コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ヤニ・ステファノヴィック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヤニ・ステファノヴィック
Jani Stefanović
生誕 (1979-05-23) 1979年5月23日(45歳)
 スウェーデン
イェーテボリ・ブーヒュース県
イェーテボリ[1]
出身地  フィンランド
ウーシマー州 ヘルシンキ[1]
ジャンル メロディックデスメタル
デスラッシュ
デスメタル
パワーメタル
プログレッシブ・メタル
メタルコア
スラッシュメタル
ブラックメタル
職業 ギタリスト
ドラマー
キーボーディスト
ベーシスト
ボーカリスト
音楽プロデューサー
レコーディング・エンジニア
作曲家
グラフィックデザイナー
担当楽器 ギター
ドラムセット
キーボード
ベース
共同作業者 ソリューション .45
ミザレーション
ディヴァインファイア英語版
エッセンス・オブ・ソロウ
メヒダ英語版
フュー・アゲインスト・メニースウェーデン語版
ウィークニング
ルナセント
アム・アイ・ブラッド英語版
クリムゾン・ムーンライト英語版
シンズ・オブ・オミッション
ヒラステリオン
ザカイア
公式サイト Official MySpace
著名使用楽器
Ibanez UV 777
Ibanez RG 7620
Ibanez 7620

ヤニ・ステファノヴィック(Jani Stefanović、1979年5月23日 - )は、スウェーデン/フィンランドヘヴィメタルミュージシャングラフィックデザイナー。出生地や、かつての活動の中心はスウェーデン・イェーテボリであるが[1][2]、少年期から青年期にかけて、約8年間、隣国フィンランドのヘルシンキに在住しており、ヤニは「フィンランドは自分のすべての始まりの地である。」と述べている[1]。また、2020年現在はフィンランドを活動の拠点としている[3]。スウェーデンでの居住暦や活動歴も長いが、媒体によってはフィンランド人ともされており[4]、正確な国籍は不明。

スウェーデンなどのヨーロッパのヘヴィメタルシーンでは、バンドの掛け持ちは普通に行われているが、ヤニのような数の掛け持ちを行っているミュージシャンは稀である。同様のミュージシャンとして、ヤニと複数のバンドで活動を共にするクリスチャン・アルヴェスタムも多くのバンドを掛け持ちしている。

略歴

[編集]

1979年に、スウェーデン第二の都市、イェーテボリで生まれる[1]1993年頃にフィンランド首都ヘルシンキに引っ越す[1]。また、この引越しの時期に、音楽に目覚め、音楽が人生で大きなパートを占めるようになる[1][5]ギタードラムスを学び始める[1]。初めは、自身をドラマーだと考えており、ドラムスをメインにしていた[1]。その後、2001年スウェーデンに戻っている[1]。スウェーデンに戻ってから、メインの楽器をギターに変更し、ギタリストをメインに活動するようになった[1]

その後、音楽家として本格的に活動するようになる。スウェーデンに戻ってから、ストックホルムメロディックデスメタルバンドシンズ・オブ・オミッションにドラマーとして加入。しかし、それから間もなく同バンドは解散。音源に参加することはなかった。

また、ヨンショーピングスラッシュメタルバンド、クリムゾン・ムーンライト英語版にギタリストとして加入。1枚のアルバムに参加しているが、短期間で脱退[1]。ヤニは、「とても短かったが、楽しい時間だった。」と述べている[1]

2003年に、イーロ・テルツネンと共に、ヘルシンキでメロディックデスメタルバンド、ルナセントを結成。ドラマーとして参加した[6]。ルナセントは、2005年に1stアルバム『Through Darkness』をリリースしデビューしたが、ボーカリストのバリー・ホールダンが脱退。ヤニが、ボーカルを兼任するようになった[6]。しかし、ヤニはスウェーデン在住で、ルナセントの活動の中心がフィンランドであったので、活動を継続することが難しく、2006年頃に脱退した[2]

2004年には、パワーメタルバンド、ディヴァインファイア英語版を結成。同バンドでは、主にベースを除く、全楽器を担当している[7]。また、時期によってはボーカルやベースも担当している[7]。一時、解散したものの、その後再結成。現在でも活動し、5枚のアルバムをリリースしている。

2005年春に、パワーメタルソロプロジェクト、エッセンス・オブ・ソロウを立ち上げる[8]。その後、同プロジェクトはスリーピース体制に移行。ヤニはギターとドラムスを担当するようになる。また、キーボーディストには元ソナタ・アークティカミッコ・ハルキンが参加している[8]。2007年に1stアルバム『Reflections of the Obscure』をリリース。その後、さらに人数が増え、ヤニはギターを担当するようになる[8]。また、この頃までに、バンドの活動の拠点はフィンランドに移っている[8]。しかし、その後目立った活動はなく、現在の活動状況は不明である。

ルナセント脱退後の2006年、デスメタルソロプロジェクト、ミザレーションを立ち上げる[2]。立ち上げてから間もなく、スカー・シンメトリー等で活動するクリスチャン・アルヴェスタムがボーカリストとして参加[2]。ヤニは、全楽器を担当した[2]。ユニット体制のまま、1stアルバム『Your Demons - Their Angels』をリリースしデビューした。その後、バンド体制に移行し、ヤニはギターを担当している。

