ポストマン (2008年の映画)
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ポストマン | |
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監督 | 今井和久 |
脚本 | 鴨義信 |
製作 |
伊藤正昭 元木ひとみ 秋山純 |
製作総指揮 | 長嶋一茂 |
出演者 | 長嶋一茂 |
音楽 |
清水正彦 中村幸代 |
主題歌 | 小松優一 『Together』 |
撮影 | 木村弘一 |
編集 | 清水正彦 |
製作会社 |
ナガシマ企画 ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン テレビ朝日 |
配給 | ザナドゥー |
公開 | 2008年3月22日 |
上映時間 | 110分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『ポストマン』は、2008年の長嶋一茂主演の日本映画である。
概要
[編集]千葉県房総半島にある海と田園が広がる千葉県房総町(架空)を舞台に、その町にある日本郵政公社時代の特定郵便局(特定集配局)で働く郵便配達員を主人公に据えている。
2007年3月19日に行われた「日本郵政グループCI発表会」の席上にて、長嶋一茂本人より「手紙を通じた人と人との交流、家族の絆を描く」映画作品の制作発表がなされ、同年4月よりいすみ市・大多喜町・勝浦市・鴨川市などで撮影が敢行された。舞台の「房総町」は、先述のロケエリアを複合させた地域となっているが、本編の1シーンで山武市・大網白里市(撮影当時は町)周辺の外房エリア北部の位置が示されている。
キャスト
[編集]- 海江田龍兵(房総町郵便局 郵政外務職員):長嶋一茂
- 海江田あゆみ(龍兵の長女):北乃きい
- 海江田鉄兵(龍兵の長男):小川光樹
- 海江田泉(龍兵の亡妻):大塚寧々【友情出演】
- 塚原奈桜子(岬中学校 臨時教師):原沙知絵
- 番(綱元):竹中直人
- 岬中学校 校長:古手川祐子【友情出演】
- 木下園子(泉の母):野際陽子
- 玉井正一(房総町郵便局長):田山涼成
- 大西(公社管理部門より転籍した房総町郵便局職員):菊池隆則
- 竹内彩子(房総町郵便局 内務職員):遠藤久美子
- 中川美紀(窓口担当のゆうメイト):佐野夏芽
- 琢磨(郵便配達担当の新米ゆうメイト):渡邉邦門
- 佐々木瑞恵(房総町 住民):岡田絵里香
- 三ツ屋輝夫(房総町 住民):犬塚弘
- 羽田薫(三ツ屋の元同僚):谷啓
- 薫の妻:高田敏江
- 輪業店員:木梨憲武【特別出演】
- 商店店主:西川善文(エクゼティブ・スーパーバイザー兼務、ノンクレジット)
主題歌
[編集]スタッフ
[編集]- 監督:今井和久(メディアミックス・ジャパン)
- 脚本:鴨義信
- 製作総指揮:長嶋一茂
- プロデューサー:元木ひとみ、秋山純、伊藤正昭
- 撮影:木村弘一
- 美術:北谷岳之
- 照明:村澤浩一
- 編集:清水正彦
- 録音:畦本真司
- 音楽:中村幸代、森下滋
- 制作委員会:テレビ朝日、ナガシマ企画、ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン、アートポート、めるプランニング、読売新聞社、ぴあ、アサガミ、オリエンタルランド、ゲオ、ザナドゥー
- 特別協力:日本郵政(エクゼティブ・スーパーバイザー 西川善文)
備考
[編集]- 郵便局会社では、チケット販売第1号として、2007年11月よりこの映画の前売券の販売を郵便窓口で行った。チケットには局名入り日付印風のスタンプが押印された。
- 2008年5月には「エンタメポスト」による払込票でのセルDVD予約販売も8月の発売に先立って行われたが、定価に加えて500円のゆうパック送料を要するものであり、当初から割引販売と送料無料で予約受付していたAmazon.co.jpなどのインターネット通販や、市中のCDショップ・カメラ量販店と比べて割高な商品となってしまった。
- 郵便局での窓口業務(ゆうゆう窓口を除く)と郵便配達業務が、郵政民営化により郵便局会社と郵便事業会社に分割されたため、劇中での描写とは異なり、現実には各々の担当領域(所属会社)を越えて仕事をする事は無くなった。
- 東京国際フォーラムで行われた完成披露試写会に、当時病後によりマスコミへの露出を控えていた長嶋茂雄が訪れ、息子の映画にエールを贈るコメントを発した。
- 静岡県小山町に住む羽田の手紙が、龍平の手により三ツ屋に届くまでの郵便物の流れ(配送の仕組み)をオープニングとしている。
- 共同製作・配給元のザナドゥーは松竹系やワーナー・マイカル・シネマズなど全国約170館で上映したが、本作の興行収入が不調であったことが災いし、翌2009年に代表者が夜逃げをし倒産した。