ミサ・ルバ
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ミサ・ルバ(Missa Luba)は、ラテン語ミサ曲をコンゴの少年合唱団『Les Troubadours du Roi Baudouin(ボードワン王の吟遊詩人)』用に編曲したその曲名。コンゴの伝統的な形式に基づく歌唱は、即興性が高い。また、『サンクトゥス』はキルバの別れの歌に基づいている。1965年、フィリップス・レーベルからリリース。シングル・カットされた『サンクトゥスとベネディクトゥス』は、長い間UKチャートにランクインし続けた。後に別ヴァージョンも作られたが、オリジナル・ヴァージョンとは歌い手が異なる。最近まで2枚とも探すのが困難だったが、2004年にフィリップスがオリジナル・ヴァージョンをCDで再発。後者もDVDに映像特典として付けられた。このCDには『ミサ・クリオージャ』と『ミサ・フラメンカ』も収録されている。
『サンクトゥス』は1968年に映画『If もしも....』で、また『グロリア』はピエル・パオロ・パゾリーニ監督の映画『奇跡の丘』の中に使われた。
背景(オリジナル版のスリーヴ・ノートから)
[編集]- 1953年 ギド・ハーゼン神父がベルギーからベルギー領コンゴ(現コンゴ民主共和国)に赴任。
- 1954年 ハーゼン神父、9歳から14歳の少年たち45人とカミナのセントラル・スクールの15人の教師達から成るThe Troubadoursと出会う。
- 1958年 ヨーロッパにツアー、喝采で迎えられる。あるコンサートでは、ウィーン少年合唱団と共演。
- 2004年 ハーゼン神父死去。
外部リンク
[編集]- Appreciation of the original by Studs Terkel et al.
- Review of the later recording