モンシェリCoCo
モンシェリCoCo | |
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漫画 | |
作者 | 大和和紀 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 週刊少女フレンド |
レーベル | 講談社コミックス フレンドシリーズ |
発表号 | 1971年第17号 - 1971年第50号 |
巻数 | 全3巻 |
アニメ | |
原作 | 大和和紀 |
監督 | 正延宏三(チーフディレクター名義) |
脚本 | 斉藤次郎、吉原幸栄 |
キャラクターデザイン | 河村都 |
音楽 | 大柿隆 |
アニメーション制作 | 日本テレビ動画 |
製作 | 日本テレビ動画、TBS |
放送局 | TBS系列 |
放送期間 | 1972年8月27日 - 1972年11月26日 |
話数 | 全13話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画、アニメ |
ポータル | 漫画、アニメ |
『モンシェリCoCo』(モンシェリココ)は、大和和紀による日本の漫画作品、およびそれを原作とするテレビアニメである。
ストーリー
[編集]主人公のココ=シャルマンは、パリに住むファッションデザイナーのたまご。フランス人の父(繊維会社社長)と日本人の母(実家は京都・西陣の生地問屋)を持つハーフである。恋と友情を交えつつ、ファッション界に新風を巻き起こそうとするココの姿を描く。
漫画
[編集]原作漫画は、講談社の『週刊少女フレンド』に1971年第17号から同年第50号まで連載された[1][2]。
書誌情報
[編集]- 大和和紀 『モンシェリCoCo ニューモードをあなたに[3]』 講談社〈講談社コミックス フレンドシリーズ〉、全3巻
- 1972年8月28日発売
- 1972年8月28日発売
- 1972年8月28日発売
- 大和和紀 『モンシェリCoCo』 講談社〈KCデラックス ポケットコミック〉、全3巻
- 1997年4月11日発売 ISBN 4-06-319794-8
- 1997年4月11日発売 ISBN 4-06-319795-6
- 1997年4月11日発売 ISBN 4-06-319796-4
テレビアニメ
[編集]1972年8月27日から同年11月26日までTBS系列の『不二家の時間』枠(日曜 19時30分 - 20時00分)で放送。日本テレビ動画とTBSの共同製作で、実制作は前番組『アニメドキュメント ミュンヘンへの道』から引き続き日本テレビ動画が担当した。全13話。
本作の制作主任であった下崎闊(別名:真佐美ジュン)の回想によれば、チーフディレクターの正延宏三との仕事上のトラブルから下崎が8月末で制作主任を降りたことで立ち行かなくなり、当初の予定2クールのところ局発注額分の1クール分を作った時点で制作終了になったということである[4]。安藤健二の調査では、第10話以降は日本テレビ動画の実質的な経営者であった渡邉清(別名:新倉雅美)が「プロデューサー」のクレジットから消え、渡邊自身も1972年10月9日付で日本テレビ動画の取締役を辞任しており、何らかのトラブルの存在をうかがわせている[5]。
『不二家の時間』枠で放送のテレビアニメは、本作が最後となっている。また『不二家の時間』枠の廃止以後も、TBSはこの時間帯にテレビアニメを放送していない。
本作が全編ビデオソフト化されたことはないが、オープニング映像に関してはハミングバード(現:ワーナーミュージック・ジャパン)から発売された『マニア愛蔵版 懐かし〜いTVアニメテーマコレクション』(規格 - LD・VHS)に収録されている。再放送は、1975年にTBSのみの関東ローカルで行われた後(『テレポートTBS6』の放送開始前まで月曜 - 金曜 18時00分 - 18時30分に再放送)、1990年代初頭にも[いつ?]レモンチャンネル(現・キッズステーション)で行われた。
登場人物・キャスト
[編集]- ココ(声 - 広川あけみ)
- ジェローム(声 - 森功至)
- ナタリー(声 - つかせのりこ)
- パン屋(声 - 富田耕生)
- シェリル編集長(声 - 北浜晴子)
- サンダーキリー(声 - 栗葉子)
- アンジェリカ(声 - 松島みのり)
- パパ(ラザレフ)(声 - 勝田久)
- ママ(理恵子)(声 - 中西妙子)
- マダム=エル(声 - 慎伸子)