ミザレーションを立ち上げた2006年には、フィンランドのパワーメタルバンド、メヒダ英語版にギタリストとして参加。メヒダには、エッセンス・オブ・ソロウにも参加したミッコ・ハルキンや、セリオントーマス・ヴィクストロムも参加している。現在でも同バンドのギタリストとして在籍している。

2007年には、フィンランドのメロディックデスメタルバンド、Hilastherionに参加。1stアルバム『Taken From Darkness』に参加したが、短期間で脱退している[9]

2007年には、ミザレーションの活動で知り合ったクリスチャン・アルヴェスタムとセッションプロジェクト、ソリューション .45を立ち上げる[10]。その後、バンド体制に移行し、2010年に1stアルバム『For Aeons Past』をリリース[10]

2008年には、クリスチャン・アルヴェスタムらと共にフュー・アゲインスト・メニースウェーデン語版を結成。ヤニは、ドラムスを担当している。2009年に1stアルバム『Sot』をリリースした。

近年は、この他にもメロディックデスメタル/メタルコアバンド、ウィークニングにギタリストとして参加している。

2010年には、デスメタル系のバンド全てから脱退したが、その後、2011年に復帰している。

2018年には、新たなソロプロジェクト・ザカイア (Zhakiah)を立ち上げ、2020年にデビューアルバム『Where the Light Will Thread』をリリースしデビューした。

時期は不明であるが、スラッシュメタルバンド、アム・アイ・ブラッド英語版にも参加していた。

ミュージシャンとしてだけでなく、音楽プロデューサーレコーディング・エンジニアグラフィックデザイナー[11]としても活動している。

参加バンド

[編集]

現在の参加バンド

[編集]

過去の参加バンド

[編集]

ディスコグラフィ

[編集]

ディヴァインファイア

[編集]
アルバム
  • 2004年 Glory Thy Name
  • 2005年 Hero
  • 2006年 Into a New Dimension
  • 2008年 Farewell
  • 2011年 Eye of the Storm

エッセンス・オブ・ソロウ

[編集]
アルバム
  • 2007年 Reflections of the Obscure

メヒダ

[編集]
アルバム
  • 2007年 Blood & Water
  • 2009年 The Eminent Storm

ミザレーション

[編集]
アルバム
  • 2007年 Your Demons - Their Angels
  • 2009年 The Mirroring Shadow
  • 2012年 Tragedy Has Spoken

ソリューション .45

[編集]
アルバム
  • 2010年 For Aeons Past
デモ・シングル
  • 2008年 Demo (Demo)
  • 2008年 Demo Teaser (Demo)
  • 2009年 Clandestinity Now (Single)

フュー・アゲインスト・メニー

[編集]
アルバム
  • 2009年 Sot

ウィークニング

[編集]
アルバム
  • 2012年 Chains of Plato
デモ
  • 2010年 Chaos Harmony (Demo)

クリムゾン・ムーンライト

[編集]
アルバム
  • 2004年 Veil of Remembrance

ルナセント

[編集]
アルバム
  • 2005年 Through Darkness
EP
  • 2004年 Demons' Quest (EP)

ヒラステリオン

[編集]
アルバム
  • 2007年 Taken From Darkness

ゲスト参加

[編集]
  • 2006年 Templar - Witch Hunt (EP、ギターでゲスト参加)
  • 2008年 ReinXeed - The Light (ドラムスでゲスト参加)
  • 2010年 Germán Pascual - A New Beginning (ドラムプログラミングなどでゲスト参加)

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m Jani Stefanovic Official MySpace”. 2013年1月2日閲覧。
  2. ^ a b c d e StefanovicJani、ミザレーション「ユア・ディーモンズ,デア・エンジェルズ」『Your Demons - Their Angels』、キングレコード、東京都文京区、2006年。 
  3. ^ Very nice review in Sweden Rock Magazine 8/10.”. Zhakiah Official Facebook (2020年9月30日). 2020年11月14日閲覧。(スウェーデン語)
  4. ^ http://coaradio.ti-da.net/d2011-11-04.html 2013年1月2日閲覧
  5. ^ "Jani Stefanovic", Metal from Finland. 2013年1月2日閲覧
  6. ^ a b http://www.metal-archives.com/bands/Renascent/20057 2013年1月2日閲覧
  7. ^ a b http://www.metal-archives.com/bands/DivineFire/25764 2013年1月2日閲覧
  8. ^ a b c d http://www.metal-archives.com/bands/Essence_of_Sorrow/84420 2013年1月2日閲覧
  9. ^ http://www.metal-archives.com/artists/Jani_Stefanovi%C4%87/14786 2013年1月2日閲覧
  10. ^ a b ソリューション .45「フォー・イーオンズ・パスト」『For Aeons Past』、アヴァロン・レーベル、2010年。MICP-10910。 
  11. ^ https://www.facebook.com/janistefanovicdesigns/info?tab=page_info

外部リンク

[編集]