ミリスチン酸イソプロピル
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ミリスチン酸イソプロピル Isopropyl myristate[1] | |
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Propan-2-yl tetradecanoate | |
別称 テトラデカン酸イソプロピル | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 110-27-0 |
PubChem | 8042 |
ChemSpider | 7751 |
EC番号 | 203-751-4 |
KEGG | D02296 |
MeSH | C008205 |
RTECS番号 | XB8600000 |
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特性 | |
化学式 | C17H34O2 |
モル質量 | 270.45 g mol−1 |
外観 | 無色ないしごく薄い黄色の、透明な液体[2] |
匂い | 無臭[2] |
密度 | 0.85 g/cm³ |
融点 |
7℃[2] |
沸点 |
167 °C, 440 K, 333 °F (at 9 mmHg) |
水への溶解度 | 不溶 |
有機溶媒への溶解度 | アセトンに易溶 エーテル、クロロホルム、エタノール、トルエン、酢酸エチルに可溶 グリセリン、プロピレングリコールに不溶[2] |
危険性 | |
NFPA 704 | |
Rフレーズ | R38 |
Sフレーズ | S24/25 |
引火点 | 164℃[2] |
半数致死量 LD50 | 49.7mg/kg(ラット、経口[3]) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ミリスチン酸イソプロピル(英: Isopropyl myristate)は、脂肪酸の1種であるミリスチン酸のカルボキシ基と、イソプロピルアルコールの水酸基とがエステル結合してできた、脂肪酸エステルの1種である。なお、ミリスチン酸とはテトラデカン酸のことなので、テトラデカン酸イソプロピルとも呼ばれる。
用途
[編集]皮膚への浸透性に優れ、クレンジングオイルやハンドクリームなど化粧品の基剤[4]、医薬品の乳化剤、賦形剤、溶解補助剤[3]、ワンプッシュ式殺虫剤の溶媒[5]などに用いられる。
法規制
[編集]日本の消防法では、危険物第4類第三石油類(非水溶性)に区分される[2]。
出典
[編集]- ^ MSDS for isopropyl myristate
- ^ a b c d e f “ミリスチン酸イソプロピル”. 東京化成工業 (2018年7月14日). 2018年9月23日閲覧。
- ^ a b “ミリスチン酸イソプロピル”. 日本医薬品添加剤協会. 2018年9月23日閲覧。
- ^ (化粧品成分検定協会 2015, p. 46)
- ^ “保健師・薬剤師・看護師向け中毒情報 ワンプッシュ式エアゾール(バリア用エアゾール)” (PDF). 日本中毒情報センター (2014年12月8日). 2018年9月23日閲覧。
参考文献
[編集]- 化粧品成分検定協会 編『化粧品成分検定公式テキスト』実業之日本社、2015年4月10日。ISBN 978-4-408-45547-1。