この他にも以下の声優が演者となっているが、各人ともに担当役名は不詳。
スタッフ
[編集]- チーフディレクター - 正延宏三
- プロデューサー - 渡邉清(日本テレビ動画・第9話まで[5])、忠隅昌(TBS)高橋貞夫
- プロデューサー補 - 佐々木一雄(日本テレビ動画)、白畠豊彦(スタジオテイク)
- プランナー - 吉沢京夫
- コスチューム&キャラクターデザイン - 河村都
- 演出 - 大貫信夫(スタジオテイク)、富野善幸(現:富野由悠季) ほか
- 演出助手 - 伊藤幸松
- コンテ - 岡迫和之、小室富士夫、斧谷喜幸
- 構成 - 卑田純
- 脚本 - 斉藤次郎、吉原幸栄 他
- 制作進行 - 伊藤幸松
- 作画監督 - 鈴木満、大坂竹志、菊田武勝
- 原動画 - 谷口守泰、曽木豊海、金子當行、藤巻隆一、秋山恵美子、江部敏春
- 作画/仕上/背景/制作協力 - 日本テレビ動画新潟スタジオ、スタジオテイク、スタジオ・ルック、スタジオジョーク、アド・リブ、アトリエローク07
- 進行 - 小西正夫
- 仕上 - 小出カオル
- 撮影監督 - 管谷正明(株式会社珊瑚礁)
- 美術監督 - 井岡雅宏
- 背景 - 平林茂
- 現像 - 東洋現像所(現:IMAGICA Lab.)
- 編集 - 鶴淵允寿
- 音楽 - 大柿隆
- 選曲 - 松原武俊
- 音響効果 - 月岡弘(石田サウンドプロダクション〈現:フィズサウンドクリエイション〉)
- 音響制作 - オーディオ・プランニング・ユー
- 録音スタジオ - アオイスタジオ
- 録音監督 - 浦上靖夫
- 制作主任 - 下崎闊 、佐藤哲
- 製作 - 日本テレビ動画、TBS
主題歌
[編集]「モンシェリ ココ」 | ||||
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中島まゆこ の シングル | ||||
初出アルバム『アイドル・ミラクルバイブルシリーズ 69〜71 Girls 中島まゆこ・北野ルミ』 | ||||
B面 | まごころ | |||
リリース | ||||
規格 | 7インチ・レコード | |||
ジャンル | アイドル歌謡曲(アニメソング) | |||
時間 | ||||
レーベル | EPIC/CBS・ソニーレコード | |||
中島まゆこ シングル 年表 | ||||
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- オープニングテーマ - 「モンシェリ ココ」
- 作詞 - 有馬三恵子 / 作曲・編曲 - 川口真 / 歌 - 中島まゆこ
- 挿入歌「まごころ」
- 作詞 - 有馬三恵子 / 作曲・編曲 - 川口真 / 歌 - 中島まゆこ
両曲ともに、2013年4月8日にソニー・ミュージックダイレクト(現:ソニー・ミュージックレーベルズ)から発売された限定CD『アイドル・ミラクルバイブルシリーズ 69〜71 Girls 中島まゆこ・北野ルミ』に収録。
各話リスト
[編集]話数 | サブタイトル | 放送日 |
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1 | かわいいあの子 | 1972年 8月27日 |
2 | ココのケーキやさん | 9月3日 |
3 | わたしはデザイナー | 9月10日 |
4 | わすれられないひと | 9月17日 |
5 | 泣きたい時は泣こう | 10月1日 |
6 | チャンス到来 | 10月8日 |
7 | いじわるなファッションショー | 10月15日 |
8 | もう一度さようなら | 10月22日 |
9 | ピンチだアタック! | 10月29日 |
10 | もう子どもじゃない | 11月5日 |
11 | じゃまをするなら変身作戦 | 11月12日 |
12 | 母をたずねて日本へ | 11月19日 |
13 | しあわせは京都からパリへ | 11月26日 |
9月24日には、本作に替わって前番組『アニメドキュメント ミュンヘンへの道』の特別編が放送された。
放送局
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
- TBS(当時・東京放送):日曜 19:30 - 20:00
- 北海道放送:日曜 19:30 - 20:00[6]
- 青森テレビ:日曜 19:30 - 20:00[7]
