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マペットキャラクター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジム・ヘンソンのマペッツのロゴ。このフランチャイズは、1955年から2004年までジム・ヘンソン・カンパニーが所有していた。
マペット・ショーのロゴ (1976年 – 1981年)

マペットキャラクター(muppet character)はジム・ヘンソンによって作られた人形マペット(muppet)(パペット(puppet)+マリオネット(marionnette)の造語)のマスコットキャラクターのことである。

このページでは、ジム・ヘンソン・プロダクションによる、マペット作品のキャラクターや、彼らについての豆知識、登場する単語を、一般的に呼ばれるマペットキャラクターと題し、執筆する。

また、これらのマペットキャラクターは、2004年ウォルト・ディズニー・カンパニーがジム・ヘンソン・カンパニーを買収し、現在はディズニー・パークス・エクスペリエンス・プロダクツ傘下のザ・マペッツ・スタジオが所有している。

主人公

カーミット

ストレートな主役を持つカエル、マペッツのリーダー。ジム・ヘンソンに作られ、1955年にサム・アンド・フレンズで紹介され、セサミストリートに定期出演を果たす。マペット・ショーでは司会者を務めたこともあり、劇場の管理もしている。それ以来、マペッツ・ブランドの番組に多く関わっている。
ジム・ヘンソンは、1955年のデビューから1990年に亡くなるまでカーミットのパペティアだった。1990年にはスティーヴ・ホイットマイアが引き継ぎ、2016年まで演じた[1]。2017年以降、マット・ヴォーゲルがカーミットを演じている[2]

ミス・ピギー

歌姫のような歌声を持つ大スターの豚[3]、2015年まではカーミットと恋の関係があった。[4][5]

フォジー

  • パペティア - フランク・オズ (1976年 - 2000年)、エリック・ジェイコブソン(2002年 - 現在)
1976年の作品『マペット・ショー』で初めて登場した熊のフォジー。オズは2000年に引退するまで演じており、以降はエリック・ジェイコブソンが演じている。フォジーの作者は、マイケル・K・フリス[6]

ゴンゾ

スタントパフォーマーが大好きなゴンゾ、鳥に見えるが種類は不明。デビュー以来、ゲルツが演じている。

ロルフ

Purina Dog ChowのテレビCMで初めて登場した犬、彼を作ったのはジム・ヘンソン[7]。彼はマペット・ショーでピアニストとして参加。

スクーター

マペット・ショー シーズン1でデビュー[3]、マペットシアターでは舞台監督と従業員をしている。スクーターを作ったのは、マイケル・K・フリス

アニマル

  • パペティア - フランク・オズ (1975年 - 2000年)、エリック・ジェイコブソン (2002年 - 現在)
ティース、メイヘムと組んでいるバンドのドラマー[6]。デビュー作品は『The Muppet Show: Sex and Violence[3]

ペペ

ペペ・ザ・キング・プレーンは、ラテン系のエビ[8]マペット放送局で象のシーモアと共演したことがある。初めての映画出演は『ゴンゾ宇宙に帰る』だった。

リゾ

  • パペティア - スティーヴ・ホイットマイア (1980年 - 2016年)
ズルいことをするネズミだが、優しいところもある。

ウォルター

ザ・マペッツで初めて登場した男の子、マペットのファン。

脇役

ドクター・ティースとエレクトリック・メイヘム

これはロック系のバンドの名前。リーダーのドクター・ティースはキーボード奏者、フロイドペッパーはベース、ジャニスはリード・ギター、ズートはサックス奏者。アニマルはドラマー。

ブンゼン・ハニーデュー

  • パペティア - デーヴ・ゲルツ
優秀な科学者だが、ぼんやりしていて失敗もある。ブンゼンは『マペット・ショー シーズン1』にデビュー、シーズン2からは助手のビーカーが加わった[9]

ビーカー

  • パペティア - リチャード・ハント (1977年 - 1991年)、スティーヴ・ホイットマイア (1992年 - 2016年)、デヴィッド・ラッドマン (2017年 - 現在)
ブンゼンの助手、ブンゼンの発明品で実験に使われることがある。ビーカーは『マペット・ショー シーズン2』にデビュー[9]

サム・イーグル

  • パペティア - フランク・オズ (1975年 - 2000年)、ケビン・クラッシュ (2002年 - 2003年)、エリック・ジェイコブソン (2005年 - )
『マペット・ショー』のパイロット版「The Muppet Show: Sex and Violence」にデビューした鷲、レギュラーでも登場している。

