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ヤン・ヘギュ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヤン・ヘギュ
Haegue Yang
양혜규
生誕 (1971-12-12) 1971年12月12日(53歳)
大韓民国の旗 韓国ソウル
国籍 大韓民国の旗 韓国
出身校 ソウル大学シュテーデル美術大学
著名な実績 彫刻、インスタレーション
公式サイト http://www.heikejung.de
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ヤン・ヘギュ
各種表記
ハングル 양혜규
漢字 梁慧圭
発音: ヤン・ヘギュ
ローマ字 Yang Hyegyu(2000年式
Yang Hyekyu(MR式
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ヤン・ヘギュ韓国語:양혜규、ラテン文字:Haegue Yang、1971年12月12日 - )は、韓国芸術家[1]。主に彫刻インスタレーションの分野で活動している。ソウル大学シュテーデル美術大学(Städelschule)卒。現在、ソウルベルリンにて活動している。

ヤン・ヘギュの作品は様々な市販の商品を斬新な構成要素とし、典型的な用途の外に意味を見出しているものが多い[2]。彼女のインスタレーション作品はしばしば光、香り、音、感触などを用い鑑賞者の認知を再設定させるような多義性を擁している[2][3]。現代芸術分野における貢献が特に豊富で、ルートヴィヒ美術館での単独展「ETA」と共に発表された作品集では、1,400点以上の作品が紹介されている[3]

経歴

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ヤン・ヘギュは1971年に東亜日報記者の父と、元教師で作家の母の間に韓国で生まれた[4]。1994年にソウル大学を彫刻専攻で卒業、1995年にドイツに渡りシュテーデル美術大学(Städelschule)でジョージ・ハロルドに師事。1996年から2年間はニューヨーククーパー・ユニオンへ交換留学[5]。1999年にシュテーデル美術大学卒業。卒業後はソウルベルリンにて制作活動を行なう傍ら、シュテーデル美術大学にて教鞭を執る。

作品

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ヤン・ヘギュは2006年のサンパウロ・ビエンナーレ、2009年のヴェネツィア・ビエンナーレ、2012年のドクメンタなどにも参加し、ウォーカー・アート・センターLeeumなどの美術館でも単独展を開催している。

  • 『Science of Communication - A Study on How to Make Myself Understood』(コミュニケーションの科学――どうしたら相手にわかってもらえるかについての考察、2000年)
  • 『Furnitury Objects-Students’Union Satie』(家具のオブジェ――学生自治会のサティ、2000年)
  • 『Storage Piece』(格納された作品、2004年)
  • 『Sadong 30』(サドン30番地、2006年)
  • 『Series of Vulnerable Arrangements - Blind Room』(脆弱なアレンジメントのシリーズ――ブラインド ルーム、2006年)
  • 『HANDLES』(2019年)
  • 『Coordinates of Speculative Solidarity』(不確かな連帯感の結合、2020年)

脚注

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  1. ^ 集英社 T JAPAN「居場所を持たずに自己を見つめる。孤高の芸術家、ヤン・ヘギュ」[1]
  2. ^ a b Heidi Zuckerman Jacobson, "Chosen Loneliness," in Yang Haegue: Wild Against Gravity, exh. cat. (Oxford, Aspen: Modern Art Oxford and Aspen Art Press, 2011), 7-16.
  3. ^ a b HG Masters, "Haegue Yang: ETA: 1994-2018," ArtAsiaPacific, Issue 109 (Jul/Aug 2018).
  4. ^ Tom McDonough, "Haegue Yang's Amphibological Sculpture," in Haegue Yang: Lingering Nous, exh. cat. (Dijon, Presses du Réel Editions, 2017), 15-19.
  5. ^ Leonie Radine, "About Haegue Yang," in Haegue Yang -/+ ETA, exh. cat. (Cologne: Museum Ludwig, 2018), 378-401.

外部リンク

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