マメッド・ハリドヴ
基本情報 | |
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本名 |
マメッド・ハリドフ (Mamed Khalidov) |
通称 |
カニバル (Cannibal) 東欧ミドル級 最強の男 |
国籍 | ポーランド |
生年月日 | 1980年7月17日(44歳) |
出身地 |
ソビエト連邦 ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国チェチェン・イングーシ自治ソビエト社会主義共和国グロズヌイ |
所属 | TEAM KSW/MMAオルシュテイン |
身長 | 183cm |
体重 | 83kg |
リーチ | 191cm |
階級 |
ライトヘビー級 →ミドル級 |
バックボーン |
極真会館 (黒帯) テコンドー (黒帯) ブラジリアン柔術 (紫帯) レスリング |
マメッド・ハリドヴ(Mamed Khalidov、1980年7月17日 - )は、ポーランドの男性総合格闘家。ロシア・チェチェン共和国グロズヌイ出身。TEAM KSW/MMAオルシュテイン所属。元KSWミドル級王者。元KSWライトヘビー級王者。
来歴
[編集]松濤館流空手とレスリングを経験[1]。第一次チェチェン紛争の余波を受ける形で、17歳のときに家族の勧めでポーランドへ留学した。
2006年、ADCC 2007ポーランド予選に出場し、88kg未満級で優勝。
2008年10月10日、ShoXCでジェイソン・グイダと対戦し、スタンドパンチ連打でTKO勝ち[2]。
2009年5月15日、KSWライトヘビー級(95kg)王座[3]決定戦でダニエル・アカーシオと対戦し、KO勝ちを収め王座獲得に成功した。
2009年11月7日、戦極(SRC)初参戦となった戦極 〜第十一陣〜でジョルジ・サンチアゴと対戦し、グラウンドで下の状態から鉄槌を放ち、上になっているサンチアゴに当てて効かせると、ダメージから亀の状態になったサンチアゴに上からパウンドを打ってTKO勝ち。
2010年3月7日、SRC12のSRCミドル級(83kg)チャンピオンシップでジョルジ・サンチアゴと再戦し、0-3の判定負けを喫し王座獲得に失敗した。
2010年5月7日、KSW 13で行われたKSWライトヘビー級王座防衛戦で桜井隆多と対戦。グラウンドなどで劣勢に立たされ、スタンドでも主導権を握れず苦戦するも、判定ドローで初防衛に成功した[4]。
2010年12月30日、戦極 Soul of Fightで佐々木有生と対戦し、パウンドでTKO勝ちを収めた[5]。
2012年6月、UFCからファイトマネー2万ドル+勝利ボーナス2万ドルで4試合契約のオファーを受けるも、KSWの1試合3万ドル+スポンサー料の契約に比べ低いことから挑戦を断念した[6]。
2013年6月8日、KSW 23でメルヴィン・マヌーフと対戦。1Rにタックルからマヌーフを持ち上げて倒すと、立ち上がろうとするマヌーフの首を取りそのまま締め上げ、ギロチンチョークで一本勝ちを収めた。
2013年12月7日、KSW 25で桜井隆多と再戦し、三角絞めで一本勝ち。
2015年、ポーランドの市民権を取得。
2015年11月28日、KSW 33でKSWミドル級王者ミハウ・マテラに挑戦し、試合開始31秒でKO勝ち。王座獲得に成功した。
2017年5月27日、KSW 39でKSWウェルター級王者ボリス・マニコフスキと王者対決を82kg契約で行い、判定勝ち。
2018年3月3日、KSW 42でKSWライトヘビー級王者トマス・ナルクンと王者対決を93kg契約で行い、2度に渡りダウンを奪うなど優勢に試合を進めていたが、最終3Rに三角絞めで逆転一本負け。
2018年12月1日、KSW 46でKSWライトヘビー級王者トマス・ナルクンと92kg契約で再戦し、判定負け。
2019年6月12日、ヴァルミア=マズールィ県で盗難車の違法輸入容疑で逮捕された[7]。
2019年12月7日、KSW 52でKSWミドル級王者スコット・アスカムと84.8kg契約で対戦し、判定負け。
2020年10月10日、KSW 55でKSWミドル級王者スコット・アスカムに挑戦し、2段蹴りでダウンを奪いパウンドでKO勝ち。王座獲得に成功した。
戦績
[編集]総合格闘技 戦績 | ||||||
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45 試合 | (T)KO | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 |
35 勝 | 15 | 16 | 4 | 0 | 2 | 0 |