スタトラー&ウォルドーフ

  • スタトラーのパペティア - リチャード・ハント (1976年 - 1991年)、ジェリー・ネルソン (1975年、1992年 - 2003年)、スティーヴ・ホイットマイア (2002年 - 2016年)、ピーター・リンツ (2017年 - 現在)
  • ウォルドーフのパペティア - ジム・ヘンソン(1975年 - 1990年)、デーヴ・ゲルツ(1992年 - 現在)
丸い顔をしたのがスタトラー、細い顔をしたのがウォルドーフ。マペット・ショーのバルコニーからジョークを交わしているおじいさんたち。[10]

シェフ

  • パペティア - ジム・ヘンソン (1975年 - 1990年)、デヴィッド・ラッドマン (1992年)、ビル・バレッタ(1996年 - 現在)
スウェーデン語で会話する男性シェフ。

カミラ・ザ・チキン

  • パペティア - ジェリー・ネルソン (1978年 - 2003年)、アリス・ディニーン (2005年)、マット・ヴォーゲル (2008年 - 現在)
カミラ・ザ・チキンは、メスの鶏。マペット・ショーの頃からゴンゾとの恋愛関係がある。

ボーボー・ザ・ベア

  • パペティア - ビル・バレッタ
とても大きなヒグマ、マペット放送局では警備員として登場。

デッドリー

  • パペティア - ジェリー・ネルソン (1976年 - 1996年)、マット・ヴォーゲル (2011年 - 現在)
デッドリーおじさんは、青いドラゴンみたいなモンスター。ザ・マペッツでは、テックス・リッチマン(パペティア - クリス・クーパー)の子分。

脚注

  1. ^ Jones, Brian Jay (2013). “Epilogue-Legacy”. Jim Henson: The Biography. New York: Ballantine Books. pp. 486. ISBN 978-0-345-52611-3 
  2. ^ Parker, Ryan (July 10, 2017). “Longtime Kermit the Frog Voice Actor Replaced After 27 Years”. The Hollywood Reporter. オリジナルのJuly 12, 2017時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170712063608/http://www.hollywoodreporter.com/live-feed/longtime-kermit-frog-voice-actor-replaced-27-years-1019780 July 10, 2017閲覧。 
  3. ^ a b c Finch, Christopher (1981). Of Muppets and Men. New York: Alfred A. Knopf, Inc. ISBN 0-394-52085-8 
  4. ^ Villarreal, Yvonne (August 4, 2015). “Love really is dead -- Miss Piggy and Kermit break up”. Los Angeles Times. オリジナルのAugust 6, 2015時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150806183141/http://www.latimes.com/entertainment/tv/showtracker/la-et-st-miss-piggy-and-kermit-break-up-but-keep-it-together-for-work-20150804-story.html August 4, 2015閲覧。 
  5. ^ Snetiker, Marc (August 4, 2015). “Kermit and Piggy announce breakup at press conference”. Entertainment Weekly. オリジナルのAugust 5, 2015時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150805184523/http://www.ew.com/article/2015/08/04/muppets-kermit-piggy-split-break-up-tca August 4, 2015閲覧。 
  6. ^ a b Finch, Christopher (1993). Jim Henson: The Works: the Art, the Magic, the Imagination. New York: Random House. ISBN 9780679412038. https://archive.org/details/jimhensonworksar0000finc 
  7. ^ Parish, James Robert (2006). Jim Henson: Puppeteer And Filmmaker. Ferguson Pub. p. 52. ISBN 978-0-8160-5834-1. "It was Don Sahlin whom Jim [Henson] assigned to create Rowlf the Dog (and his sidekick Baskerville) for the company's new client, Purina Dog Chow" 
  8. ^ Liebeck, Laura (January 12, 2002). “Pepe the King Prawn Speaks Out”. Global License. オリジナルのMay 1, 2012時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120501223945/http://www.licensemag.com/licensemag/L%20Watch/Pepe-the-King-Prawn-speaks-out/ArticleBrief/Article/detail/8356?contextCategoryId=1453&searchString=muppet 2011年8月31日閲覧。 
  9. ^ a b Stelle, Ginger (2009). "Starring Kermit the Frog as Bob Crachit: Muppets as Actors". In Garlen, Jennifer C.; Graham, Anissa M. (eds.). Kermit Culture: Critical Perspectives on Jim Henson's Muppets. Jefferson, North Carolina: McFarland & Company. ISBN 9780786442591
  10. ^ Schneider, Lynne D. (2009). "Stuffed Suits and Hog-Wild Desire". In Garlen, Jennifer C.; Graham, Anissa M. (eds.). Kermit Culture: Critical Perspectives on Jim Henson's Muppets. Jefferson, North Carolina: McFarland & Company. ISBN 9780786442591