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ロージャ・ミクローシュ

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ロージャ・ミクローシュ
基本情報
生誕 (1907-04-18) 1907年4月18日
オーストリア=ハンガリー帝国の旗 オーストリア=ハンガリー帝国ブダペスト
出身地  ハンガリー
死没 (1995-07-27) 1995年7月27日(88歳没)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ロサンゼルス
学歴 ライプツィヒ音楽院
ジャンル クラシック音楽
職業 作曲家

ロージャ・ミクローシュ(Rózsa Miklós ハンガリー語: [ˈroːʒɒ ˈmikloːʃ]1907年4月18日 - 1995年7月27日[1])は、ハンガリー出身のアメリカ合衆国作曲家ミクロス・ローザとも表記される。映画音楽作曲家としてアカデミー作曲賞に17回ノミネートされ、3度受賞している。

略歴

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ブダペストに生まれ、ライプツィヒ音楽院に学ぶ。1927年に同地で《弦楽三重奏曲 作品1》を作曲。1931年パリに移住し、《管弦楽のための主題と変奏、終曲 作品13》《小オーケストラのためのセレナーデ 作品10》を上演する。1937年ロンドンに渡り、最初の映画音楽を作曲。

その後アメリカ合衆国で映画音楽の作曲家として活躍し、『深夜の告白』(1944年)、『白い恐怖』(1945年)や『二重生活』(1947年)、『クォ・ヴァディス』(1951年)、『緑の火・エメラルド』(1954年)、『ベン・ハー』(1959年)などで名声を博した。『白い恐怖』はロマン派的な、どことなくシューマンラフマニノフを思わせるピアノ協奏曲の様式で作曲されており、またテルミンが利用されていることで有名。『ベン・ハー』の音楽は、後に管弦楽組曲としても編み直された。1970年にはビリー・ワイルダー監督の『シャーロック・ホームズの冒険』にも楽曲を提供し、1970年代の終わりまで映画音楽の作曲を続けた。

この間にも芸術音楽の作曲を止めてはおらず、1956年ハイフェッツの依嘱により《ヴァイオリン協奏曲 作品24》を、また1962年にハイフェッツとピアティゴルスキーのために《ヴァイオリンとチェロ、管弦楽のための主題と変奏 作品29a》などを作曲。これらの作品は、よりロマン派的な映画音楽とは異なり、新古典主義音楽とハンガリーの民族音楽を独自に折衷した作風となっている。室内楽は初期に数多く手懸けた。

1943年に結婚して2児をもうけた。

映画音楽

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受賞歴

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アカデミー賞

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受賞
1946年 アカデミードラマ・コメディ音楽賞: 『白い恐怖
1948年 アカデミードラマ・コメディ音楽賞: 『二重生活
1960年 アカデミー劇・喜劇映画音楽賞: 『ベン・ハー
ノミネート
1941年 アカデミー作曲賞: 『バグダッドの盗賊
1942年 アカデミードラマ音楽賞: 『リディアと四人の恋人』、『砂丘の敵
1943年 アカデミードラマ音楽賞: 『ジャングル・ブック
1945年 アカデミードラマ音楽賞: 『深夜の告白』、『最後の対決
1946年 アカデミードラマ・コメディ音楽賞: 『失われた週末』、『楽聖ショパン
1947年 アカデミードラマ・コメディ音楽賞: 『殺人者
1952年 アカデミードラマ・コメディ音楽賞: 『クォ・ヴァディス
1953年 アカデミードラマ・コメディ音楽賞: 『黒騎士
1954年 アカデミードラマ・コメディ音楽賞: 『ジュリアス・シーザー
1962年 アカデミードラマ・コメディ映画音楽賞、アカデミー歌曲賞(Love Theme from El Cid) ※作曲: 『エル・シド

ゴールデングローブ賞

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ノミネート
1953年 作曲賞: 『黒騎士
1962年 作曲賞: 『エル・シド』、『キング・オブ・キングス

関連項目

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文献

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  • Miklós Rózsa: "Quo Vadis?" Film Music Notes, Vol. 11, No. 2 (1951)
  • Miklós Rózsa: Double Life: The Autobiography of Miklós Rózsa, Composer in the Golden Years of Hollywood, Seven Hills Books (1989) - ISBN 0859362094
  • Miklós Rózsa: Double Life: The Autobiography of Miklós Rózsa, Composer in the Golden Years of Hollywood, The Baton Press (1984) - ISBN 0-85936-141-1 (Softcover edition)
  • Miklós Rózsa: Életem történeteiből (Discussions with János Sebestyén, edited by György Lehotay-Horváth). Zeneműkiadó, Budapest (1980) - ISBN 963 330 354 0
  • Christopher Palmer: Miklós Rózsa. A Sketch Of His Life And Work. With a foreword by Eugene Ormandy. Breitkopf & Härtel, London, Wiesbaden (1975)
  • Miklós Rózsa and Miklós Rózsa on Film Music in Tony Thomas: Film Score. The Art & Craft of Movie Music, Riverwood Press (1991) - ISBN 1-880756-01-3, p. 18-32
  • Miklós Rózsa in William Darby und Jack Du Bois: American Film Music. Major Composers, Techniques, Trends, 1915 - 1990. McFarland (1990) - ISBN 0-7864-0753-0 - p. 307-344
  • Miklós Rózsa in Christopher Palmer: The Composer In Hollywood. Marion Boyars (1993) - ISBN 0-7145-2950-8 - p. 186-233
  • From 1950 to the Present in Roy M. Prendergast: Film Music. A Neglected Art. A Critical Study of Music in Films. Second Edition. Norton (1992) - ISBN 0-393-30874-X - p. 98-179 (in this chapter, the author analyzes Rózsa's score from Quo Vadis (p. 126-130), on a few pages more, he also discusses Julius Caesar and King of Kings), a couple of other film works by Miklós Rózsa are merely mentioned)
  • Jeffrey Dane: "A Composer's Notes: Remembering Miklós Rózsa", iUniverse (2006) - ISBN 0595414338

出典

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  1. ^ Rózsa, Miklós”. Oxford Reference. 2024年7月27日閲覧。

外部リンク

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