マニュエル・イダルゴ
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マニュエル・イダルゴ(Manuel Hidalgo、1956年2月4日 - )は、スペイン・マラガ県アンテケーラ生まれの現代音楽の作曲家。
略歴
[編集]グラナダ大聖堂オルガニストを務めたフアン・アルフォンソ・ガルシアのもとで音楽理論と作曲を学び[1]、1976年からはスイスのチューリッヒ芸術大学ハンス・ウルリッヒ・レーマンに師事した[2]。1979年から1984年までは、当初はハノーファーで、後にはシュトゥットガルトで、ヘルムート・ラッヘンマンに師事した[2]。
二度のガウデアムス賞ノミネート、ドナウエッシンゲン音楽祭での二度の世界初演を経験し、プロムジカノヴァブレーメンの後期に作品が委嘱された人物でもある。ドイツ語圏での活躍が多く、現在もシュトゥットガルトに住む[3]。日本ではピアノ曲「Der religioese Algorithmus Les Pièces II」が秋吉台国際20世紀音楽セミナー&フェスティバルで日本初演されている。
近年Kairosからソロアルバムがリリースされた。作品はブライトコップフ・ウント・ヘルテル社から全作品が発売されている。現在は自作品のみならず、ベートーヴェンの《バガテル》作品126[4]をはじめとする諸作品や、バッハの作品などの編曲活動でも知られている。テオドーロ・アンツェロッティとは交遊も多く、ベートーヴェンの編曲作品は彼のために書かれている。
主要作品
[編集]- 1982 : Harto, pour orchestre
- 1990 : Einfache musik, pour orchestre à cordes
- 1990 : Vomitorio, musique de scène pour chœur, vents et orchestre
- 1991 : Fisca, pour orchestre
- 1993 : Eine Lesung, pour ensemble de chambre (soprano, hautbois, basson, violons, alto et violoncelle)
- 1998 : Dali, der große masturbator, musique de scène sur un texte de M. Hidalgo et M. Kaiser
- 2001 : Bacon, tragi-comédie en sept actes sur un texte de G. Adams
- 2001 : Des kaisers neues kleid : musique de scène pour enfants et adultes d'après le conte d'Hans Christian Andersen
脚注
[編集]- ^ ブライトコプフ社編纂の年表に基づく。
- ^ a b 同上。
- ^ hidalgo
- ^ アンサンブル・レゾナンツの演奏会評に基づく
参考文献
[編集]- https://www.breitkopf.com/composer/414
- http://www.swr.de/swr2/programm/sendungen/jetztmusik/hidalgo-manuel/-/id=659442/did=1767572/nid=659442/ctj5k5/index.html
- https://bachtrack.com/review-ensemble-resonanz-vienna-hidalgo-lachenmann
- http://oxfordindex.oup.com/view/10.1093/gmo/9781561592630.article.43291
- https://www.munzinger.de/search/kdg/Manuel+Hidalgo/234.html