8 敗 | 2 | 3 | 3 | 0 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
× | ロベルト・ソルディッチ | 2R 3:40 KO(左フック→パウンド) | KSW 65: Khalidov vs. Soldić 【KSWミドル級タイトルマッチ】 |
2021年12月18日 |
○ | スコット・アスカム | 1R 0:36 KO(2段蹴り→パウンド) | KSW 55: Askham vs. Khalidov 2 【KSWミドル級タイトルマッチ】 |
2020年10月10日 |
× | スコット・アスカム | 5分3R終了 判定0-3 | KSW 52: Race | 2019年12月7日 |
× | トマス・ナルクン | 5分3R終了 判定0-3 | KSW 46: Narkun vs. Khalidov 2 | 2018年12月1日 |
× | トマス・ナルクン | 3R 1:18 三角絞め | KSW 42: Khalidov vs. Narkun | 2018年3月3日 |
○ | ボリス・マニコフスキ | 5分3R終了 判定3-0 | KSW 39: Colosseum | 2017年5月27日 |
○ | ルーク・バーナット | 1R 0:21 KO(パンチ連打) | ACB 54: Supersonic | 2017年3月11日 |
○ | アジズ・カラオグル | 5分3R終了 判定3-0 | KSW 35: Khalidov vs. Karaoglu 【KSWミドル級タイトルマッチ】 |
2016年5月27日 |
○ | ミハウ・マテルラ | 1R 0:31 KO(打撃) | KSW 33: Materla vs. Khalidov 【KSWミドル級タイトルマッチ】 |
2015年11月28日 |
○ | ブレット・クーパー | 5分3R終了 判定3-0 | KSW 29: Reload | 2014年12月6日 |
○ | マイケル・ファルカォン | 1R 4:53 腕ひしぎ十字固め | KSW 27: Cage Time | 2014年5月17日 |
○ | 桜井隆多 | 1R 2:03 三角絞め | KSW 25: Khalidov vs. Sakurai | 2013年12月7日 |
○ | メルヴィン・マヌーフ | 1R 2:09 ギロチンチョーク | KSW 23: Khalidov vs. Manhoef | 2013年6月8日 |
○ | ケンドール・グローブ | 2R 1:31 アキレス腱固め | KSW 21: Ultimate Explanation | 2012年12月1日 |
○ | ロドニー・ウォーラス | 1R 1:55 KO(パンチ) | KSW 20: Fighting Symphonies | 2012年5月12日 |
○ | ジェシー・テイラー | 1R 1:46 膝十字固め | KSW 17: Revenge | 2011年11月26日 |
○ | マット・リンドランド | 1R 1:35 ギロチンチョーク | KSW 16: Konfrontacja | 2011年5月21日 |
○ | ジェームス・アーヴィン | 1R 0:33 腕ひしぎ十字固め | KSW 15: Konfrontacja | 2011年3月19日 |
○ | 佐々木有生 | 1R 2:22 TKO(パウンド) | 戦極 Soul of Fight | 2010年12月30日 |
△ | 桜井隆多 | 3R+延長R終了 判定ドロー | KSW 13: Kumite 【KSWライトヘビー級タイトルマッチ】 |
2010年5月7日 |
× | ジョルジ・サンチアゴ | 5分5R終了 判定0-3 | SRC12 【SRCミドル級チャンピオンシップ】 |
2010年3月7日 |
○ | ジョルジ・サンチアゴ | 1R 1:45 TKO(パウンド) | 戦極 〜第十一陣〜 | 2009年11月7日 |
○ | ダニエル・アカーシオ | 1R 1:10 KO(右アッパー→パウンド) | KSW 11: Konfrontacja 【KSWライトヘビー級王座決定戦】 |
2009年5月15日 |
○ | ジェイソン・グイダ | 2R 4:53 TKO(スタンドパンチ連打) | ShoXC: Elite Challenger Series | 2008年10月10日 |
△ | ダニエル・タベラ | 3分3R終了 判定ドロー | KSW: Extra | 2008年9月13日 |
○ | ワルダス・ポセヴィーチェス | 1R 0:51 ギロチンチョーク | KSW 9: Konfrontacja | 2008年5月9日 |
