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マサノミネルバ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マサノミネルバ
欧字表記 Masano Minerva[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 栗毛[1]
生誕 2005年5月17日(19歳)[1]
抹消日 2008年8月25日[2]
ラムタラ[1]
ハートステイジ[1]
母の父 カコイーシーズ[1]
生国 日本の旗 日本北海道三石町[1]
生産者 中田英樹[1]
馬主 中村正子
→吉田千津
[1]
調教師 堂山芳則北海道
川島正行船橋
[1]
競走成績
生涯成績 11戦4勝[1]
獲得賞金 2601万3000円[1]
勝ち鞍 JpnIIIエーデルワイス賞(2007年)
H2栄冠賞(2007年)
[1]
テンプレートを表示

マサノミネルバ[1]日本競走馬繁殖牝馬。主な勝ち鞍にエーデルワイス賞栄冠賞(ともに2007年)。

戦績

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2007年5月24日旭川競馬場で行われたフレッシュチャレンジ五十嵐冬樹が騎乗し2着、2戦目で初勝利を挙げる[2][3]6月21日のウィナーズチャレンジも制して2勝目を挙げたのち、世代最初の重賞である栄冠賞では外を通って差し切り、3連勝で重賞初勝利を挙げた[3]。続く函館競馬場でのラベンダー賞で6着[4]リリーカップでは1番人気で5着に終わるが[5]、続くブリーダーズゴールドジュニアカップで3着、サンライズカップで5着としたのち、交流重賞のエーデルワイス賞では第4コーナーで先行馬を捉えて2着のモエレプットに5馬身差をつけ、2000年のナミ以来7年ぶり3頭目となる北海道所属馬による優勝を達成した[6]

その後、レース後の11月2日門別競馬場で開かれたトレーディングセールに上場され、セール最高価格となる5010万円(税抜)で社台グループに落札された[1][7]2008年に入り、4月11日付でいったん競走馬登録を抹消後、5月に入り船橋競馬場の川島正行厩舎所属として再登録される[8][9]。再登録後、関東オークスではユキチャンの12着に終わり、A2条件の準重賞・スターライトカップでも13着と振るわず、8月25日付で地方競馬登録を抹消され現役を引退した[2]

競走成績

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以下の内容は、netkeiba.com[10]およびJBISサーチ[11]地方競馬全国協会[2]に基づく。

年月日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ(人気) 着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
(kg)
勝ち馬/(2着馬)
2007.05.24 旭川 フレッシュチャレンジ ダ1000m(良) 8 8 8 02.0(1人) 2着 1:03.4 (39.4) -0.4 五十嵐冬樹 53 スターダム
0000.05.24 旭川 ルーキーチャレンジ ダ1000m(良) 8 7 7 01.5(1人) 1着 1:03.0 (38.6) -0.5 五十嵐冬樹 53 (プラムプティング)
0000.06.21 旭川 ウィナーズチャレンジ ダ1500m(稍) 6 1 1 06.0(3人) 1着 1:41.1 (39.1) -0.1 五十嵐冬樹 53 (ボク)
0000.07.04 旭川 栄冠賞 H2 ダ1000m(良) 12 5 6 11.9(6人) 1着 1:02.1 (38.1) -0.0 五十嵐冬樹 53 (ピンクバーディー)
0000.07.21 函館 ラベンダー賞 OP 芝1200m(良) 12 5 6 17.9(7人) 6着 1:11.7 (36.1) -0.2 五十嵐冬樹 54 ハートオブクィーン
0000.08.09 旭川 リリーC H3 ダ1000m(不) 13 4 5 02.4(1人) 5着 1:15.5 (39.1) -0.9 斉藤正弘 54 ストロングライデン
0000.08.30 旭川 ブリーダーズGJC H1 ダ1600m(良) 14 6 10 23.0(5人) 3着 1:47.1 (42.6) -0.1 服部茂史 53 ジェイドファスト
0000.09.26 旭川 サンライズC H3 ダ1600m(重) 11 6 6 03.3(2人) 5着 1:44.6 (41.2) -0.4 山口竜一 55 バイタリティー
0000.10.11 旭川 エーデルワイス賞 JpnIII ダ1600m(不) 14 7 11 11.2(5人) 1着 1:43.3 (40.4) -1.0 山口竜一 54 (モエレプット)
2008.06.18 川崎 関東オークス JpnII ダ2100m(良) 14 5 7 15.9(6人) 12着 2:21.1 (44.2) -6.4 戸崎圭太 54 ユキチャン
0000.07.10 大井 '08スターライトC 準重賞(A2) ダ1600m(稍) 13 3 3 17.8(5人) 13着 1:43.6 (41.8) -3.7 戸崎圭太 51 ゴッドセンド

繁殖牝馬時代

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引退後は社台ファーム繁殖牝馬となった。産駒から3番仔スアデラ(2017年習志野きらっとスプリント)、5番仔ボーダレスガール(2017年フルールカップ)、10番仔トワイライトウェイ(2023年ジュニアグランプリ【盛岡】)と3頭の地方競馬の重賞勝ち馬を出している。

