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マレー鉄道クラス83電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Class 83
バンク・ネガラ駅にて
基本情報
製造所 現代精工
主要諸元
編成 3両編成
軌間 1,000 mm
電気方式 AC 25 kV
(架空電車線方式)
最高運転速度 120km/h
設計最高速度 160km/h
編成定員 406(座席216)人
編成重量 123 t
編成長 68,400 mm
全長 22,200 mm(先頭車)
23,200 mm(中間車)
全幅 2,750 mm
全高 3,855 mm
主電動機 三菱電機かご形三相誘導電動機
MB-5069-A
主電動機出力 150 kW
制御方式 GTOサイリスタ素子VVVFインバータ制御
制御装置 三菱電機製
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クラス83電車(KTM Class 83)マレーシアマレーシア鉄道公社(略称:KTMB, マレー語:Keretapi Tanah Melayu Berhad, 英語:Malayan Railways Limited)がKTMコミューターおよびスカイパーク・リンクで運行されている交流型電車である。1996年(平成8年)に運行を開始した。

概要

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KTMコミューター向けに3両編成22本(66両)が製造された。現在は14編成が在籍している。現在は主にマレーシア北部およびスカイパーク・リンクで運用されている。

車体

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片側3ドアのステンレス鋼製車体で、青と黄色が塗られている。ドアは外吊り式で、閉扉時にドアチャイムが鳴る。

走行機器

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制御装置は三菱電機製のGTO-VVVF、主電動機は同じく三菱電機製のかご形三相誘導電動機を搭載している。

スカイパーク・リンク向けの改造

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KLセントラルスバン空港を結ぶ空港連絡鉄道スカイパーク・リンクの開業に伴い4編成が転属され、2018年(平成30年)5月1日より営業運転を開始した。転属の際に、車内の改装や塗装変更などの更新が行われた。

機器更新

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クラス83電車のうち16編成は制御装置や補助電源装置の更新が韓国宇進産電により実施される[1]

編成

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編成 車番 状況
1号車 2号車 3号車
EMU 19 C8301 T8301 C8302 運行中
EMU 20 C8303 T8302 C8304 廃車
EMU 21 C8305 T8303 C8306 廃車
EMU 22 C8307 T8304 C8308 運行中
EMU 23 C8309 T8305 C8310 運行中
EMU 24 C8311 T8306 C8312 運行中
EMU 25 C8313 T8307 C8314 運行中
EMU 26 C8315 T8308 C8316 運行中
EMU 27 C8317 T8309 C8318 廃車
EMU 28 C8319 T8310 C8320 運行中
EMU 29 C8321 T8311 C8322 運行中
EMU 30 C8323 T8312 C8324 運行中
EMU 31 C8325 T8313 C8326 運行中
EMU 32 C8327 T8314 C8328 運行中
EMU 33 C8329 T8315 C8330 運行中
EMU 34 C8331 T8316 C8332 廃車
EMU 35 C8333 T8317 C8334 運行中
EMU 36 C8335 T8318 C8336 廃車
EMU 37 C8337 T8319 C8338 廃車
EMU 38 C8339 T8320 C8340 廃車
EMU 39 C8341 T8321 C8342 運行中
EMU 40 C8343 T8322 C8344 廃車

事故

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2013年11月1日、EMU19列車がラワン駅付近の分岐で脱線した。この事故で負傷者は出なかった。先頭車と後ろの2両は分離された。その後、先頭車はクレーンで撤去され、後ろの2両は機関車で牽引された[2]

参考文献

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  1. ^ Woojin to upgrade Malaysian EMUs”. International Railway Journal. 2019年10月14日閲覧。
  2. ^ patrick lee. "KTM Komuter train derails near Rawang station (Updated)". TheStar. Retrieved 1 November 2013.