マドレーヌ・フィルム

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マドレーヌ・フィルム(Madeleine Films)は、映画プロデューサージルベール・ド・ゴールドシュミット1951年に設立した、フランスの映画製作会社。

概要[編集]

1951年、ゴールドシュミットが2人のアメリカ人ピーター・ラスヴォン、スチュアート・シュルバーグとともに、パリのマドレーヌ広場Place de la Madeleine)に設立した。やがて、スカール・ペトラルク(Square Pétrarque)に移転。

40本あまりもの長編映画を1954年から1998年にかけて製作し、ときに「パルク・フィルム」社(代表マグ・ボダール)とともに『シェルブールの雨傘』(監督ジャック・ドゥミ1964年)、『ロシュフォールの恋人たち』(同、1966年)を、あるいは「ラ・ゲヴィル」社(映画監督イヴ・ロベール女優ダニエル・ドロルム夫妻の会社)とともに『ぐうたらバンザイ! Alexandre le bienheureux』(監督イヴ・ロベール、1967年)や『Le Distrait』(監督ピエール・リシャール1970年)、『アルフレッドの災難 Les Malheurs d'Alfred』(同、1972年)、『Le Grand Blond avec une chaussure noire』(監督イヴ・ロベール、1972年)などを共同製作した。

なかでも社会的な大ヒットをしたのはパトリック・シュルマン監督の『P.R.O.F.S.』(1985年)である。

所在地は、ヌイイ=シュル=セーヌ市ダム・ゾキュスティーヌ街7番地(7, rue des Dames Augustines)。同社は、パリ郊外の同地で、「ステュディオ・デ・ダム・ゾキュスティーヌ」という上映ホールと音響効果のオーディトリアムを経営している。

外部リンク[編集]