マレーシア・フィルハーモニー管弦楽団
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マレーシア・フィルハーモニー 管弦楽団 | |
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ロゴ | |
基本情報 | |
原語名 | Malaysian Philharmonic Orchestra |
出身地 |
マレーシア クアラ・ルンプール |
ジャンル | クラシック音楽 |
活動期間 | 1997年- |
公式サイト |
www |
メンバー |
次期音楽監督(2025.1~) 広上淳一 |
マレーシア・フィルハーモニー管弦楽団(英語: Malaysian Philharmonic Orchestra)は、マレーシアの首都クアラ・ルンプールを拠点として活動する交響楽団である。英語名の頭文字を取ってMPOと略されることもある。
沿革
[編集]マレーシアの巨大国営石油企業ペトロナスの後援により[1]、1997年にケース・バケルスを初代首席指揮者に擁立して結成し、25カ国から105人の団員が集められた[2]。1998年8月17日に旗揚げ公演を行った。その後マレーシア国外での公演も行った。贅沢な資金を投じての世界規模のオーデションで、一気にアジア有数のオーケストラを作り上げたことで当時大きな話題となった[1]。クアラ・ルンプール中心部のKLCC(Kuala Lumpur City Centreの頭文字を取ったもの)に建つペトロナスツインタワー内にあるペトロナス・フィルハーモニック・ホールを本拠とする。
レパートリー
[編集]ホールとの契約の都合上、ヨハン・セバスティアン・バッハのカンタータや、ガブリエル・フォーレの『レクイエム』といった宗教関係の曲を演奏することができない[3]。
音楽監督等
[編集]- ケース・バケルス(1997年 - 2005年)[2]
- マティアス・バーメルト(2005年 - 2008年)[4]
- クラウス・ペーター・フロール(2008年 - 2014年)[4]
- ファビオ・メケッティ(2014年 - 2020年)[4]
- 準メルクル(2021年 - 2022年)[4]
- 広上淳一(2025年 - )(予定)[5][6]
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b 世界のオーケストラ名鑑387 2009, p. 197「マレーシア・フィルハーモニー管弦楽団」.
- ^ a b “マレーシア・フィルハーモニー管弦楽団” (英語). NAXOS. Classical Music Home. 2023年3月19日閲覧。
- ^ Lo, Patrick『Conversations with the World's Leading Orchestra and Opera Librarians』Rowman & Littlefield Publishers、2016年、216頁。ISBN 9781442255432 。
- ^ a b c d 世界のオーケストラ(3) ~日本、オセアニア、中東、アフリカ、アジア全域 編~ 2022, p. 50-54「1.マレーシア・フィルハーモニー管弦楽団」.
- ^ “広上淳一がマレーシア・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督に就任”. AMATI. news. 2024年11月4日閲覧。
- ^ “クアラルンプール発 〓 広上淳一がマレーシア・フィルの第6代音楽監督に”. 月刊音楽祭. 楽壇ニュース. 2024年11月5日閲覧。
参考文献
[編集]- ONTOMO MOOK『世界のオーケストラ名鑑387』音楽之友社、2009年。
- 上地 隆裕著『世界のオーケストラ(3) ~日本、オセアニア、中東、アフリカ、アジア全域 編~』株式会社 芸術現代社、2022年。ISBN 978-4-87463-221-5。
外部リンク
[編集]- Malaysian Philharmonic Orchestra - 公式ウェブサイト