ムカゴイラクサ属
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ムカゴイラクサ属 | ||||||||||||||||||||||||
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Laportea Gaudich. | ||||||||||||||||||||||||
種 | ||||||||||||||||||||||||
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ムカゴイラクサ属(ムカゴイラクサぞく、学名:Laportea 、漢字表記:珠芽刺草[1]属)は、イラクサ科の属の1つ。
新しいAPG植物分類体系では、イラクサ科はバラ目に分類される[2]。
特徴
[編集]草本だけでなく、低木および高木になるものもあり、刺毛がある。葉は互生し、縁は鋸歯があるか全縁になる。托葉があり、離生するか合着し、早く落ちる。雌雄異株または雌雄同株で、ふつう雌雄の花序は別々に生えるが、まれに同一花序に混在することがある。雄花の花被片は4-5個あり、雄蕊も同数ある。雌花の花被片は4個あり、柱頭は長い線形になる[3]。
熱帯から亜熱帯に多く分布し、約45種知られ、うち日本には草本2種が分布する[3]。
日本に分布する種
[編集]- ムカゴイラクサ Laportea bulbifera (Siebold et Zucc.) Wedd. - 日本の北海道・本州・四国・九州の他、朝鮮半島、中国大陸に分布する[3][4]。
- ミヤマイラクサ Laportea cuspidata (Wedd.) Friis - 日本の北海道・本州・九州(福岡県)の他、朝鮮半島、中国大陸に分布する[3][4]。
関連項目
[編集]- フランソワ・ルイ・ドゥ・ラポルト - 学名の由来となった人物
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本II離弁花類』、1982年、平凡社
- 牧野富太郎原著、大橋広好・邑田仁・岩槻邦男編『新牧野日本植物圖鑑』、2008年、北隆館
- 大場秀章編著『植物分類表(初版第3刷訂正入)』、2011年、アボック社
- 門田裕一監修、永田芳男写真、畔上能力編『山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)』、2013年、山と溪谷社
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
- Laportea The Plant List