、竹間淳
- サンクス:ハドソンスタッフ、MOTOROLIAN、AMIKO
- ディレクター:日比進
- プロデューサー:豊嶋真人
評価
[編集]評価 | ||||||||||
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- PCエンジンSUPER CD-ROM²版
- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、7・7・7・5の合計26点(満40点)[19]、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、22.1点(満30点)となっている[21]。また、1998年に刊行されたゲーム誌『超絶 大技林 '98年春版』(徳間書店)では、同シリーズの他の作品と形態は異なる事に触れた上で「爽快感は健在」と肯定的に評価、またパズルの要素の中にシリーズの特徴である爆弾が爆発する要素が取り入れられている点に関して肯定的に評価した[21]。
項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合 得点 3.7 3.5 3.7 3.7 3.9 3.5 22.1
- PlayStation Portable版
- ゲーム誌『ファミ通』の「クロスレビュー」では合計23点(満40点)となっている[20]。
脚注
[編集]- ^ a b 「サン電子の「ギャラクシーファイト」 SNKからエイティング「ぱにっくボンバー」も」『ゲームマシン』第489号(アミューズメント通信社)1995年2月15日、28面。オリジナルの2020年5月23日時点におけるアーカイブ。
- ^ 「現在発売中のシステム基板とソフト一覧」『ゲームマシン』第569号、アミューズメント通信社、1998年8月1日、11-12面。オリジナルの2020年5月25日時点におけるアーカイブ。
- ^ "ボンバーマン ぱにっくボンバー". メディア芸術データベース. 国立アートリサーチセンター. 2024年4月22日閲覧。
- ^ a b c 「PCエンジンソフト完全カタログ 1994年」『懐かしゲーム機大百科 PCエンジン完全ガイド 1987-1999』スタンダーズ、2018年6月15日、197頁。ISBN 9784866362670。
- ^ “ハドソン,iアプリ用ゲームサイト「着信☆あぷり♪」に新コンテンツを追加” (日本語). ITmedia Moblie. アイティメディア (2001年12月3日). 2020年3月5日閲覧。
- ^ 松下麻利 (2001年12月3日). “ハドソン、「着信☆あぷり♪」にRPGやスポーツゲームなど追加” (日本語). ケータイ Watch. インプレス. 2020年3月5日閲覧。
- ^ “ハドソン、BREW対応携帯電話用落ちものパズルゲーム「ぱにっくボンバー」を提供” (日本語). ITmedia Moblie. アイティメディア (2004年3月4日). 2020年3月5日閲覧。
- ^ “落ちものパズル「ボンバーマン ぱにっくボンバー」iモードに移植” (日本語). ITmedia Moblie. アイティメディア (2004年6月15日). 2020年3月5日閲覧。
- ^ 滝沢修 (2004年6月15日). “ハドソン、iモード「PCエンジンコーナー」第2弾「ぱにっくボンバーoriginal」登場” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2020年3月5日閲覧。
- ^ “ハドソン携帯電話用コンテンツ” (日本語). ハドソン公式サイト. ハドソン. 2004年12月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月5日閲覧。
- ^ “ハドソン、PSP参入第2弾は落ち物パズルゲーム「ボンバーマン ぱにっくボンバー」” (日本語). ねとらぼ. アイティメディア (2005年6月22日). 2020年3月5日閲覧。
- ^ 石田賀津男 (2005年6月22日). “ハドソン、ゲームシェアリング対応の落ちものパズル、PSP「ボンバーマン ぱにっくボンバー」” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2020年3月5日閲覧。
- ^ 土本学 (2008年3月17日). “3月18日バーチャルコンソール新規配信タイトルが公開” (日本語). iNSIDE. イード. 2020年3月5日閲覧。
- ^ 木原卓/御橋尭言 (2010年4月28日). “週刊ダウンロードソフトウェアカタログ 2010年4月第5週分、5月第1週分” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2020年3月5日閲覧。
- ^ Chun (2010年4月28日). “4月28日付けPlayStation Store最新情報。待望の「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」は明日からの配信” (日本語). 4Gamer.net. Aetas. 2020年3月5日閲覧。
- ^ 津久井箇人 a.k.a. そそそ (2015年9月9日). “Wii Uバーチャルコンソール9月16日配信タイトル ― 『エクセリオン』『VS.エキサイトバイク』『ボンバーマン ぱにっくボンバー』” (日本語). iNSIDE. イード. 2020年3月5日閲覧。
- ^ 安田俊亮 (2015年9月10日). “「ボンバーマン ぱにっくボンバー」、Wii U VCで配信決定” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2020年3月5日閲覧。
- ^ “Bomberman: Panic Bomber for Arcade (1995)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2020年3月5日閲覧。
- ^ a b “ボンバーマン ぱにっくボンバー まとめ [PCエンジン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2020年3月5日閲覧。
- ^ a b “ボンバーマン ぱにっくボンバー まとめ [PSP]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2020年3月5日閲覧。
- ^ a b c 「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、653頁、ASIN B00J16900U。
外部リンク
[編集]- ハドソンゲームナビ 『ボンバーマン ぱにっくボンバー』(PCエンジン) - ウェイバックマシン(2007年8月14日アーカイブ分)
- ボンバーマン ぱにっくボンバー(PSP)ハドソン公式サイト - ウェイバックマシン(2007年10月4日アーカイブ分)
- ボンバーマン ぱにっくボンバー(PSP)ハドソンニュースリリース - ウェイバックマシン(2006年1月16日アーカイブ分)
- 「着☆あぷ♪ボンバーマン」ぱにっくボンバー original - ウェイバックマシン(2009年1月13日アーカイブ分)
- Wiiバーチャルコンソール ボンバーマン ぱにっくボンバー(ハドソン公式サイト) - ウェイバックマシン(2009年7月14日アーカイブ分)
- Wii Uバーチャルコンソール ボンバーマン ぱにっくボンバー
- PCエンジン mini
- Bomberman: Panic Bomber - MobyGames