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ミゾカクシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミゾカクシ
ミゾカクシの花
2009年8月15日撮影(香港
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: キキョウ目 Campanulales
: キキョウ科 Campanulaceae
: ミゾカクシ属 Lobelia
: ミゾカクシ L. chinensis
学名
Lobelia chinensis
Lour.
和名
溝隠、畦筵
英名
Chinese lobelia
creeping lobelia

ミゾカクシ (溝隠、Lobelia chinensis)は、キキョウ科ミゾカクシ属雑草和名は、を隠すほど茂ることから付けられた。また、を敷いたように生える様子からアゼムシロ(畦筵)ともいう。

特徴

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湿った場所に生える多年草は細くて横に這い、ごとにをつけ、を下ろす。

葉は互生、間隔を置いて付き、長さ1-2cmで狭い披針形、葉柄はなく、縁には低い鋸歯がある。葉は黄緑でのっぺりしており、主脈以外は目立たない。

は6-10月、葉柄から出る花茎は1.5-3cmで立ち上がり、先端に一つ花をつける。花は径1cmほど、唇形花で上二弁と下三弁に分かれ、下三弁はくるりと外へ巻く。花はから薄いを帯びる。

分布と生育環境

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日本では北海道から琉球まで分布し、日本国外では中国インドマレーシアに分布する。湿地に多く、特に水田周辺ではよく見かける、水田雑草の一つである。

欧米ではグラウンドカバーとして利用される。

漢方薬

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中国医学では漢方薬の基本となる50種の薬種の一つである(半辺蓮)。夏に採取したものを洗浄、乾燥させたものを用いる。腫瘍や毒蛇の咬傷、利尿剤として用いられる。

近縁種

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サワギキョウ L. sessilifolia Lamb.
1mにもなる直立する多年草。

タチミゾカクシ L. dopatrioides Kurz var. cantonensis (Danguy) W.J. de Wilde & Duyfjes(シノニム: L. hancei H.Hara (sv[1][2]

九州から琉球列島、東南アジアに見られる。
マルバハタケムシロ L. loochooensis Koidz.
奄美大島久米島に特産で見られる。

脚注

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  1. ^ Govaerts (2018).
  2. ^ 米倉・梶田 (2003-).

参考文献

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英語:

  • Govaerts, R. (ed.) For a full list of reviewers see: http://apps.kew.org/wcsp/compilersReviewers.do (2018). WCSP: World Checklist of Selected Plant Families (version Aug 2017). In: Roskov Y., Abucay L., Orrell T., Nicolson D., Bailly N., Kirk P.M., Bourgoin T., DeWalt R.E., Decock W., De Wever A., Nieukerken E. van, Zarucchi J., Penev L., eds. (2018). Species 2000 & ITIS Catalogue of Life, 30th June 2018. Digital resource at http://www.catalogueoflife.org/col. Species 2000: Naturalis, Leiden, the Netherlands. ISSN 2405-8858.

日本語:

関連項目

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外部リンク

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