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マン・イン・モーション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『マン・イン・モーション』
ナイト・レンジャースタジオ・アルバム
リリース
録音 カリフォルニア州ロサンゼルス グッドナイト・LA・スタジオ
カリフォルニア州サンフランシスコ ファンタジー・スタジオ(#5, #10)
ジャンル ハードロック
時間
レーベル MCAレコード/キャメル・レコード
プロデュース キース・オルセン
ブライアン・フォラカー(#5, #10)
デヴィッド・コール(#5, #10/エグゼクティヴ・プロデューサー)
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 10位(日本・オリコンCDチャート[1]
  • 81位(アメリカ[2]
  • ナイト・レンジャー アルバム 年表
    ビッグ・ライフ
    (1987年)
    マン・イン・モーション
    (1988年)
    グレイテスト・ヒッツ
    (1989年)
    テンプレートを表示

    マン・イン・モーション』(Man in Motion)は、ナイト・レンジャー1988年に発表した5作目のスタジオ・アルバム。バンドは1989年に一度解散しており、再結成前としては最後のスタジオ・アルバムとなった。

    背景

    [編集]

    アラン・フィッツジェラルドの脱退(後の再結成で復帰)に伴い、レコーディングでは複数のセッション・キーボーディストが起用された。本作リリースに伴うツアーにはジェシー・ブラッドマンが参加し、1990年発表のライヴ・アルバム『ライヴ・イン・ジャパン』にもブラッドマンの演奏が収録されている[3]。大部分の曲をプロデュースしたキース・オルセンは、過去にフリートウッド・マックフォリナーパット・ベネターホワイトスネイク等のアルバムを手掛けており[4]ジャック・ブレイズはホワイトスネイクの作品におけるボーカルの音作りが気に入って、オルセンを起用したという[5]

    当初は9曲入りでリリースされる予定だったが、急遽「レストレス・カインド」と「フォー・ラヴ」の2曲が新たにレコーディングされ[6]、これらの曲はブライアン・フォラカーがプロデュースした[7]。そのうち「フォー・ラヴ」はラス・バラードが提供した曲で、クレジット上はバラードが単独で作った曲だが、実際にはジャック・ブレイズが少し手を加えている[5]

    反響

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    母国アメリカのBillboard 200では81位に終わり、ナイト・レンジャーのアルバムとしては初めてトップ40入りを逃す結果となった[2]。本作からの第1弾シングル「フォー・ラヴ」はBillboard Hot 100で75位、『ビルボード』のメインストリーム・ロック・チャートでは16位を記録[2]。一方、日本では従来通りの成功を収め、オリコンチャートではCDチャートで10位[1]、LPチャートで15位を記録している[8]

    収録曲

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    1. マン・イン・モーション - "Man in Motion" (Jack Blades, Brad Gillis) - 4:26
    2. リーズン・トゥ・ビー - "Reason to Be" (Kelly Keagy, J. Blades) - 4:11
    3. ドント・スタート・シンキング - "Don't Start Thinking (I'm Alone Tonight)" (J. Blades, Alan Fitzgerald, K. Keagy) - 4:43
    4. ラヴ・ショット・ミー・ダウン - "Love Shot Me Down" (J. Blades) - 4:06
    5. レストレス・カインド - "Restless Kind" (J. Blades, K. Keagy) - 4:41
    6. ハーフウェイ・トゥ・ザ・サン - "Halfway to the Sun" (J. Blades) - 5:19
    7. ヒア・シー・カムズ・アゲイン - "Here She Comes Again" (J. Blades, Michael Bolton, Martin Briley, Bob Halligan Jr.) - 4:21
    8. ライト・オン・ユー - "Right on You" (K. Keagy, J. Blades) - 4:13
    9. キス・ミー・ホエア・イット・ハーツ - "Kiss Me Where It Hurts" (B. Gillis, J. Blades) - 4:34
    10. フォー・ラヴ - "I Did It for Love" (Russ Ballard) - 4:49
    11. ウーマン・イン・ラヴ - "Woman in Love" (J. Blades) - 4:42

    参加ミュージシャン

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    アディショナル・ミュージシャン

    • ジョン・パーデル - キーボード、バッキング・ボーカル
    • クロード・ゴーデット - キーボード
    • アラン・パスクァ - キーボード
    • エリック・パーシング - キーボード
    • ジョイス・インベシ - キーボード(on #5)
    • ジェシー・ブラッドマン - キーボード(on #5)、バッキング・ボーカル

    脚注

    [編集]
    1. ^ a b ORICON STYLE
    2. ^ a b c Night Ranger : Awards : AllMusic
    3. ^ Live in Japan - Night Ranger | Credits | AllMusic
    4. ^ Keith Olsen | Credits | AllMusic
    5. ^ a b 日本盤CD(MVCM-21026)ライナーノーツ(大森庸雄、1988年9月)
    6. ^ 日本盤CD(MVCM-21026)ライナーノーツ(後藤加代子、1988年8月28日)
    7. ^ CD英文ブックレット内クレジット
    8. ^ 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』(オリジナルコンフィデンス/1990年/ISBN 4-87131-025-6)p.220