○ | ピーター・オンドラス | 2R 5:00 TKO(左手首負傷) | KSW: Elimination 2 | 2008年3月29日 |
○ | デイブ・ダルグリーシュ | 1R 1:53 腕ひしぎ十字固め | KSW 8: Konfrontacja | 2007年11月10日 |
○ | マルティン・ツァヴァダ | 1R 4:22 アンクルホールド | KSW: Elimination | 2007年9月15日 |
○ | イゴール・ポクラヤッチ | 2R 0:55 膝十字固め | Boxing Explosion 2 | 2007年8月2日 |
○ | アレクサンダー・ステファノヴィッチ | 1R 3:01 TKO(コーナーストップ) | KSW 7: Konfrontacja | 2007年6月2日 |
○ | トル・トロエン | 1R 4:47 三角絞め | FCP 3: Khalidov vs. Troeng 【FCPミドル級タイトルマッチ】 |
2007年2月25日 |
○ | マイケル・ガーニス | 3R 1:52 ギブアップ(パンチ連打) | XCage: Extreme Cage 2 | 2006年11月19日 |
○ | ラシッド・マゴメドフ | 1R 1:25 三角絞め | President's Cup: Muay Thai Tournament | 2006年9月2日 |
○ | ヤチェク・バクスト | 1R 4:52 KO(パウンド) | FCP 2: Khalidov vs. Buczko 【FCPミドル級タイトルマッチ】 |
2006年4月8日 |
○ | アンジェイ・コセッキ | 1R 2:53 三角絞め | XCage: Extreme Cage 1 | 2006年3月5日 |
○ | パウエル・クリス | 1R 1:40 TKO(パウンド) | FCP 1: Khalidov vs. Krys | 2005年1月15日 |
○ | アンドレ・レインダース | 2R 4:01 KO(右ストレート→パウンド) | MMA Sport 3 | 2005年10月15日 |
○ | ダニエリウス・ラザムス | 1R 1:46 腕ひしぎ十字固め | MMA Sport 3 | 2005年10月15日 |
× | ワルダス・ポセヴィーチェス | 1R 3:15 チョークスリーパー | Shooto Lithuania: Gladiators 2 | 2005年9月22日 |
○ | アダム・スクーピエン | 1R 0:05 KO(右ハイキック) | MMA Sport 2: Olimp | 2005年5月28日 |
○ | マレク・クライェフスキ | 1R 1:53 膝十字固め | MMA Sport 1 | 2005年3月18日 |
○ | パウエル・クリムキエヴィクツ | 5分2R終了 判定3-0 | Shidokan Poland Gala | 2004年12月5日 |
× | グラズヴィダス・スマイリス | 1R 1:54 チョークスリーパー | Shooto Lithuania: Gladiators | 2004年9月29日 |
× | ネリウス・ヴァリケヴィーチェス | 1R 4:49 TKO(パンチ連打) | Shooto Lithuania: Bushido King | 2004年5月18日 |
獲得タイトル
[編集]- ADCC 2007ポーランド予選 88kg未満級 優勝(2006年)
- FCPミドル級王座(2006年)
- 初代KSWライトヘビー級王座(2009年)
- 第3代KSWミドル級王座(2015年)
- 第5代KSWミドル級王座(2020年)
脚注
[編集]- ^ マメッド・ハリドヴ SRC公式サイト
- ^ ハーマン快勝、カリドフ&シェレメンコは東欧の力を見せつける MMAPLANET 2008年10月13日
- ^ 戦極ではインターナショナルミドル級王座と紹介されていた。
- ^ 【KSW】川口雄介&桜井隆多参戦のポーランド『KSW13』試合結果 格闘王国 2010年5月8日
- ^ 【SRC戦極】12・30日沖発がフェザー級王座獲得!交流戦はSRCが勝利 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年12月30日
- ^ Khalidov offered $20k/$20k deal by UFC Fighters Only
- ^ Special forces detain Chechen MMA fighter Mamed Khalidov in PolandCRIME RUSSIA 2019年6月13日