ミヤマチャバネセセリ
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ミヤマチャバネセセリ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Pelopidas jansonis (Butler, 1878)[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ミヤマチャバネセセリ(深山茶羽挵) |
ミヤマチャバネセセリ(深山茶羽挵、学名: Pelopidas jansonis)は、チョウ目(鱗翅目)セセリチョウ科に属するチョウの一種。茶色い小さなセセリチョウで、チャバネセセリの仲間。
形態・生態
[編集]成虫は、4 - 9月にかけて年2回発生。近似種とは、もっぱら後翅裏の銀紋で区別する。本種は銀紋が大きく鮮やかであることで、他種と識別できる。他のセセリ同様、とまる時は翅を半分開く。花によく訪れるが、湿地で吸水したり、獣糞からミネラルを補給したりもする。
幼虫の食草はススキを主とするイネ科で、葉を巻いて糸でつづり、巣をつくる。
分布
[編集]日本(本州から南西諸島)、朝鮮半島、中国。近年減少の著しい種でもあり、衰亡が心配されている。
名前は「ミヤマ(深山)」であるが、草原や渓流沿いなどでも見られる。平野部にはいない。
脚注
[編集]- ^ “日本産昆虫学名和名辞書(DJI)”. 昆虫学データベース KONCHU. 九州大学大学院農学研究院昆虫学教室. 2012年5月6日閲覧。
参考文献
[編集]- 牧林功解説、青山潤三写真『日本の蝶』成美堂出版〈ポケット図鑑〉、1994年。ISBN 4-415-08045-6。
- 日本環境動物昆虫学会編 編『チョウの調べ方』今井長兵衛・石井実監修、文教出版、1998年。ISBN 4938489112。OCLC 170389984。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- "Pelopidas jansonis". National Center for Biotechnology Information(NCBI) (英語).
- "Pelopidas jansonis" - Encyclopedia of Life
- 藤井恒 (2006年11月7日). “インターネット図鑑:日本のチョウ”. くりえいとPEN. 2012年5月6日閲覧。
- 有田忠弘. “ミヤマチャバネセセリ”. 蝶の図鑑. 2012年5月6日閲覧。