産駒一覧

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生年 馬名 毛色 馬主 厩舎 戦績 主な勝利競走 供用 出典
初仔 2011年 オーバークロック
栗毛 ゴールドアリュール 吉田照哉
→岩渕瑞生
北海道・堂山芳則
船橋川島正行
→船橋・佐藤裕太
金沢加藤和宏
52戦14勝 (引退) [12]
2番仔 2012年 オウルインザダスク 栗毛 吉田照哉
→塚本徳明
船橋・川島正行
→船橋・川島正一
→船橋・山下貴之
→船橋・佐藤裕太
24戦2勝 (繁殖) [13]
3番仔 2013年 スアデラ 栗毛 吉田照哉 船橋・佐藤裕太 22戦6勝 2017年習志野きらっとスプリント (繁殖) [14][15]
4番仔 2014年 ゴーフューチャー 鹿毛 マンハッタンカフェ 18戦4勝 (繁殖) [16]
5番仔 2015年 ボーダレスガール 栗毛 ゴールドアリュール 北海道・田中淳司
→船橋・佐藤裕太
33戦5勝 2017年フルールカップ (繁殖) [17]
6番仔 2016年 グラウクス
→騸
栗毛 ヴィクトワールピサ (有)社台レースホース
→組)リノレーシング
栗東西園正都
名古屋・今津博之
→北海道・柳澤好美
57戦4勝 (現役) [18]
7番仔 2017年 エンドレストリップ 栗毛 ハーツクライ 吉田照哉 船橋・佐藤裕太 8戦1勝 (引退) [19]
8番仔 2019年 フロネシス 栗毛 エスポワールシチー 船橋・山下貴之 23戦1勝 (現役) [20]
9番仔 2020年 マグノリアレーン 鹿毛 レッドファルクス 会田浩史 美浦新開幸一
→川崎・内田勝義
19戦1勝 (現役) [21]
10番仔 2021年 トワイライトウェイ 栗毛 ジャスタウェイ 吉田照哉 北海道・田中淳司
→船橋・佐藤裕太
10戦2勝 2023年ジュニアグランプリ (現役) [22]
11番仔 2022年 メリーサウンド 栗毛 オルフェーヴル 美浦・小笠倫弘 (デビュー前) [23]
12番仔 2023年 栗毛 (デビュー前) [24]
  • 2024年10月6日現在


血統表

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マサノミネルバ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ニジンスキー系
[§ 2]

*ラムタラ
Lammtarra
1992 栗毛
父の父
Nijinsky II
1967 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Flaming Page Bull Page
Flaring Top
父の母
Snow Bride
1986 栗毛
Blushing Groom Red God
Runaway Bride
Awaasif Snow Knight
Royal Statue

ハートステイジ
1993 鹿毛
*カコイーシーズ
Cacoethes
1986 鹿毛
Alydar Raise a Native
Sweet Tooth
Careless Notion Jester
Miss Uppity
母の母
ハートブレイク
Heartbreak
1981 栗毛
Stage Door Johnny Prince John
Peroxide Blonde
Royal Folly Tom Fool
Golden Sari
母系(F-No.) ハートブレイク(USA)系(FN:9-f) [§ 3]
5代内の近親交配 Menow 5×5=6.25%、Native Dancer 5×5=6.25%、Nasrullah 5×5=6.25% 、Northern Dancer 3・5=15.63%(父内)、Tom Fool 5・4=9.38%(母内) [§ 4]
出典
  1. ^ [25]
  2. ^ [26]
  3. ^ [25]
  4. ^ [25][26]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q マサノミネルバ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年11月21日閲覧。
  2. ^ a b c d マサノミネルバ 出走履歴”. 地方競馬全国協会. 2019年11月21日閲覧。
  3. ^ a b 栄冠賞、マサノミネルバが一気の差し切り”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2007年7月4日). 2019年11月21日閲覧。
  4. ^ 10R ラベンダー賞 オープン 2007年7月21日(土)2回函館3日”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年11月21日閲覧。
  5. ^ リリーC、ストロングライデンが重賞初制覇”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2007年8月9日). 2019年11月21日閲覧。
  6. ^ エーデルワイス賞、マサノミネルバが5馬身差圧勝”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2007年10月11日). 2019年11月21日閲覧。
  7. ^ 現役馬セール、マサノミネルバが最高価格”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2007年11月2日). 2019年11月21日閲覧。
  8. ^ マサノミネルバが登録抹消”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2008年4月20日). 2019年11月21日閲覧。
  9. ^ マサノミネルバが船橋へ移籍”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2008年5月28日). 2019年11月21日閲覧。
  10. ^ マサノミネルバの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年11月21日閲覧。
  11. ^ マサノミネルバ 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年11月21日閲覧。
  12. ^ オーバークロック”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年8月11日閲覧。
  13. ^ オウルインザダスク”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年11月21日閲覧。
  14. ^ スアデラ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年11月21日閲覧。
  15. ^ 高橋華代子 (2019年2月23日). “スアデラ、お疲れ様でした!”. 南関魂 高橋華代子の南関東競馬ブログ. 2019年11月21日閲覧。
  16. ^ ゴーフューチャー”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年11月21日閲覧。
  17. ^ ボーダレスガール”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年8月11日閲覧。
  18. ^ グラウクス”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年9月18日閲覧。
  19. ^ エンドレストリップ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年11月21日閲覧。
  20. ^ フロネシス”. JBISサーチ. 2023年9月18日閲覧。
  21. ^ マグノリアレーン”. JBISサーチ. 2023年9月18日閲覧。
  22. ^ トワイライトウェイ”. JBISサーチ. 2023年9月18日閲覧。
  23. ^ メリーサウンド|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2024年10月7日閲覧。
  24. ^ _________”. JBISサーチ. 2023年9月18日閲覧。
  25. ^ a b c マサノミネルバ 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年11月20日閲覧。
  26. ^ a b c マサノミネルバの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年11月20日閲覧。

外部リンク

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