メタル・マスター
『メタル・マスター』 | ||||
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メタリカ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1985年9月 - 12月 | |||
ジャンル | スラッシュメタル | |||
時間 | ||||
レーベル |
エレクトラ ミュージック・フォー・ネイションズ CBSソニー→ソニーレコード(リイシュー盤) ユニバーサル・ミュージック(リイシュー盤) | |||
プロデュース | メタリカ、フレミング・ラスムッセン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
メタリカ アルバム 年表 | ||||
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ミュージックビデオ | ||||
「Master Of Puppets (Live)」 - YouTube 「Master Of Puppets (Official Lyric Video)」 - YouTube |
『メタル・マスター』(Master of Puppets)は、アメリカのヘヴィメタルバンド・メタリカの3作目のアルバム。
解説
[編集]前作に続き、ラーズ・ウルリッヒの故郷であるデンマーク・コペンハーゲンにあるスウィート・サイレンス・スタジオにて行われた。
全米29位・全英41位を記録。彼らにとって初の全米トップ40入りを果たし、現在までに、アメリカだけでも600万枚以上の売り上げを記録している。また、ベーシストのクリフ・バートンが参加した最後のアルバムでもある。
『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』(大規模なアンケートによる選出)に於いて、97位にランクイン[1]。
発表から20年後の2006年、メタリカは本作をライヴで完全再現した。なお、「オライオン」がイントロも含めて完全な形で演奏されたのは、この時が初めてである。2006年8月のサマーソニックでも、同様の試みが行われ、大きな話題となった。
2016年3月23日、アメリカ議会図書館が「文化的、歴史的、芸術的に重要な録音物を保存すること」を目的に2000年から毎年行っている『全米録音資料登録簿』の2015年度作品に本作が登録された[2]。
収録曲
[編集]- バッテリー - Battery (James Hetfield, Lars Ulrich)
- タイトルは野球用語から来ており、バンドを過小評価する評論家などへの怒りと、ファンとの絆、すなわちバッテリーがテーマ。
- 静かなアコースティックギターのイントロから突如としてアグレッシヴな演奏に切り替わる。
- メタル・マスター - Master of Puppets (Kirk Hammett, Hetfield, Cliff Burton, Ulrich)
- ザ・シング - The Thing That Should Not Be (Hammett, Hetfield, Ulrich)
- クトゥルー神話にインスパイアされた楽曲。
- ウェルカム・ホーム(サニタリウム) - Welcome Home (Sanitarium) (Hammett, Hetfield, Ulrich)
- 映画『カッコーの巣の上で』にインスパイアされた楽曲。サニタリウム、つまり隔離病棟に入れられた精神病患者が描かれている。
- この楽曲を発展させたのが、次回作『メタル・ジャスティス』の収録曲で、グラミー賞のベスト・メタル・パフォーマンス部門を受賞した「One」である。
- ディスポーザブル・ヒーローズ - Disposable Heroes (Hammett, Hetfield, Ulrich)
- タイトルを直訳すれば「使い捨ての英雄たち」。命令に盲従し、前線に駆り出される兵士を描いている。
- リパー・メサイア - Leper Messiah (Hetfield, Ulrich)
- カルト宗教とその教祖がテーマ。
- オライオン - Orion (Hetfield, Burton, Ulrich)
- クリフ・バートンのベースを主軸に据えたインストゥルメンタル。タイトルは星座の「オリオン座」からの命名。
- ダメージ・インク - Damage, Inc. (Hammett, Hetfield, Burton, Ulrich)
カバー
[編集]ドリーム・シアターは、ライブにおいて本作を丸ごとカヴァーし、マイク・ポートノイ主宰のレーベル『Ytse Jam Record』からオフィシャル・ブートレグ『Master of Puppets』として発売した。
イギリスのロック雑誌『ケラング!』は1102号(2006年4月5日発売)において、若手・中堅バンドによる本作のカヴァー・アルバム『Master Of Puppets:Remastered』を付録とした。マシーン・ヘッド、トリヴィアム、ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン等が参加している。
リンプ・ビズキットは、ロック・アム・リングにてタイトル・ナンバーをカヴァーした。
演奏メンバー
[編集]脚注
[編集]- ^ “The 500 Greatest Albums of All Time” (英語). Rolling Stone (2020年9月22日). 2021年12月28日閲覧。
- ^ “メタリカ、ジョン・コルトレーン、サンタナ、ビリー・ジョエル等が新たに登録、アメリカ議会図書館による国家保存重要録音登録制度の2016年度作品が明らかに”. amass. (2016年3月24日) 2016年3月24日閲覧。
- ^ [1]