- 岩手放送:日曜 19:30 - 20:00[7]
- 秋田放送:火曜 18:00 - 18:30[8]
- 山形放送:火曜 18:00 - 18:30[8]
- 東北放送:日曜 19:30 - 20:00[7]
- 福島テレビ:日曜 19:30 - 20:00[7]
- 新潟放送:日曜 19:30 - 20:00[9]
- 信越放送:日曜 19:30 - 20:00[10]
- テレビ山梨:日曜 19:30 - 20:00[11]
- 静岡放送:日曜 19:30 - 20:00[11]
- 北陸放送:日曜 19:30 - 20:00[9]
- 福井放送:火曜 18:00 - 18:30[12]
- 中部日本放送(現・CBCテレビ):日曜 19:30 - 20:00[13]
- 朝日放送:日曜 19:30 - 20:00[14]
- 山陰放送:日曜 19:30 - 20:00[15][注釈 1]
- 日本海テレビ:火曜 18:00 - 18:30[15][注釈 1]
- 山陽放送:日曜 19:30 - 20:00[16]
- 中国放送:日曜 19:30 - 20:00[16]
- 四国放送:火曜 18:00 - 18:30[17]
- 南海放送:火曜 18:00 - 18:30[18]
- テレビ高知:日曜 19:30 - 20:00[19]
- RKB毎日放送:日曜 19:30 - 20:00[20]
- 長崎放送:日曜 19:30 - 20:00[20]
- 熊本放送:日曜 19:30 - 20:00[20]
- 大分放送:日曜 19:30 - 20:00[18]
- 宮崎放送:日曜 19:30 - 20:00[21]
- 南日本放送:日曜 19:30 - 20:00[21]
- 琉球放送:日曜 19:30 - 20:00[22]
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ a b 当時は1972年9月22日の鳥取・島根の電波相互乗り入れ開始前。
出典
[編集]- ^ “『モンシェリCoCo (1)』(大和 和紀)”. 講談社コミックプラス. 2019年6月20日閲覧。
- ^ “『モンシェリCoCo (3) <完>』(大和 和紀)”. 講談社コミックプラス. 2019年6月20日閲覧。
- ^ “モンシェリCoCo(講談社コミックス フレンドシリーズ / 講談社コミックスフレンド)”. 文化庁メディア芸術データベース. 2019年6月20日閲覧。
- ^ 記憶のかさブタ「旧ドラえもん製作者証言」
- ^ a b 安藤健二『封印作品の憂鬱』洋泉社、2008年、p.76
- ^ 『北海道新聞』1972年9月各日テレビ欄
- ^ a b c d 『河北新報』1972年11月5日 - 11月26日付朝刊、テレビ欄。
- ^ a b 『河北新報』1972年11月7日 - 11月28日付朝刊、テレビ欄。
- ^ a b 『北國新聞』1972年9月3日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『信濃毎日新聞』1972年9月各日テレビ欄
- ^ a b 『山梨日日新聞』1972年9月各日テレビ欄
- ^ 『北國新聞』1972年9月各日テレビ欄
- ^ 『北日本新聞』1972年9月3日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『京都新聞』1972年9月各日テレビ欄
- ^ a b 『島根新聞』1972年9月各日テレビ欄
- ^ a b 『山陽新聞』1972年9月各日テレビ欄
- ^ 『徳島新聞』1972年9月各日テレビ欄
- ^ a b 『愛媛新聞』1972年9月各日テレビ欄
- ^ 『高知新聞』1972年9月各日テレビ欄
- ^ a b c 『熊本日日新聞』1972年9月各日テレビ欄
- ^ a b 『宮崎日日新聞』1972年9月各日テレビ欄
- ^ 『沖縄タイムス』1972年9月各日テレビ欄
外部リンク
[編集]TBS系列 日曜 19:30 - 20:00 【不二家の時間】 |
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
アニメドキュメント ミュンヘンへの道
(1972年4月23日 - 8月20日) |
モンシェリCoCo
(1972年8月27日 - 11月26日) |
新諸国物語 笛吹童子
(1972年12月3日 - 1973年6月3日) |