ポール・クレメンス
基本情報 | |
---|---|
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | サウスカロライナ州コロンビア |
生年月日 | 1988年2月14日(36歳) |
身長 体重 |
6' 4" =約193 cm 195 lb =約88.5 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2008年 MLBドラフト4巡目(全体220位)でアトランタ・ブレーブスから指名 |
初出場 | 2013年8月9日 シアトル・マリナーズ戦 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
この表について
|
ポール・アーサー・クレメンス(Paul Arthur Clemens, 1988年2月14日 - )は、アメリカ合衆国・サウスカロライナ州コロンビア出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。
コービー・クレメンス(Koby Clemens)と同時期にヒューストン・アストロズ傘下に所属していたことから、コービーの父ロジャー・クレメンスの息子の1人と間違われることがあるが、血縁関係はない。
経歴
[編集]プロ入りとマイナー時代
[編集]2007年のMLBドラフト36巡目(全体1089位)でサンフランシスコ・ジャイアンツから指名されたが、この時は入団せず。
2008年のMLBドラフト7巡目(全体220位)でアトランタ・ブレーブスから指名され、6月8日に契約。この年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ブレーブスとアパラチアンリーグのルーキー級ダンビル・ブレーブスでプロデビュー。ルーキー級ダンビルでは12試合(先発8試合)に登板して3勝3敗1セーブ・防御率3.39・57奪三振の成績を残した。8月にA級ローム・ブレーブスへ昇格し、1試合に登板した。
2009年はA級ロームでプレーし、26試合(先発11試合)に登板して6勝5敗3セーブ・防御率5.91・64奪三振の成績を残した。
2010年はA級ロームで開幕を迎え、5月にA+級マートルビーチ・ペリカンズへ昇格。27試合(先発8試合)に登板して0勝4敗2セーブ・防御率3.69・65奪三振の成績を残した。
2011年はAA級ミシシッピ・ブレーブスでプレーし、20試合に先発登板して6勝5敗・防御率3.73・93奪三振の成績を残した。7月31日にマイケル・ボーンとのトレードで、フアン・アブレイユ、ブレット・オーバーホルツァー、ジョーダン・シェーファーと共にヒューストン・アストロズへ移籍した[1]。移籍後はAA級コーパスクリスティ・フックスで5試合に登板。9月にAAA級オクラホマシティ・レッドホークスへ昇格し、1試合に登板した。オフの11月18日にアストロズとメジャー契約を結び、40人枠入りを果たした[2]。
2012年2月18日にアストロズと1年契約に合意。3月15日にAAA級オクラホマシティへ配属され、そのまま開幕を迎えた。AAA級オクラホマシティでは20試合に先発登板して8勝8敗・防御率6.73・68奪三振と結果を残せず、7月にAA級コーパスクリスティへ降格。AA級コーパスクリスティでは7試合に先発登板して3勝2敗・防御率3.46・37奪三振の成績を残した。
メジャー昇格後
[編集]2013年3月17日にAAA級オクラホマシティへ配属され、そのまま開幕を迎えたが、直後の4月8日にメジャーへ昇格し、翌9日のシアトル・マリナーズ戦でメジャーデビュー。13点リードの5回から登板し、4回を投げ5失点したが勝利投手となった[3]。その後はリリーフとして30試合に登板していたが、防御率6.36と落ち込み、7月27日にAAA級オクラホマシティへ降格。8月27日に再昇格し、先発に転向したが、5試合で0勝3敗・防御率3.71と結果を残せないままシーズンを終えた。この年メジャーは35試合(先発5試合)に登板して4勝7敗・防御率5.40・49奪三振の成績を残した。
2014年3月9日にAAA級オクラホマシティへ異動した。4月12日にメジャーへ昇格。リリーフとして4試合に登板したが、3試合で失点するなど不調が続き5月2日にAAA級へ降格。5月9日にホセ・シスネロが故障者リスト入りしたため再昇格し[4]、4試合に登板したが2度の救援失敗もあり、5月17日にAAA級オクラホマシティへ降格。6月1日に再昇格したが、3試合で2度の救援失敗を犯し、6月8日に再びAAA級オクラホマシティへ降格。7月27日にジョシュ・ゼイドが故障者リスト入りしたため再昇格。1試合に登板したが、8月5日にAAA級オクラホマシティへ降格。9月2日に戦力外となり[5]、5日に40人枠を外れる形でAAA級オクラホマシティへ降格した。この年は13試合に登板して0勝1敗・防御率5.84・16奪三振の成績を残した。オフの10月30日にFAとなった。11月20日にフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結んだ[6]。
2015年6月26日に自由契約となった[7]。8月1日にカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結んだ。オフの11月6日にFAとなった[7]。11月24日にマイアミ・マーリンズとマイナー契約を結んだ。
2016年の開幕は傘下のAAA級ニューオーリンズ・ゼファーズで迎え、6月19日にメジャー契約を結んで25人枠入りした[7]。6月28日にウェイバーでサンディエゴ・パドレスへ移籍した。8月6日のフィリーズ戦では打席に立った際にバットに塗る松脂が大量に付着し、そのままマウンドに上がるとルール違反となるため、「PLAYER(選手)」と名前の書かれた背番号91の匿名サンプルユニフォームを着てマウンドに戻った[8]。この年メジャーでは2球団合計で18試合(先発14試合)に登板して4勝5敗・防御率4.04・53奪三振の成績を残した。
パドレス退団後
[編集]2017年3月20日に自由契約となった[7]。3月30日にミネソタ・ツインズとマイナー契約を結んだ[7]。7月21日に解雇となる。
2018年3月11日にメキシカンリーグのユカタン・ライオンズと契約。5月11日に独立リーグ・アトランティックリーグのサザンメリーランド・ブルークラブスに移籍。
2019年4月11日にアトランティックリーグのハイポイント・ロッカーズと契約。9月16日に自由契約になった。
詳細情報
[編集]年度別投手成績
[編集]年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2013 | HOU | 35 | 5 | 0 | 0 | 0 | 4 | 7 | 0 | 7 | .364 | 323 | 73.1 | 82 | 16 | 26 | 1 | 2 | 49 | 2 | 0 | 48 | 44 | 5.40 | 1.47 |
2014 | 13 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | .000 | 118 | 24.2 | 28 | 5 | 13 | 1 | 1 | 16 | 0 | 0 | 20 | 16 | 5.84 | 1.66 | |
2016 | MIA | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 47 | 10.0 | 11 | 5 | 8 | 0 | 1 | 6 | 0 | 0 | 7 | 7 | 6.30 | 1.90 |
SD | 16 | 12 | 0 | 0 | 0 | 3 | 5 | 0 | 0 | .375 | 267 | 61.1 | 61 | 9 | 23 | 0 | 3 | 47 | 4 | 1 | 32 | 25 | 3.67 | 1.37 | |
'16計 | 18 | 14 | 0 | 0 | 0 | 4 | 5 | 0 | 0 | .444 | 314 | 71.1 | 72 | 14 | 31 | 0 | 4 | 53 | 4 | 1 | 39 | 32 | 4.04 | 1.44 | |
MLB:3年 | 66 | 19 | 0 | 0 | 0 | 8 | 13 | 0 | 8 | .381 | 755 | 169.1 | 182 | 35 | 70 | 2 | 7 | 118 | 6 | 1 | 107 | 92 | 4.89 | 1.49 |
- 2018年度シーズン終了時
背番号
[編集]- 56(2013年 - 2014年)
- 50(2016年 - 同年途中)
- 47(2016年途中 - 同年終了)
- 91(2016年8月6日のみ)
脚注
[編集]- ^ Astros acquire Schafer, others for Bourn MLB.com
- ^ Astros add Paul Clemens to 40-man Roster MLB.com
- ^ Triple-A's Clemens joins Astros; Fields to DL MLB.com
- ^ Austin Laymance (May 10, 2014). “Astros make pitching moves, activate Feldman”. MLB.com. December 13, 2014閲覧。
- ^ “Astros announce September call-ups”. MLB.com Astros Press Release (September 3, 2014). December 13, 2014閲覧。
- ^ “Phillies announce additional Spring Training non-roster invitees”. MLB.com Phillies Press Release (November 26, 2014). December 13, 2014閲覧。
- ^ a b c d e MLB公式プロフィール参照。2017年4月17日閲覧。
- ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2017』廣済堂出版、2017年、470頁頁。ISBN 978-4-331-52084-0。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]